<今月はなんといっても「本心」!>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
読書について書いているブログなので、月に一度ぐらいは「今月に読んだ本のまとめ」をやってみようというこの記事。
いつもは「読書メーター」という読書サイトに記録を付けていっていますので、もしご興味あればそちらものぞいてください。
10月に読んだ本はこちらです。
10月は10冊でした。
自分の最も印象に残った度合いに☆1~5つを付けているのですが、
10冊中、「☆5」は3冊でした!
<今月のベスト本>
☆5を中心に、今月のおすすめを紹介します!
10月のベスト本!
①
平野啓一郎さんの最新作。平野作品を読むのは「マチネの終わりに」「ある男」についで、3作目になりますが、文句なしに面白いです!
「ほんとうの自分」は存在するのか?自分の中に「他人」はどう存在しているのか?
亡きお母さんの「バーチャルフィギュア」や、仕事としての「リアルアバター」など、近未来のシチュエーションを通じて、私たちに問いかけてきます。
<読書メーターへの感想>
ブログ記事もあります!
その他おすすめ本
②
森見作品である「四畳半神話大系」の舞台をそのままに、上田誠さんの戯曲「サマータイムマシン・ブルース」のストーリーに乗せたコラボ作品。
「四畳半・・」のメンバーそのままに、個性的なキャラによるとてもくだらない謎解きと、舞台作品らしいドタバタハイテンポな展開で、腹を抱えて笑ってしまいます。
面白すぎて、すぐに「四畳半神話大系」を買って読んだのは言うまでもありません。
<読書メーターへの感想>
「四畳半神話大系」も読んでないし、「サマータイムマシン・ブルース」も観てないけれど、学生時代を思い出し最高に楽しめました!キャラ立ちやオチが秀逸であり、さらにその上に森見節が全力で被さってきて、文句なしの傑作。(☆5)
③
これは熱いですね。25年も経ってしまえば、随分と変わったのでしょうが、まさに文化の混じり合う辺境の地、香港の雰囲気が生き生きと伝わってきます。
主人公にとっての謎解きを通して、難民や貧困という暗い部分を描き、また友人と学び合う姿は、ボーダレス世界の若者の熱量を感じます!
香港行きたい。
<読書メーターへの感想>
香港返還の1997年。登場する若者達それぞれに抱えた事情が、まさにこの辺境の地に重なり、先行きに不安を抱えながらも必死に前に進んでいく彼らの熱量を感じます。主人公の和志も、アイデンティティに自問自答しながらも自力で答えを見つけていくところが感動的!(☆5)
ブログ記事もあります!
10月のベスト3は以上です!
10月末現在、今年の読了冊数は91冊。
読書の秋、目標の100冊は目前。
11月も、素晴らしい本に出会えますように。
では、また!