<もはやSF小説ではない、現実なのだ>
こんばんは。ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
新しい事、楽しい事は、何でも試して、失敗して、楽しんで。
最近、SF小説を読んでいたので、このようなサイエンス本に出会うと、読まずにはいられません。
<内容紹介 amazonより>
■■■元IBM開発リーダーが緊急提言! ! ■■■
「スーツケースひとつで世界は滅亡する」
そのサイズはナノメートル(10億分の1メートル)――最先端ナノテクノロジー×人工知能(AI)の進化が可能にしたのは、わずか10日で世界を滅亡させる超極小(ナノ)兵器だった! 目に見えない殺人用超小型ロボットが解き放たれる、ナノテクノロジーを利用した兵器がもたらす未曾有の戦争とは。
◆「ナノ兵器とは?」
1000ナノグラムのボツリヌス菌H型を搭載した、500億体の蚊型の超小型ロボットが世界中に放たれた状況を想像すれば、ナノ兵器は人類滅亡をもたらす脅威となり得ることは容易に理解できる。
本書には、色々なもの携帯のナノ兵器が紹介されていますが、印象に残った幾つかを紹介します。
◆今後のドローンは「虫」
ドローンがどんどん小さくなっていき、「蚊」程度の大きさになります。
セキュリティの厳しいビルだって、入ってしまうでしょう。
小さいのでなかなか見つけにくく、退治できません。
退治されることを前提に、大量に放たれるでしょう。
そして、この虫が、「毒」を持っているとしたら。
大量殺りく兵器の出来上がりです。
ん?これはどこかで読んだことがありますね。
そう、「プレイ」です。
ターゲットを特定すれば、正確に追尾し、絶対に逃げることが出来ません。
怖いですね(寒)。
◆「ナノボット」×「水」
「水」を使うという手もあります。
水源地あるいは水道にナノボット(超小型ロボット)を仕込めば、それを飲んだ人間に侵入することができます。
そして、人間の体内で悪さをさせることができるのです。
◆医療用ナノボット×「ハッキング」
これは先ほどまでの例とは異なり、今後医療目的に使われるであろうナノボットの話です。
例えば、血管をナノボット(超小型ロボット)が行き来し、病気を治療したり、体内をモニタリング出来たりする技術です。
現在でも血管の中を通して、腫瘍を治療する方法があります。
それがもっと小さくなって、遠隔操作でそれを動かすのです。
そう遠くない将来、実用化されるでしょう。
それを、悪意の第三者が動かして、人体に悪さをさせる可能性はあるでしょう。
そう、先端医療技術の切り札は、人類に究極的な危機を及ぼすかもしれないとてつもない諸刃の剣でもあるのです(怖)。
まさに、これです。
◆ロボット工学三原則
ちょうど先日の「彩ふ読書会」7月推し本読書会において、SFの話題になりまして、この「ロボット工学三原則」を持ち出した方がいらっしゃいました。
すべての開発者が理性的であれば、危機は起こらないかもしれません。
しかしながら、ひとたびならず者の手に渡った途端、唐突に人類滅亡が訪れることになるでしょう。
たとえ、ならず者の手に渡らなかったとしても、自己増殖をする可能性がありますので、暴走することもあるでしょうね。
◆どうすればいいの?
2050年頃には、AIが人類を滅ぼす「シンギュラリティ」と並んで、こちらの「ナノ兵器」も人類滅亡可能性の筆頭にあげられているそうです。
それに対して、私ができること。
無いでしょうね~~。
せめて、現在の平和を有難いと受け止め、一日一日を大切に生きることぐらいでしょうか?
では、また!