主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

オンライン哲学カフェ第41回「(番外編)哲学的推し本を紹介し合う会」

<本年最後は。>

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

私が参加している「彩ふ読書会」において、参加メンバーで作るグループ活動として開催しています、「オンライン哲学カフェ」。

今回は第41回となります。

  

前回の第40回「怒り」の模様はこちら。

chikuwamonaka.hatenablog.com

 

◆「哲学カフェ」とは?

哲学カフェとは、おもに身近なことがらについてテーマを1つ決め、それについてみんなで自由に意見を出し合う対話の場です。

「哲学」と書いていますが、ソクラテスやプラトン哲学がどうのといった話はほとんどしません。

私たちの哲学カフェで扱っているテーマは、「『普通』ってどういうこと?」だとか、「『自己責任』って結局何なの?」だとか、身近にありながら、答えがなかったり、人それぞれだったり、ふだんあえて時間をかけて考えたりあまりしない話題について、じっくり語り合っています。

当哲学カフェはいわば「日常生活を哲学する」ことを目指しています(今のところ)。

 

◆今回も「Zoom」を使いました

今回も前回同様、「Zoom」を使用。

「Zoom」とはオンライン会議アプリで、「skype」をイメージしていただくと大体そんな感じで、とても使いやすいテレビ会議アプリです。

 

主催が会議を「○○日の●時~●時」とスケジュール設定すると、「会議ID」が発行され、参加者はPCのZoomホームページやスマホアプリから、その「会議ID」を入力するだけで、アカウントを作る必要も無く、簡単に参加できます。

  

◆この日は番外編「哲学的推し本を紹介し合う会」

この日は、約1年ぶりに通常の哲学カフェとは異なり

 「哲学的推し本を紹介し合う会」

でした。

本は哲学というジャンルではなくても、各自が「これは哲学的だ」という本であればOK。順番に1冊ずつ紹介していく形式としました。

今回は、その中で紹介された本を、コメントと共に記録していきます。

 

①「荘子」 岩波文庫

「老荘思想」と言われ多くの人に読まれている荘子。

印象に残った部分として、紹介者は、

「ぶよぶよのかたまりの神さまに目と鼻をつくったら死んでしまった」

というくだりを案内してくれました。

余計な手を加えようと思わずに、自然のままにしておくのが良い、という「無為自然」の考え方が読み取れるということでした。なるほど。

 

②「全体主義の克服」 マルクス・ガブリエル、中島隆博

最近書店でよく見かける、マルクス・ガブリエル。私もちょっと読んでみましたが、かなり難しい。

紹介者も「全然意味が分からない」という部分があったということですが、全体主義の基礎となったドイツ哲学を批判する部分や、デジタル化を考える部分など、がんばって紹介していただきました。

 

③森博嗣の本

この本といわず、「哲学的おすすめの著者」です。

理系ミステリーが多いという著者ですが、代表的な作品をいくつかあげていただきました。

作中に、哲学的な名言が多い、ということでした。

私は森博嗣さんは未読でしたので、紹介を受け、俄然読みたくなりました!

 

④「人生に意味はあるか」 諸富祥彦

哲学といえば、というテーマズバリ、「人生に意味はあるか」について、真剣に考えた本、紹介者が今年読んだ本の中でも、最も印象的だったとのことです。

帯の画像にもありますが、あらゆるジャンルについて文献を読みあさり、エッセンスを紹介してくれているので、自分でも読みながら哲学していくことができるということ。

「人生には一貫した目的なんてものは存在しない」という前提を支持したうえで、今の連続である人生をどう尊重していくか。紹介者のそんな考えを紹介いただきました。

 

⑤「ホモ・デウス」 ユヴァル・ノア・ハラリ

「サピエンス全史」がベストセラーとなりましたが、これは後続の作品となり、こちらも話題となりましたね。

私は未読だったので、かいつまんであらすじを教えていただいて、得をした気分です。

人類がたび重なるアップデートを繰り返した末にたどり着く未来は?

テクノロジーによって進化した人間(支配層)と、従来の人間の2極化になってしまう未来が、、。

SFのような話ですが、実際、google○○や、AI家電のように、すでに家電に行動を支配されているようなところがあるし、。考えるところのたくさんある本ですね。

 

⑥「本心」 平野啓一郎

本心

本心

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私ちくわの紹介本です。

自由死を選んだ母親の「本心」を知るために、母の「バーチャルフィギュア」を作った主人公の青年。しかし、自分が作った母親のバーチャルフィギュアでは、母の「本心」にはたどり着けない。

「分人主義」という考え方をベースに、多くの問いを発するこの作品。

仮想現実の世界に生きるキャラクター達を通して、「ほんとうの自分とは何か?」という問いについても考えさせられました。

ブログ記事にもしています!

chikuwamonaka.hatenablog.com

 

と、いうわけで、参加者は8人でしたが、聞く専の方もいて、実際紹介していただいたのは、以上6冊となりました。

 

今回はいずれ劣らず「考えること」を促される本ばかり。どれも読んでみたくなりました。

 

この回をもちまして、今年のオンライン哲学カフェは最後となりました。

今年も20回あまり開催することが出来ました、参加メンバーには感謝の気持ちでいっぱいです。

近いうちに、今年のオンライン哲学カフェのまとめ記事なども、書いていきたいなぁと思っています。

 

では、また!