<他者の満足は想像するしかない>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
新しい事、楽しい事は、何でも試して、失敗して、楽しんで。
今日は昨日に引き続き、オンライン哲学カフェ「幸福と自己満足」の続きを書いていきたいと思います。
昨日の模様はこちら。
◆どこまでいっても自己の満足?
自己満足と幸福の違いについてひと段落着き、中盤に差し掛かってきて、話題が変化してきました。
「自己満足」にネガティブな側面があるとすると、その反対を考えてみた時、「他人の満足」を満たせばよいのか、ということになります。
凝った資料の例でも挙げましたが、自分の満足だけでなく、周囲の満足も叶えることがより良い、もっというとそれが社会全体をよくするのであればもっと良い、ということです。
しかしここで、「他人の満足」ということを問う意見が出ます。
確かに、満足は自分でするものです。
他人が満足しているかは他人であるその人が感じるものであり、決して自分が感じるものではないからです。
他人の満足は自分で想像するしかありません。
で、ここで間違った想像をしてしまうと、やはり「自己満足」になってしまいますね。
なので、自己満足から抜け出すために大切なのは「他者の満足を想像する力」ということがわかります。
違っているかもしれない、むしろ違って当たり前ぐらいの気持ちで、それでも考える、そういう姿勢で前進していくしかできない、という意見が印象的でした。
◆あなたにとって、幸福とは?
休憩をはさんで、約1時間半、自己満足と幸福について対話を続けましたが、幸福や、幸福と満足の違いについてはあまり語られる時間がなく、もうちょっとこの辺も掘ってみたかったのですが、時間もあまりありませんでしたので、最後に「あなたにとって、幸福とは?」という問いを検討してみることになりました。
現在、新型コロナウィルス流行の影響下でなかなか不自由を強いられており決して「満足」とまではいかないけれど、ほとんどの参加者が「幸福である」という回答であったことには少々驚きでした。
私にとっては、このブログでも紹介しているように、このような状況であるからこそ、日々無事に生きられているという、当たり前のことに感謝し幸福を感じているわけです。
「幸福になりたいと思っている人は、決して幸福にはなれない」という言葉があるように、つまり幸福というのは、どこまでいっても自分の解釈であるということなので、幸福になるためには、「自分が幸福だと思うようにすること」しかないのですね。
◆終わりです。
と、いうわけで、2時間近くの対話を続けていくことができましたが、最後は、お互いの近況報告も兼ねて雑談しましたが、約2か月間読書会が開催されていないので、交流が出来た(おしゃべりした)という意味でも、非常に楽しい回となりました。
Zoomを使っての哲学カフェの課題としては、
・最初に参加する時、上手く入れない人がいる(ことがある)
・通信環境の悪い人がいると、話しが聞き取りにくいことがまれにある
・現状「彩ふ読書会」コミュニティメンバー限定としておりますが、顔を合わせないので、初参加の方が多数入るとどうなるのか
などがありますが、2回のテストではおおむねうまくいっており、徐々にできることを増やしていきたいと思っております。経験を積むしかないということで。
次回のテーマは「良い嘘/悪い嘘」に内定しました。
ということで、今回のオンライン哲学カフェのレポートを終わりにしたいと思います。
では、また!