こんばんわ。ちくわです。
今日は「60万部突破」と帯に書いてあるとおり、ベストセラーのこの本です。
<戦うべきは「アホ」ではなく、「アホ」に振り回される自分自身である>
この本における「アホ」の定義は、
「理不尽で、自分を貶めようとする人」のことです。
同僚や関係者で、自分のことしか考えてないで、邪魔ばかりしたり、足を引っ張ったりしてくる人はいないでしょうか。
いますよね。イライラしますよね。
◆アホと戦うのは人生の無駄
「アホを論破しても、考えを改めないばかりか、ますます足を引っ張る」
→わかります。正しいと思ったことを言っても、相手には、「言いがかりをつけられた」ぐらいに思われているのが関の山です。
「イラ立っている時間がもったいない。その時間で別なことをしたら30分早く帰れる」
→心に刺さります。イライラすると、仕事が手につかなくなります。個人攻撃したくなります。でもその時間は無駄なんです。
◆上手くやる人は戦わない
「無駄な戦いをせず、相手の力を利用して、こちらにメリットがあることを実現してしまう」
「仕事に『敵』という発想はいらない」
→ここまできたら一流です。
◆何故、自分にはそれができないのか?
この本のタイトルは「アホと戦うな」です。
つまり「アホと戦おうとする、自分との戦い」です。
それは、「プライド」です。
「自分が正しいんだ!」ということを相手にわからせたい気持ちです。
でも、相手にわからせたところで、相手が変わるわけではありません。
なぜなら「アホ」だから。
「アホを論破することにメリットは無い」ということをいつも思い出すようにしたいものです。
「その人のいいところを思い浮かべて・・・」なんてなかなかできません。
接触を最小限にすることが一番なのかなあ。
「その相手を利用する」ともなると、さらに自分にはもう少しの「我慢」が必要となるでしょうね。
成功者は「我慢を我慢と思わない」ぐらいの割り切りを持っているのでしょうが。
◆「メタ認知」という考え方
最後に、これを思い出しました。
「メタ認知」とは、「あ、自分は今、とてもイライラしているな」というふうに、自分を一歩引いて客観視できる能力です。
もう一度。
「アホ」に惑わされ、自分を見失う前に、「イライラしている時間がもったいない」と思いなおす。
◆ほんとに最後に。
この著者の文章は、たびたび上から目線で少々鼻につきます。
でも、そんなことにイライラしている暇があったら、サクッといいところだけ吸収しちゃいましょう(笑)
では、また!