<すべての仕事は、必ずやり直しになる>
こんばんは。ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
新しい事、楽しい事は、何でも試して、失敗して、楽しんで。
今日は、ビジネス書の王道、時間の本です。
<内容紹介 amazonより>
本書の著者、中島聡氏は、
みなさんが今使っているパソコンの
「ドラッグ&ドロップ」や「ダブルクリック」などを現在の形にしたことで知られる
元マイクロソフトの伝説のプログラマーです。
過労死が続出するほど多忙を極め、納期遅れが蔓延するプログラマーの世界で、
中島氏は「一度も納期に遅れたことがない男」として活躍。
「期限までの日数の2割で、仕事の8割を終えて後は流す」
その驚異の仕事術は、
「小学4年生から、夏休みの宿題は7月中に終わらせて、 あとは好きなことをしていた」というところからスタートしたのです。
・午前中だけで1日の仕事をほぼ終えられる
・半年以上の長期プロジェクトを最も効率的に進められる
・締め切りギリギリになって「終わりません」と言わずにすむ
・メールを返信すべき本当の時間がわかる
・徹夜ナシ、残業ナシで、能力の高い人に勝てる
こんな一生ものの仕事術を、ぜひ身につけてみませんか?
ーあなたの人生を、楽しい仕事でいっぱいにするために。
本書は、そんな本質的なメッセージに裏打ちされた
あなたの仕事をよりクリエイティブにするための「スピード術」なのです。
◆「すべての仕事は、必ずやり直しになる」
プログラマーは、顧客からの注文を受けソフトを作ります。
注文のイメージを受け、まず試作品をつくります。
その後、顧客と何度もやり取りし、望むように少しずつ修正を積み重ね、
やっと発売した後も、頻繁にアップデートを繰り返すのです。
スピードの速いこの世界では、「最初から完璧に作って出す」より、「作りかけでもいいから出して、修正していく」ことのほうがよほど効率がいいのです。
むしろ「最初から完璧に作る」ことなど不可能です。
まとめると、
①「ラフな試作品をいち早く作って見せる」
②「顧客の要望を聞き、形にする」
③「世に出してみて、フィードバックを受けながら修正し、良いものにしていく」
というステップです。
これ、私達の普通の仕事にも当てはまりますよね。
①企画書・提案書を作成する
②社内関係者・顧客と商談し、実行プロセスに乗せる
③結果を踏まえ、次に向けて修正する
仕事の遅い人は、①に時間が掛かっていると筆者はいいます。
急いで、ケアレスミスがあってはいけませんが、
資料の体裁や、必要以上に多くの事前準備に時間をかけているぐらいなら、たたき台をさっさと出して、検討してから直したほうが結果として速く進みます。
何度も言いますが、
「全ての仕事は、必ずやり直しになる」
を肝に銘じておくことが、仕事時間を短縮する鍵なのです。
迷ったら、とりあえず出す。
◆パレートの法則(8:2の法則)を常に意識する
ビジネスだけでなく、日常生活のほとんどに8:2の法則は当てはまります。
・売上の8割は2割の顧客(製品・社員・・etc)が産み出している
・2割の労力で成果の8割は出せる。残りの2割の成果のためには、8割(最初の4倍)の労力が必要。
筆者は、「最初の2割の時間で、8割終わらせる」ことを常に目指しています。
納期までに10日あれば、2日で8割完成させ、あと時間は修正や休憩に充てるということです。
逆ではいけないのです。
締め切り前に追い込みでやると、誰かにやってもらわないといけないことが発覚したり、予想以上に難しかったり、予期せぬことがだいたい起こります。
そうなると、身動きが取れなくなります。
もっといえば、1日のうち、朝の「2」時間に全力集中し、重要度の高い「8」の仕事をにめどをつけるのです。
筆者いわく早朝は「20倍界王拳」の時間だそうです。
その間は、ひとりきりで集中し、マルチタスクは絶対しません。
◆「やりたいことをやるために、やりたくないことは全力で時短する」
仕事には、「やりたくないこと」がたくさんあります。仕方がありません。
だからこそ、「やりたい仕事」「家に帰ってからやりたいこと」のために、知恵を働かせて全力で時短するのです。
◆何から、やってみよう
私、ご多分に漏れず、夏休みの宿題は、7月中にやったためしがありません。
早起きもできてないです。
まずは、「朝集中」でしょうかね。朝の2時間は、1人席で超集中。
同時並行で「攻めのスケジューリング」でしょうか。すぐ疲れそうだなあ。
でも頑張ろう!
では、また!