みんなの日常哲学カフェ ~哲学カフェとか読書とか

哲学カフェの記録を中心に、読書記事も書いています

旧:ちくわのぴょんぴょん読書日記

彩ふ読書会 ~京都北山 推し本発表会

私ちくわは関西を中心に開催されている読書会、「彩ふ読書会」に、

今年3月よりサポーターとして参加しています。

 

人気に応え12月より開催が2場開催となり、新しく始まった「京都会場」で、16日が記念すべき第1回となりました(パチパチパチ)。

 

彩ふ読書会の目的は「本が好きな方の居場所作り」です。

「家庭でもない、職場でもない、第三の場所」をコンセプトに、色んな価値観を持った方々が集まり、意見を交換し合うこと、また空間を共有しあうことで新しく生まれる何かを楽しもう、という読書会です。(HPより)

 

iro-doku.com

 

ジャンルは問いません、いい意味で、「何でもアリ」なので、男女問わず、また若い方から年配の方まで、気軽にアットホームな雰囲気で、リピーターさんも多数いらっしゃいます。

 

読書会は午前午後の二部制になっています。

午前は「推し本発表会」、午後は「課題図書検討会」となっています。

 

まずは、今回の会場です。

主宰者「のーさん」は本当に素敵な会場を見つけてくださる!

京都北山の「SAKURA CAFÉ」さんです。

日曜はカフェ営業お休みで、レンタルスペースとしてまるごと貸し切りです!

朝からテンション上がってしまいました!

 

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それではレポートです。

午前の参加者は18名。男性9名、女性9名。

3テーブルに分かれてそれぞれオススメの本を持ち寄り紹介しました。

私が参加したテーブルでは5名で、写真のような本が紹介されました。

 

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①「愛についての感じ」 海猫沢めろん

恋愛についての短編集なのですが、文章がところどころぶっ飛んでいます。文章になってないのもあります!不器用な恋愛の描写がすごくいい、とのこと。これは、とりあえず読んでみないと解らないかな、と思いました!

 

②「孫子

言わずと知れた「孫子の兵法」のヤツです。古代中国の兵法ながら、マネジメント、ビジネス戦術にそのまま使えます!「兵法」ながら、最も優れている戦術が「戦わずに勝つ」ことで、これには目から鱗が落ちるというものです!私もビジネス上、「『戦う』前に『戦わなくていい根回し』をしておく」ことを非常に好むので、とてもよく理解できました!

 

③「高慢と偏見」 ジェーン・オースティン

初参加の女性の方からの推し本です。彼女は「翻訳読書会」に参加されたこともある、なかなかの強者です。そんな彼女の推し本は、私は知らなかったですが有名な本だそうです。タイトルから堅そうな雰囲気ですが、イギリス版「渡る世間」のような、人間関係行き違い系ゴタゴタホームドラマとして、楽しめるそうです。

 

④「労働貴族」 高杉良

とてもタイムリーな「日産自動車」の本を紹介してくださいました。といっても、ゴーン氏ではなく、30年も前に「天皇」と呼ばれていた男の話。彼は労働組合の代表でありながら、その地位を私的に悪用し、社益を削いでいく、暗黒の時代があったという。しがらみのないゴーン氏がやってきて改革され、良かったなあと思っていたら、今回の事件が起こって、日産の将来をとても心配されていました。

 

⑤「哲学カフェのつくりかた」 カフェフィロ 編

私ちくわの紹介本です。この本を手に取るまで、「哲学カフェ」は聞いたこともなかったのですが、読書会のルーツようなものではないか、と思いました!身近だけれど答えのないことについて、老若男女問わず語り合い、みんなの意見をよく聴き、自分も一生けんめい考えしゃべる。「哲学対話」とても楽しそう!自分もやりたい!と思い、この本を紹介させていただきました。自分なりの構想(妄想)も、この日の会話の中で生まれつつあります!

 

他2テーブルの紹介写真はこちら。

 

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好きなジャンルもさまざまな18名が交流し、終了後の雑談もおおいに盛り上がり、

京都1回目にふさわしく、何か新たな時代が始まる予感がしました!!

午後のレポートはまた改めて。