ちくわのぴょんぴょん読書日記 ~読書・読書会・哲学カフェ

読書・読書会・哲学・哲学カフェが好きな人間のブログ

主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

オンライン哲学カフェ第5回「ルールと自由」①

<○○してはいけない、○○しなければならない>

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

新しい事、楽しい事は、何でも試して、失敗して、楽しんで。

 

私が参加している「彩ふ読書会」において、参加メンバーで作るグループ活動として開催しています、「オンライン哲学カフェ」。

着々と回を重ね、今回が5回目となります。

  

第4回「『自分』って何?」の模様はこちら。 

chikuwamonaka.hatenablog.com

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◆今回も「Zoom」を使いました

今回も前回同様、「Zoom」を使用。

「Zoom」とはオンライン会議アプリで、「skype」をイメージしていただくと大体そんな感じで、とても使いやすいテレビ会議アプリです。

 

主催が会議を「○○日の●時~●時」とスケジュール設定すると、「会議ID」が発行され、参加者はPCのZoomホームページやスマホアプリから、その「会議ID」を入力するだけで、アカウントを作る必要も無く、簡単に参加できます。

音質もクリアでノイズやハウリングもほとんどなく、良いですよ。

 

◆この日のテーマは「ルールと自由」

この日の参加者は10名。時間は2時間です。

 

オンラインにおいても、実際の哲学カフェのように、進行役を決め、1人ずつしゃべる方式にしています。

しかしながら一部の人しか画像を映していないため、挙手が見えないので、発言したい人は「ハイ○○です。」と言い、進行役が指名するという感じにしています。

(画面を見ていると誰がしゃべったか大体わかるんです)

 

今回進行役も部長のひじきさんにお願いし、私は書記を務めさせていただきました。

 

この日のテーマも、開始前にメンバーから提案のあったもので、こちらです。

 「ルールと自由」

 

これから書くことのほとんどは参加者でてきたから発言ですが、少し私の感想を交えてその模様を書いていきたいと思います。

 

◆ルールは誰のためにあるのか?

この日は、世間を騒がせている「SNSでの誹謗中傷」から話題が始まりました。

SNSでは自由(好き勝手)に発言できることで、時に誰かを傷つけてしまいます。

ルールが整っていないネットの世界では良く起こってしまいます。

 

ルールというものは、そういう「悪いことをしない決め事」ということになります。

 

では、「悪い」ってどういうことでしょう。「悪い」というからには、何かにとって「悪い」ということになります。

 

「社会」でしょうか。おそらくそう言えなくはないですが、では「社会」って何でしょう。

「社会」とは平たく言えば「グループ」です。人の集まりです。「社会」は「国」や「学校」「家族」「クラブ」「会社」、、などと置き換えることが出来ます。

 

では「グループにとって悪い」とは、どういうことでしょうか。

廊下を走ったら、突然出てきた誰かにぶつかってケガをするかもしれません。

人のモノを盗んだら、まじめに働く気がなくなってしまいます。

 

結局のところ、「悪く」なるのは、そのグループに属している人、ひとりひとりということになるでしょう。

 

だから、ルールというのは、いったんこう言いかえることが出来ます。

↓↓

自分の属するグループにとって、ひとりひとりが安心して生活できるよう、してはいけないことの決め事。

 

では、どうして、「○○してはいけない」と決めなければならないのでしょう。

それは、「ほうっておいたら、してしまう人がいるから」で、どうしてしてしまうかといえば、それは欲望にもとづいたことが多いからではないでしょうか。

 

例えば、人の物を盗ってはいけない、とか、痴漢をしてはいけないとか、は法律であるのに、「道路をなめてはいけない」とか「耳を外してはいけない」いうルールはありません。だれもそれをしたいと思う人がいないからです。

 

◆○○しなければならない

ルールはたいがい、「○○をしてはいけない」となっていますが、いっぽうで「○○しなければならない」というのもあります。

「義務」とも言いますが、これは、どうでしょう。

 

納税、労働、兵役、、といった法律的なものから、お年寄り子どもを優先する、困っている人がいたら助ける、、といった道徳的なものから、はたまた歯磨きをする、良く寝るなど、健康管理まで、世の中にはたくさんの「○○しなければならない」があります。

 

先ほどの「してはいけない」とは逆で、こちらのルールは「これをやるとグループのひとりひとりにとって良い」ということになるでしょう。

 

どう「良い」のか?といえば、しないときよりも、便利で豊かな暮らしができる。

「ルールは効率をよくする」

という意見もありましたが、そんなことばがしっくりきますね。

 

では、やはり「○○しなければいけない」は、どうしてそう決めなきゃいけないのでしょう。

それは、「放っておくと、しないから」ということでしょうか。

義務には、面倒なことや、疲れることが多いです。

ただそんな面倒なことを皆で少しずつやることによって、多くの人が豊かに暮らすことができますよね。

 

◆ルールは破ってもいい「自由」もある?

これまで「ルールは守るもの」という前提で話が進みましたが、その前提を一旦崩し、「ルールは破ってもいい」という話題に入っていきます。

 

まだまだ序盤戦、 

長くなってきましたので、続きは日を改めて。

 

では、また!

 

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