<哲学カフェを開催しました!~中編>
こんばんは。ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
新しい事、楽しい事は、何でも試して、失敗して、楽しんで。
昨日、前置きで終了してしまった哲学カフェレポート、いよいよスタートです。
◆取っ掛かりは、いつも頼りになる「ひじきさん」
「読書は何かを得るための手段か?それとも、そのものを楽しむのか?」という、実に取っ掛かりにふさわしい問いかけからスタートします。
その後、ひじきさんに無理やり書記を頼むことになります。
彼にホワイトボードを探してきてもらい、
↓ソファーに試しに立ててみたり
↓窓際に立てかけてみたり。
ほんとにありがとうございました。
助かりました。
◆自分にとって読書は?
話しの基準を与えていただいたことで、皆さん話し始めてくださいました。
・読書は物語の中に込められている著者のメッセージを見つけ、自分が持っている価値観と突き合わせ、自分を分析するもの。
・読書は視野を広げてくれる「探検」。自分の常識の範囲を押し広げてくれる。他人の考えを積極的に得るためには、読書が最も手っ取り早い。
→この辺は、自分を見つめ直し、成長する手段として捉えられるのでしょうか。でも、この時点で既に「手段」か「目的」かという二項では語れない気がしました。
そこをいい意味で破っていきます。
◆若かりし頃、読書は「逃避」であった。
という発言がありました。そこから一気に広がりはじめます。
「逃避」というのはややもするとマイナスのイメージがありますよね。
でも、それを肯定的に捉えた、他の方々の意見によって、意味付けが膨らんでいきます。
・読書するとき、もれなく「別世界」に入りこむことが出来る。嫌なことがあっても、することがない暇なときがあっても、本さえあればその心配はいらない。没頭できるから。
・人生は辛い事がとても多い。でも読書を通して、同じかもっと辛い境遇の人が困難を乗り越えるさまに触れ、勇気をもらった。
・小説の主人公は、堕落していたり、変わっていたりと、しばしば「マイノリティ」である。自分も「マイノリティ」なのかな、と気にした頃があったが、そんな存在を受け入れてくれる物語達に触れ、自分という存在を肯定できる契機を与えられた。
・若い時は今ほど、視野が広くなく逃げ場がない時、辛い日もあった。でも「周囲のせいにするのではなく、自分を変えていく事でしか未来は開けない」ことを学んだ。
→「自己との対峙」「探検」と始まり、「逃避」から「別世界」「没頭」「救い」「勇気」。
「読書」を問い直したとき、色んなキーワードが出てきます。
誰かの考えに、新しい考えを重ねていく。哲学カフェが楽しいのは、こういう事なんだと思います。
それから、いよいよ、哲学カフェは後半に入ります。
さらに深く問いは続きます。
予想しない面白い方向にもいきます!
続きは③後編にて、明日書きます。
では、また!