ちくわのぴょんぴょん読書日記 ~読書・読書会・哲学カフェ

読書・読書会・哲学・哲学カフェが好きな人間のブログ

主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

哲学カフェ カフェフィロ (彩ふ読書会協力開催) ~京都北山 「すすめる」前編(19/3/17)

私ちくわは関西を中心に活動している読書会、「彩ふ読書会」に、

昨年5月からサポーターとして活動しています。

 

iro-doku.com

 

3/17(日)は第4回京都開催でした。

午前の部:推し本読書会

午後の部:課題本読書会(宝塚ファンの社会学

夕方の部:哲学カフェ(カフェフィロさん主催、彩ふ読書会協力開催)

 

いよいよ夕方の「哲学カフェ」のレポートです。

 

今回は、私のたっての希望で、読書会で「哲学カフェ」を開催することが実現しました!!(パチパチパチ)

 

といっても、主催は関西では老舗の「カフェフィロ」さん。

 

cafephilo.jp

「彩ふ読書会」が「カフェフィロ」さんを SAKURACAFE に「お呼びした」かっこうです。

 

カフェフィロさんの力なくしては、こんなに来ていただくことはできません。

ありがとうございました!

 

参加者は20名 男性12名 女性8名(多分)。

「彩ふ読書会」から参加した方は10名。

「哲学カフェ初めて」という方が全体の半分ぐらいだっだでしょうか。

 

16:00になり、机を大きくセッティングし、お菓子を準備して、全員で囲んでスタート。

 

まず、進行役の方から、「哲学カフェとは?」のお話。

 

哲学カフェとは?

「ともに考える場」です。

 

×誰が正しいか  議論で勝ち負けを決める場ではありません。皆で協力して考えを深めていきます。

 

 

×ひとつの結論 合意形成や問題解決を求めるものではありません。むしろ少数の異論を拾い上げ、自分の考えとの違いを楽しむものです。

 

×人それぞれ? 「人それぞれ」で終わるのも良くありません。「なぜそう思うのか」を聞き返すところに、会話が生まれるものです。

 

そして、4つのアドバイスがありました。

 

ふだんより、ゆっくり考えよう

普段はじっくり考える時間を許されていないものです。だからこそ、こういう場でじっくり問うてみることは新鮮なのです。

 

話すよりも、質問する、聞く

普段はどうしても「自分が話す事」に重点を置きがちです。「じっくり聞くことのむずかしさ」を知ることができます。

 

浮かんだものをとりあえず出してみよう

とりあえず、まとまっていなくても発言し、質問されながら、徐々に自分の考えを言葉にしていけばいいのです。

 

「わからないこと」にこだわる

普段、全部解らないからといって食い下がるのは、忙しい中でマイナスに取られがち。ついつい無批判に受け入れてしまうことが多いです。

 

前置きが長くなりましたが、これが「哲学カフェ」の概要です。

 

では、始めましょう!

まず、口火を切ったのは、私。

記念すべきこの場で、一番にしゃべろうって、決めていました!

 

「おすすめ」で思いつくのは、居酒屋で「おすすめは?」と聞くところ。「選ぶのを助ける」という意味で使う?と軽めに切り出しました。

 

次の方は、「すすめる」には、すすめる人と、すすめられる人がいて、「すすめる」が成功するということはどういうことだろう?問いを発しました。

 

それから、次々と意見が出てきます。

・自分がいいと思っている事=「自分を分かってほしい」という自己顕示欲

・自分の価値観を共有すること=「なわばり拡張」の欲望

・アマゾンの「おすすめ」は機械的でやっぱり人がすすめるのとは違う?

・いやいや、普段やっている「おすすめ」もアマゾンの「おすすめ」みたいなことをやってない?

などなど、活発な感じになってきました。

 

ちょっと整理

しばらくして、整理を試みた方がいらっしゃいました。

「すすめる」は、

・「自分がいいと思ったことを『相手に知ってほしい』という承認欲求」

・「『選んでもらう』という相手の問題解決」

・「相手を『変化させたい』という欲望」

の3つぐらいに分かれるかな?と。

色々な方向に飛んでいくので、整理してくれる方がいるとありがたいです。

 

その後、その枠組みの中で考えてみて、この場合はどうか? いやこれは違うのでは? などと、深めていく時間となりました。

 

ここで約1時間が経過し、休憩となります。

 

そしてこのブログも休憩として、続きは明日、

はじめての2部制としたいと思います。すいません。

 

では、また!