<○○してはいけない、○○しなければならない>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
新しい事、楽しい事は、何でも試して、失敗して、楽しんで。
私が参加している「彩ふ読書会」において、参加メンバーで作るグループ活動として開催しています、「オンライン哲学カフェ」。
着々と回を重ね、今回が5回目となります。
第4回「『自分』って何?」の模様はこちら。
◆今回も「Zoom」を使いました
今回も前回同様、「Zoom」を使用。
「Zoom」とはオンライン会議アプリで、「skype」をイメージしていただくと大体そんな感じで、とても使いやすいテレビ会議アプリです。
主催が会議を「○○日の●時~●時」とスケジュール設定すると、「会議ID」が発行され、参加者はPCのZoomホームページやスマホアプリから、その「会議ID」を入力するだけで、アカウントを作る必要も無く、簡単に参加できます。
音質もクリアでノイズやハウリングもほとんどなく、良いですよ。
◆この日のテーマは「ルールと自由」
この日の参加者は10名。時間は2時間です。
オンラインにおいても、実際の哲学カフェのように、進行役を決め、1人ずつしゃべる方式にしています。
しかしながら一部の人しか画像を映していないため、挙手が見えないので、発言したい人は「ハイ○○です。」と言い、進行役が指名するという感じにしています。
(画面を見ていると誰がしゃべったか大体わかるんです)
今回進行役も部長のひじきさんにお願いし、私は書記を務めさせていただきました。
この日のテーマも、開始前にメンバーから提案のあったもので、こちらです。
「ルールと自由」
これから書くことのほとんどは参加者でてきたから発言ですが、少し私の感想を交えてその模様を書いていきたいと思います。
◆ルールは誰のためにあるのか?
この日は、世間を騒がせている「SNSでの誹謗中傷」から話題が始まりました。
SNSでは自由(好き勝手)に発言できることで、時に誰かを傷つけてしまいます。
ルールが整っていないネットの世界では良く起こってしまいます。
ルールというものは、そういう「悪いことをしない決め事」ということになります。
では、「悪い」ってどういうことでしょう。「悪い」というからには、何かにとって「悪い」ということになります。
「社会」でしょうか。おそらくそう言えなくはないですが、では「社会」って何でしょう。
「社会」とは平たく言えば「グループ」です。人の集まりです。「社会」は「国」や「学校」「家族」「クラブ」「会社」、、などと置き換えることが出来ます。
では「グループにとって悪い」とは、どういうことでしょうか。
廊下を走ったら、突然出てきた誰かにぶつかってケガをするかもしれません。
人のモノを盗んだら、まじめに働く気がなくなってしまいます。
結局のところ、「悪く」なるのは、そのグループに属している人、ひとりひとりということになるでしょう。
だから、ルールというのは、いったんこう言いかえることが出来ます。
↓↓
自分の属するグループにとって、ひとりひとりが安心して生活できるよう、してはいけないことの決め事。
では、どうして、「○○してはいけない」と決めなければならないのでしょう。
それは、「ほうっておいたら、してしまう人がいるから」で、どうしてしてしまうかといえば、それは欲望にもとづいたことが多いからではないでしょうか。
例えば、人の物を盗ってはいけない、とか、痴漢をしてはいけないとか、は法律であるのに、「道路をなめてはいけない」とか「耳を外してはいけない」いうルールはありません。だれもそれをしたいと思う人がいないからです。
◆○○しなければならない
ルールはたいがい、「○○をしてはいけない」となっていますが、いっぽうで「○○しなければならない」というのもあります。
「義務」とも言いますが、これは、どうでしょう。
納税、労働、兵役、、といった法律的なものから、お年寄り子どもを優先する、困っている人がいたら助ける、、といった道徳的なものから、はたまた歯磨きをする、良く寝るなど、健康管理まで、世の中にはたくさんの「○○しなければならない」があります。
先ほどの「してはいけない」とは逆で、こちらのルールは「これをやるとグループのひとりひとりにとって良い」ということになるでしょう。
どう「良い」のか?といえば、しないときよりも、便利で豊かな暮らしができる。
「ルールは効率をよくする」
という意見もありましたが、そんなことばがしっくりきますね。
では、やはり「○○しなければいけない」は、どうしてそう決めなきゃいけないのでしょう。
それは、「放っておくと、しないから」ということでしょうか。
義務には、面倒なことや、疲れることが多いです。
ただそんな面倒なことを皆で少しずつやることによって、多くの人が豊かに暮らすことができますよね。
◆ルールは破ってもいい「自由」もある?
これまで「ルールは守るもの」という前提で話が進みましたが、その前提を一旦崩し、「ルールは破ってもいい」という話題に入っていきます。
まだまだ序盤戦、
長くなってきましたので、続きは日を改めて。
では、また!