主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

哲学カフェ カフェフィロ (彩ふ読書会協力開催) ~大阪堂島 「わかる」前編

私ちくわは関西を中心に活動している読書会、「彩ふ読書会」に、

昨年5月からサポーターとして活動しています。

 

iro-doku.com

 

6/2(日)は大阪開催でした。

午前の部:推し本読書会

午後の部:課題本読書会(思い出トランプ)

夕方の部:哲学カフェ(カフェフィロさん主催、彩ふ読書会協力開催)

 

私は午前の部と午後の部には参加できませんでしたので、夕方の哲学カフェのレポートをさせていただきます。

 

「彩ふ読書会」の中での哲学カフェなんですが、

今年3月の京都北山「SAKURA CAFE」に続いて、カフェフィロさんに来ていただき開催できることになりました。

 

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場所は大阪堂島の「オックスフォードクラブ」。

英国喫茶「ロンドンティールーム」併設の貸しスペースで、なかなかの高級感に溢れていますので、哲学カフェもなんだか高尚なムードになりそうな予感です!

 

 主催は関西では老舗の「カフェフィロ」さん。

cafephilo.jp

 

参加者は18名(多分)。男性10名。女性7名。+進行役。

年代は20代ぐらいから、50代ぐらいまで、幅はありましたが、比較的20~30代の若者が多かったのかなと思います。 

「彩ふ読書会」から参加した方は半数ほどでした。

 

前回もでしたが、カフェフィロさんの力なくしては、哲学カフェでこんなに来ていただくことはできないと思います。どうもありがとうございました。

「哲学カフェ初めて」という方は6~7名ぐらいだっだでしょうか。

 

机をセッティングし、飲み物とお菓子を準備、テーブルを全員で囲んでスタートです。

  

 

◆哲学カフェとは?

まず、進行役の方から、「哲学カフェとは?」について説明があります。

 

「ともに考える場」です。

ひとつの身近なテーマについて、輪になって話し合う場です。 

 

×誰が正しいか  議論で勝ち負けを決める場ではありません。皆で協力して考えを深めていきます。

 

×ひとつの結論 合意形成や問題解決を求めるものではありません。むしろ少数の異論を拾い上げ、自分の考えとの違いを楽しむものです。

 

×人それぞれ? 「人それぞれ」で終わるのも良くありません。「なぜそう思うのか」を聞き返すところに、会話が生まれるものです。

 

そして、4つのアドバイスがありました。

 

①いつもより、ゆっくり話す

普段はじっくり考える時間を許されていないものです。だからこそ、こういう場で意識的にゆっくり話してみることは新鮮なのです。

 

②「話すよりも、聞く、質問する

普段はどうしても「自分が話す事」に重点を置きがちです。「じっくり聞くことのむずかしさ」を知ることができます。

 

③「わからないこと」にこだわる

普段、解らないからといってしつこく聞くことは、むしろマイナスに取られがち。ついつい無批判に受け入れてしまうことが多いです。

でも哲学カフェはこだわって、問いを続けることができる場です。

 

④「いま」「ここ」で考えよう

事前にテーマが決められていて、それぞれ用意してきた考えを述べ合うだけではなく、この場で、考えながら対話を重ねることを楽しみましょう。

 

前置きが長くなりましたが、これが「哲学カフェ」の概要です。

 

◆今回のテーマ「『わかる』って何?」

私も向かう電車の中で「わかる」について、どういう話題の展開になるんだろう~、何かエピソードはないかな~、などと考えていましたが、「わかる」って、比較的抽象度が高いみたいで、なかなか具体的に落としてくるのは難しいな~というのが第一印象でしたね。

 

なのであまり考えずに、前半はじっくり聞いて、何か浮かんだらしゃべってみよう、といった感じで臨みました。

 

口火を切っていただいたのは、

・「わからない」には耐えられますか?

という問いでした。

 

「わかる」を考えるにあたって、「わからない」を意識してみる。

そこから今日の哲学カフェはスタートです。

 

そこから、

・自分だけ「わからない」は、ストレス。

・「わからない」は、生きるうえで不安なこと。

・自分がバカだと思われるのが嫌だから、「わかったふり」をする。

 

といった、「なぜ『わからない』のが嫌なのか?」が少しずつほぐれてきます。

 

いっぽう、

・「わからない」ことは「あまり気にしない」。自分は「わかっていること」に寄って行く。

・「わからない」を意識するのは、「わかること」を増やそうとするきっかけなので、良いこと。

・「わかる」が増えると、それに伴って「責任」を負うことになるので、敢えて「わかる」を増やさなくていい。

 

という「わからない」は必ずしもネガティブなことではない、という意見もありました。

 

◆「わかる」と「できる」

最初に申し上げたように、「わかる」は抽象度の高い言葉だと思います。

対話の中で、類似した言葉が数多く出てきました。

挙げてみると、「知っている」「理解する」「共感する」「できる」、、。

 

私は、

・「知っている」~「分かっている(理解)」~「できる」という段階があるのでは?

 

という話題を振ってみました。

 

・「分かる」と「できる」は違う

 

というのは、教育や社会でもよく言われますよね。知識や情報が増えると、できるに近づきます。行動しやすくなります。

 

・「わかる」が進むと「できる」になるのか?

 

こんな意見もありました。「重要性をわかっていても行動しない」ということはよくあります。行動には「決断」など別の要素も関係しているので分けて考えた方がいい。

 

という意見もありました。

 

哲学カフェは、誰かが枠組みを作る試みをすると、その後の発言が、その枠組みに囚われがちになってしまいます。

 

それを、切り口を変えた別の意見で破ってくる、これも面白いところです。

 

◆「知っている」と「わかる」の違いと、後半戦は日を改めて

今回は、2時間のうち、最後30分に進行役の方が別の試みを用意していただいていたため、対話の本筋は約90分でした。ここまでで半分を過ぎたところでしょうか。

 

続きは日を改めてお送りします。

 

では、また!