<ギバーにも攻めと守りは大切>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
今日は、昨日の続きで、この本の感想を書いていきたいと思います。
昨日の感想はこちら。
◆ギバーが「お人好し」で終わらないためには?
続いては、とても気になる、
飛びぬけて成功するギバーと、いまいちパフォーマンスが上がらないギバー。
その違いはどこか?という分析になります。
そのポイントについて筆者は、
「他人の利益について考えながら、自分の利益をおろそかにしない!」
というのです。
もう少し詳しく言うと、成功するギバーは、搾取するテイカーを見極める目を持ち、さらに自分の差し出す時間やお金に制限をかけているということなんですね。
受け取るより多く与えはしますが、無条件というわけではない、ということです。
特に相手がテイカーの場合、自分の態度をマッチャーに変えているというのです。
自分の差し出すものに制限をかけるということは、断るということもそうだし、「他人に頼る」という行動にもつながってきます。
燃え尽きるギバーは「自分がやらなきゃ」という気持ちが強すぎて人に頼ることを忘れてしまいがちなイメージがありますしね。
ギバーにも、「攻めと守り」の両面が大切だということでしょうかね。
◆では、何をすればいいの?
ギバーのメリットはよくわかりました。
では、自分はどういった行動を心掛ければいいのでしょうか。今日からどういう行動をとっていけばいいのでしょうか。
その前に、私はギバー?テイカー?マッチャー?
読みながら、ずっと考えていましたが、私の結論は、
「ギバー寄りのマッチャーだが、時々テイカー」ではないかと。(わかりにくいわ!)
ギバーとしてふるまうことが多かったとしても、テイカーとしてふるまうことも時々あるし、、でも根底にあるのはマッチャー(ギブ&テイク)でしょう。
なかなかステレオタイプには分けられないな、というのが率直な感想です。
でも、自分の周りの人をイメージして、「あの人はギバーだな」「あの人はテイカーだ」というのは、ひとりふたりは思い浮かびます。
まずそのギバーの人を思い浮かべ、行動をひとつふたつ真似してみるというのもいいかもしれません。
また、本書に紹介されていた、「5分以内の親切(こちら側のコストが少ない)」行動を毎日実践してみる、というのもいいですね。
◆最後に
最後になりましたが、この本はけっこうなボリュームになりますので、量が苦手な方には厳しいかもしれません。
同じような内容で、ボリュームが手ごろで物語形式のものがありますので、こちらもオススメです。
3年前の記事ですが、当ブログにも感想を書いています。興味のある方は読んでみてください。
では、また!