ちくわのぴょんぴょん読書日記 ~読書・読書会・哲学カフェ

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主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

「三体Ⅱ 黒暗森林 上」劉慈欣 (Ⅰのネタバレは有り)

<早く続きが読みたくなる超絶の面白さ>

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

今日は、この本。

三体Ⅱ 黒暗森林(上)

 

内容<amazonより>※これ自体が第1部のネタバレになりますのでご注意

人類に絶望した天体物理学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)が宇宙に向けて発信したメッセージは、三つの太陽を持つ異星文明・三体世界に届いた。新天地を求める三体文明は、千隻を超える侵略艦隊を組織し、地球へと送り出す。太陽系到達は四百数十年後。人類よりはるかに進んだ技術力を持つ三体艦隊との対決という未曾有の危機に直面した人類は、国連惑星防衛理事会(PDC)を設立し、防衛計画の柱となる宇宙軍を創設する。だが、人類のあらゆる活動は三体文明から送り込まれた極微スーパーコンピュータ・智子(ソフォン)に監視されていた! このままでは三体艦隊との“終末決戦"に敗北することは必定。絶望的な状況を打開するため、前代未聞の「面壁計画(ウォールフェイサー・プロジェクト)」が発動。人類の命運は、四人の面壁者に託される。そして、葉文潔から“宇宙社会学の公理"を託された羅輯(ルオ・ジー)の決断とは? 中国で三部作合計2100万部を突破。日本でも第一部だけで13万部を売り上げた超話題作〈三体〉の第二部、ついに刊行!

 

SFファンの間では、かなり話題になっているこの本。

第1作は読書会でも複数回登場し、この中国発・宇宙SFの人気の高さがうかがえます!

 

この「三体」は3部作となっているようで、今年6月に国内発売されたこの「三体Ⅱ 黒暗森林 上・下」が第2部ということになります。

 

 第1部の「三体」は、わけがわからない「三体」っていう3Dシミュレーションゲームの謎を解明していく中で、どうやらある星から地球を狙っている宇宙人がいる!っていうことになる感じの話(ざっくりしすぎ)なのですが、

この「三体Ⅱ」は、紹介文にもあるように、来たるべく宇宙人との決戦に備える段階の物語となります。

上巻では、まだまだ謎が謎を呼ぶ、謎だらけの状態なのですが、それでもとにかく面白い!

主人公も、第1部のナノマテリアル科学者からガラッと変わり、自称宇宙社会学者(すごいかどうかよくわからない頼りない男)という、映画にしたら誰になるだろう、と想像が膨らみますね。

 

そしてこのⅡでは、「冬眠」という、SFならではの時間旅行が頻繁に登場します。

宇宙空間だけではなく、時間も自在に飛び回る、これぞSF(!)の醍醐味が存分に味わえますよ!

 

では、また!