私ちくわは関西を中心に活動している読書会、「彩ふ読書会」に、
昨年5月からサポーターとして活動しています。
3/17(日)は第4回京都開催でした。
午前の部:推し本読書会
午後の部:課題本読書会(宝塚ファンの社会学)
夕方の部:哲学カフェ(カフェフィロさん主催、彩ふ読書会協力開催)
いよいよ夕方の「哲学カフェ」のレポートです。
今回は、私のたっての希望で、読書会で「哲学カフェ」を開催することが実現しました!!(パチパチパチ)
といっても、主催は関西では老舗の「カフェフィロ」さん。
「彩ふ読書会」が「カフェフィロ」さんを SAKURACAFE に「お呼びした」かっこうです。
カフェフィロさんの力なくしては、こんなに来ていただくことはできません。
ありがとうございました!
参加者は20名 男性12名 女性8名(多分)。
「彩ふ読書会」から参加した方は10名。
「哲学カフェ初めて」という方が全体の半分ぐらいだっだでしょうか。
16:00になり、机を大きくセッティングし、お菓子を準備して、全員で囲んでスタート。
まず、進行役の方から、「哲学カフェとは?」のお話。
◆哲学カフェとは?
「ともに考える場」です。
×誰が正しいか 議論で勝ち負けを決める場ではありません。皆で協力して考えを深めていきます。
×ひとつの結論 合意形成や問題解決を求めるものではありません。むしろ少数の異論を拾い上げ、自分の考えとの違いを楽しむものです。
×人それぞれ? 「人それぞれ」で終わるのも良くありません。「なぜそう思うのか」を聞き返すところに、会話が生まれるものです。
そして、4つのアドバイスがありました。
ふだんより、ゆっくり考えよう
普段はじっくり考える時間を許されていないものです。だからこそ、こういう場でじっくり問うてみることは新鮮なのです。
話すよりも、質問する、聞く
普段はどうしても「自分が話す事」に重点を置きがちです。「じっくり聞くことのむずかしさ」を知ることができます。
浮かんだものをとりあえず出してみよう
とりあえず、まとまっていなくても発言し、質問されながら、徐々に自分の考えを言葉にしていけばいいのです。
「わからないこと」にこだわる
普段、全部解らないからといって食い下がるのは、忙しい中でマイナスに取られがち。ついつい無批判に受け入れてしまうことが多いです。
前置きが長くなりましたが、これが「哲学カフェ」の概要です。
◆では、始めましょう!
まず、口火を切ったのは、私。
記念すべきこの場で、一番にしゃべろうって、決めていました!
「おすすめ」で思いつくのは、居酒屋で「おすすめは?」と聞くところ。「選ぶのを助ける」という意味で使う?と軽めに切り出しました。
次の方は、「すすめる」には、すすめる人と、すすめられる人がいて、「すすめる」が成功するということはどういうことだろう?問いを発しました。
それから、次々と意見が出てきます。
・自分がいいと思っている事=「自分を分かってほしい」という自己顕示欲
・自分の価値観を共有すること=「なわばり拡張」の欲望
・アマゾンの「おすすめ」は機械的でやっぱり人がすすめるのとは違う?
・いやいや、普段やっている「おすすめ」もアマゾンの「おすすめ」みたいなことをやってない?
などなど、活発な感じになってきました。
◆ちょっと整理
しばらくして、整理を試みた方がいらっしゃいました。
「すすめる」は、
・「自分がいいと思ったことを『相手に知ってほしい』という承認欲求」
・「『選んでもらう』という相手の問題解決」
・「相手を『変化させたい』という欲望」
の3つぐらいに分かれるかな?と。
色々な方向に飛んでいくので、整理してくれる方がいるとありがたいです。
その後、その枠組みの中で考えてみて、この場合はどうか? いやこれは違うのでは? などと、深めていく時間となりました。
ここで約1時間が経過し、休憩となります。
そしてこのブログも休憩として、続きは明日、
はじめての2部制としたいと思います。すいません。
では、また!