<AIに指図されたい?>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
私が参加している「彩ふ読書会」において、参加メンバーで作るグループ活動として開催しています、「オンライン哲学カフェ」。
今回は第27回となります。
前回の第26回「自分の生まれは受け入れるしかないのか?」の模様はこちら。
◆「哲学カフェ」とは?
哲学カフェとは、おもに身近なことがらについて、みんなで自由に意見を出し合う対話の場です。
ソクラテスやプラトン哲学がどうのといった話しをしているわけではなく、「『普通』って何?」だとか、「『苦労』は買ってでもしたほうがいいの?」だとか、誰でも身近にありながら、答えがなかったり人それぞれだったり、ふだんあえて時間をかけて考えない話題についてじっくり語り合うという活動です。
◆今回も「Zoom」を使いました
今回も前回同様、「Zoom」を使用。
「Zoom」とはオンライン会議アプリで、「skype」をイメージしていただくと大体そんな感じで、とても使いやすいテレビ会議アプリです。
主催が会議を「○○日の●時~●時」とスケジュール設定すると、「会議ID」が発行され、参加者はPCのZoomホームページやスマホアプリから、その「会議ID」を入力するだけで、アカウントを作る必要も無く、簡単に参加できます。
◆この日のテーマは「AIに何をしてほしいですか?何をしてほしくないですか?」
この日の参加者は8名。時間は2時間です。
オンラインにおいても、実際の哲学カフェのように、進行役を決め、1人ずつしゃべる方式にしています。
しかしながら一部の人しか画像を映していないため、挙手が見えないので、発言したい人は「ハイ○○です。」と言い、進行役が指名するという感じにしています。
(画面を見ていると誰がしゃべったか大体わかるんです)
今回の進行役も、いつも通りひじき部長に務めていただきました。
私は、ZOOMのチャット画面にメモを残していく書記係を担当しました。
この日のテーマも、メンバーの推薦により選ばれた
「AIに何をしてほしいですか?何をしてほしくないですか?」
です。
今回はちょっとSF的なところもあり、生き方を問うてくるような、面白そうなテーマです。
では、実際出てきた意見と感想を簡単に書いていきたいと思います。
◆AIは提案するもの、指図するもの
「自分がやりくないことをAIにやってほしい、自分がやりたいことをAIには邪魔しないでほしい。」
まず出てきたのがこのような意見。
AIに限らず古来より技術を作って、使って、人間は家事などの「面倒なこと、でもやらなくちゃいけないこと」をうまく効率化してきました。
そして、さらにテクノロジーが進み、今の人はさまざまな選択をAIによる提案に期待することになりました。
思い浮かぶのがヘルスケアの分野です。
先日スマートウォッチを家電屋さんで見て、とにかくいろんなことを測定して、目標立てられ、「今日は○○しましょう」、という提案(指示?)を出してきます。
たかが時計に、毎日の活動をあれこれ言われるのはどうなんだろう、と違和感を感じたのを思い出しました。
極端な例として、「飲みすぎ防止アプリ」なんかが登場したとします。3杯目のビールを飲もうとしたとき、アプリのアラームが作動して右手に電流が走りグラスを取れなくする、なんてことがあったとしたらどうでしょう。
ついついやり過ぎて健康を損ねてしまうことを防止するという効果は良いのですが、そこまでAIに体の動きを制御されて大丈夫なのか、という思いが起こってきます。
(まぁ、それを使うのは自分なので、その選択は強制ではないですけれど)
「犯罪行為をしようとすると事前に防ぐ(通報する)のはどうか?」
という意見も出てきました。
こうなってくると、自由な行動っていうのがどこまで制限されるのか?っていう問題にもなってきますね。SF小説にあるディストピアのような。
◆人から言われるより、AIが言ってくる方が受け入れやすい?
こんな面白い問いがありました。
株式の取引なんかは、かなりAIで行われていると聞きます。
いっぽうで、新聞の株価予想は何人かの専門家が色んな意見を言っています。
どちらを信じるかは、まぁ好みの問題かなぁ、って感じなんですが、人が予想するのは上に行くという人も、下に行くという人もいて、結局は自分で決めないといけないのが面倒といえば面倒ですよね。多数派に流れるというのもありますね。
その人の好き嫌いとか、そんなのも関係してきたり。
政治家の提案(呼びかけ)なんかは、どうせ裏でなんか利害がからんでいるのだろう、って思ったりもしますしね。
◆人間拡張のテクノロジーはどこまでアリか?
この問いは自分では意見を聞いてみたかったものなのですが、時間となりましたのでその続きは日を改めて書いていきたいと思います!
では、また!