ちくわのぴょんぴょん読書日記 ~読書・読書会・哲学カフェ

読書・読書会・哲学・哲学カフェが好きな人間のブログ

主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

「一番売れてる月間マネー誌『ZAi』が作ったFX入門」

<『損切り』は儲け続けるための必須コスト>

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

今日は、この本。

 

 

内容<amazonより>

累計26万部のベストセラー、待望の改訂新版です!

FXの世界では知らぬ者のいない大人気FXブロガー“羊飼い"と
FXの最強サイト「ザイFX」がコラボしてできた
「FX」がみるみるわかる決定版。

オールカラーでイラストや図解がいっぱい。
具体的にやさしく解説しているから、
ホントに役立つFXの入門書。
でも、本格志向は忘れていません。

FX会社の選び方から、
レバレッジやスプレッドなど、
FXを始めるなら知っておきたいこと、
トレードに役立つチャートのことも、
ていねいに説明。

改訂版では、
成功している個人投資家の成功談や失敗談、
さらには、羊飼いのリアルトレードまでも紹介しています。
すぐに使える手法なので、ぜひ参考に!

◆この本は

 

ボリューム:★★☆☆☆(厚くない)

読みやすさ:★★★★☆(読みやすい)

学びがある :★★★★☆(何を学ぶかは自分次第)

行動したくなる:★★★★★(もう既にお金持ちになった気がする)

 

個人的テーマとして、この夏は「お金」本強化月間にしたいと考えています(笑)

  

◆内容紹介

ざっくりと、以下のことについて学ぶことができます。

 

・そもそも「FX」とはどういう投資方法なのか?

 →外貨の売買です。一定の「証拠金」を証券会社に置いておくことで、

  資金の30倍程度の外貨を売買することができます。

 

・利益を上げる仕組みは?

 →①価格変動による売買差益(安く買って高く売る、逆もできます)と、

  ②交換する貨幣の金利差による利益の2つになります。

 

・投資にかかるコストは?

 →ほぼ「スプレッド」と呼ばれる、証券会社手数料のみになります。

  ドル/円取引なら約0.002%程度です。

 

・リスクはどうなっているのか?

 →大きく5つのリスクが紹介されていますが、基本は「為替変動リスク」です。

  そしてその変動要因は、株と同じく「人間心理」によるものが大きい。

 

・成功している人と失敗している人の特徴

 →儲けている人は、自分なりのルールを作り、そのルールにのっとり、

  淡々と取引を重ねているようです。

  この本で最も強調されていたのが、「コツコツ負けて、ガツンと儲ける」

  ということ。

 

◆感想(と実践はこれから)

これまで株とインデックスファンドについては経験していましたが、「FX」については未経験。

 

さすが、「マネー誌『ダイヤモンドZAi』が作った」だけあって、

理路整然と、図を交え、無理に煽らず、それでいてワクワクさせる内容です。

 

この本で私が学んだことは、筆者はじめ紹介されているトレーダーの「投資哲学」でしょう。

 

それはつまり、「リスクとどう付き合うか」ということです。

投資で儲けるということは、すなわちリスクで儲けるということ。

リスクがないと、儲けがありません。

 

「リスクと付き合う」というのは、上下両方の変動がある中で、「下」のリスクをできるだけ抑えて、「上」のリスクをできる限り取っていく。ということに尽きます。(そんなん言われんでもわかっとるわい!と言われそうですがあえて書きます)

 

そもそも為替の動きというのは、お天気の動きと同じように、「複雑系」と呼ばれるようなもので、「長期的にぴったり予測することは絶対にできない」ものです。

 

そして、これを動かしているのが「人間(ないしは人間によってつくられたプログラム)」であるということです。

 

この2つの要因によって、為替はどんなに正確に予測しようとしても必ず予想とは違う動きをすることがあります。

 

だから、為替投資に最も大切なのは「予測を当てること」よりも、「予測を何度も外しながらもいかに儲けていくか」ということになります。

野球の監督が、選手は7割凡退する前提で淡々と作戦を立てていくのと同じです。

 

この本で何度も強調されているのが「損小利大(小さく負けてガツンと設ける)」というやり方、まさにそれになります。

 

そして損小利大の最大のキモが「ロスカット(損切り)ルールを作って絶対に実行する」ことです。

自分で「何%(ないしは何円)負けた時点で決済する、負けを確定させる」ということになります。

儲ける時はその逆で、すぐに利益を確定させずに、流れに乗っているようなら様子を見て追っかけます。

 

これはまさに「自分との闘い」ですね。欲との闘いというか、精神力の勝負というか。そしてその精神力と冷静さを獲得した時点で投資は勝てるようになるのだ、と私は思います。

 

偶然では無いと思いますが、「損小利大」の、この考え方は、

反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

に書かれていた、「オプション」の考え方になりますね。小さいコストで大きいリスクに備えるというやつです。

 つい先日の記事にもしていました。

chikuwamonaka.hatenablog.com

 

あぁ、なるほど、投資というのはこういうことなのか。という理解を得た瞬間ですね。いろんなことがまとまってきました。

 

とまぁ、長々と書いてきましたが、ゴタクはこのへんにしておいて、

いざ、実践!といきましょう。
どうなったかは、おいおいご紹介していきますね。

 

では、また!