ちくわのぴょんぴょん読書日記 ~読書・読書会・哲学カフェ

読書・読書会・哲学・哲学カフェが好きな人間のブログ

主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

オンライン哲学カフェ第12回「あなたと『お酒』との付き合い方」①

<1人で飲むか、みんなで飲むか>

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

私が参加している「彩ふ読書会」において、参加メンバーで作るグループ活動として開催しています、「オンライン哲学カフェ」。

今回は第12回となります。

  

前回の第11回「哲学的推し本読書会」の模様はこちら。 

chikuwamonaka.hatenablog.com

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◆今回も「Zoom」を使いました

今回も前回同様、「Zoom」を使用。

「Zoom」とはオンライン会議アプリで、「skype」をイメージしていただくと大体そんな感じで、とても使いやすいテレビ会議アプリです。

 

主催が会議を「○○日の●時~●時」とスケジュール設定すると、「会議ID」が発行され、参加者はPCのZoomホームページやスマホアプリから、その「会議ID」を入力するだけで、アカウントを作る必要も無く、簡単に参加できます。

音質もクリアでノイズやハウリングもほとんどなく、良いですよ。

 

◆この日のテーマは「あなたと『お酒』との付き合い方

この日の参加者は10名。時間は2時間です。

 

オンラインにおいても、実際の哲学カフェのように、進行役を決め、1人ずつしゃべる方式にしています。

しかしながら一部の人しか画像を映していないため、挙手が見えないので、発言したい人は「ハイ○○です。」と言い、進行役が指名するという感じにしています。

(画面を見ていると誰がしゃべったか大体わかるんです)

 

今回はいつものごとく、進行役はひじきさん、私はいつもどおり書記を務めさせていただきました。

 

この日のテーマは、開始前にメンバーから提案のあったもので、こちらです。

 「あなたと『お酒』との付き合い方」

 

今回はちょっと、くだけたテーマでおよそ哲学的ではなさそうなのですが、さてどうなったでしょうか?

(結論を先に言うと、おおいに盛り上がりました。)

 

◆あなたは、なぜお酒を飲むのですか?

まずは、こんな問いからのスタートです。

 

先に断っておくと、私は1年365日ほとんど毎晩飲んでいます。

なのでこれはあまり考えない質問でしたね。個人的には一番の理由が「習慣だから」。その次が「おいしいから」「気持ち良くなれるから」となるでしょうか。

 

そして、参加者からちらほらと意見が上がってきます。

そこで面白かったのは、お酒を飲むシーンが2パターンに分かれるということでした。

ひとつが、「一人で飲む」、そしてもうひとつが「一人では飲まないが、友人等と集まった時に飲む」ということです

 

これは、友達がいるかいないかといった問題ではなく、根本的に目的が違っていますよね。

 

◆1人で飲む場合

「主に1人で飲む」という人の話をよく聞いていると、「気持ちが軽くなるから」「仕事であった嫌なことを忘れるため」といった、気持ちへの影響について効果ということになると思います。

 

私にとっても、帰って晩御飯を食べながら飲むという行為は、仕事モードをリセットするのに重要な意味を持っているように思います。

 

嫌なことがあったときに、忘れるために飲む、という意見があった事からしても、お酒を飲むと頭がふわっとして、余分なこと・細かい事を考えなくなるのがいいのだと思います。

 

「嫌なことを忘れる」ということは「思い出さない」ということです。

嫌なことがあると、望んでもいないのに事あるごとにそのシーンを思い出してしまいます。お酒にはそれを抑えるような効果があると思っています。

 

◆集まった時に飲む場合

そして、もう一つのシーンとして、「誰かと一緒に飲む」場合です。

どちらかというと、このパターンの方が多かったように思います。

 

1人で飲んでもあとで気分が悪くなるだけなのでひとりではあまり飲まない。

友だちと合う時や同僚との飲み会の時だけ飲む、と言った感じです。

 

この場合、飲むという行為が目的というよりも、コミュニケーションの手段と言ってもいいと思います。

会って話すため、親睦を深めるためのきっかけという側面が大きいですね。

 

そこに、アルコールが加わることで、普段は言えない事が言えたりして、より関係を深めることが出来る、という意見もありましたが、これはどういうことでしょう。

 

普段は言えない事といえば、会社や上司の愚痴とか、好きな異性に思いを打ち明けるとか、そんなところが代表的ですが、これは普段はこれをあまり言わない方がいいと抑えてしまっていたり、言う勇気がなく言えずにいると言ったことになります。

 

そんな理性とも呼ぶような抑制を緩ませる効果がお酒にはあるのは確かですね。

 

「お酒を飲んで、大きな声で騒いだり、時には泣いたりするするさまがまるで子供のようだ」、という意見が印象的で、人は大人になるにつれ次第に自分を抑えることを覚え、その窮屈さから解放されたい欲望を持っているのだなと感じるのでした。

 

◆続きます。

こんな感じで前半は個人的なお酒とのシーンを思い出しながら、お酒に対する付き合い方が人によってこんなにも違うんだということを、あらためて気づくことになりました。

 

後半は、お酒を飲まない若者が増えてきたよね、とか、お酒がもたらすコミュニケーションについて、もう少し突っ込んではなしたり、やや社会的な話で盛り上がりました。

そのへんの模様は、時間が来たので日を改めて書いていきますね。

 

 

では、また!

 

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