<今回も個性あふれる「哲学的推し本」です>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
私が参加している「彩ふ読書会」において、参加メンバーで作るグループ活動として開催しています、「オンライン哲学カフェ」。
今日は昨日に引き続き第21回「哲学的推し本を語り合う会」の続きを書いていきたいと思います。
昨日の記事はコチラ。
◆この日紹介された本の続き
④「魂の錬金術」エリック・ホッファー
港湾労働者の哲学者という異色の存在のホッファー。
幼少の頃の不幸な出来事もあり、ずっと社会の底辺と呼ばれるところで働き続けた彼が語る言葉とは?
人間とは不完全なもので、その不満から逃れようとエネルギーを燃やすもの。
逆に調和がとれた状態に自分を置き続けると、成長が無くなるんだとのこと。
短い文章(アフォリズム)なので、少しずつ読んでいけそうですね!
⑤「ライオンのおやつ」小川糸
こちらは私ちくわの紹介本となります。
先日の記事にまとめていますので、そちらをご紹介しておきます!
⑥「自由論」ジョン・スチュアートミル
人間にとって、「自由」というのはとても大切な財産です。
でも、何でも自由にしていいかというと、そうではありません。
人に危害を加えてはならないとか、社会の中で生きていくためにはある程度の制限が必要になります。
しかし、そうやってなんでも禁止禁止にしていくと、これまた生きづらくなります。
紹介者の解説を聞いていると、自由の問題自体は難しくてもこの本は読みやすそうなので、トライしてみようかと思いました。
本日もっとも正統派「哲学」と言える本を紹介いただきました!
⑦ブルデューの「ディスタンクシオン」を岸政彦が紹介した「100分で名著」
「趣味や好み、立ち居振る舞いというのは何故人によって違ってくるのか?」
を「ハビトゥス(評価の性向)」や「文化資本(教育など)」という言葉で解説している社会学の本「ディスタンクシオン」の解説本とのことです。
当哲学カフェでもよくテーマとなる「じぶんって何?」という問題にも、通じるところがあり、非常に興味深いものがありますね。
原書はおそらく難しいでしょうか、これなら読めそうですね!
◆終わりです。
というわけで、今回もなかなか個性あふれる「推し本」たちが出てきましたね!
最初私のPCが不調で開始が少し遅れたアクシデントがありましたが、たっぷり2時間語り合うことができました。
そして、最近名物となりつつある「延長戦」。
哲学カフェは2時間で中締めするのですが、終了後1時間ほど、ZOOMを空けたままにしておいて、フリートークの時間を設けています。
今回は推し本の紹介ということもあり、延長戦では各メンバーから追加で良かった本を紹介してもらうことになり、さらに盛り上がったのでした。
今回も楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
では、また!