主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

「海賊と呼ばれた男」上・下 百田尚樹(ネタバレ:小)

<『仕事』とは何か?>

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

新しい事、楽しい事は、何でも試して、失敗して、楽しんで。

 

今日は、この本。

海賊とよばれた男 上

 

内容<amazonより>

「歴史経済小説の最高傑作!」(西川善文・元三井住友銀行頭取」、「『宮本武蔵』、『竜馬がゆく』・・・・・・青春歴史小説の新たな”古典”」(末國善己・文芸評論家)--発売以来、激賞の声が止まない、百田尚樹氏の書き下ろし長編。物語は、敗戦の日から始まる。

「ならん、ひとりの馘首もならん!」--異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、戦争でなにもかもを失い残ったのは借金のみ。そのうえ大手石油会社から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも解雇せず、旧海軍の残油浚いなどで糊口をしのぎながら、逞しく再生していく。20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは--出光興産の創業者・出光佐三をモデルにしたノンフィクション・ノベル、『永遠の0』の作者・百田尚樹氏畢生の大作その前編。

この本は、あまりにも有名で説明が不要ですね。「こんな凄い人物が日本にいたのか!」と作者自身が驚き、夢中で調べ、取りつかれたように執筆したといいます。

 

実際読んでみて、「こんな男が本当に?」と思うほど、壮絶な人生が語られています。

実話を基にした「小説」となっていますが、起こった出来事は実話です。その起こった出来事だけでも充分ありえないレベルの物語だからです。

 

戦後の貧しい日本で、石油が無く、ラジオの修理やタンク底さらいで糊口をしのいだ国岡商店でしたが、店員(社員)たちの意気は常に軒昂で、同業者やGHQの役人までも唸らせるといったエピソードがあります。

 

困窮の時代にあってもただひとりの首も切らなかった店主(社長)国岡鐵造の「利他の精神」に感服するばかりです。

 

常に「日本の発展のため、自分ができること」「正義を貫くため、自分ができること」を考え、それに反することを許さない、信念のためには全てをなげうつ覚悟を持つ。

 

つい先日、哲学カフェにて「仕事とは何か?」について考える機会がありましたが、「日銭を稼ぐ手段」だけでは説明できない、ただ使命感に燃えて突き進む店員たちの姿を目の当たりにするにつれ、やっぱり仕事とは「他人の役に立ってこそ」であると感じます。

 

自分の仕事にミッション(使命)はあるか?

自分の仕事を通して、どのように世の中の人々を幸せにできているのか?

一度よーく考えると、今「行きたくないなぁ」なんて言っている仕事に対する取り組み方も変わるかもしれませんね!

 

では、また!