主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

オンライン哲学カフェ第42回「お金」①

<宝くじで10億当たったら幸せになるのか?>

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

私が参加している「彩ふ読書会」において、参加メンバーで作るグループ活動として開催しています、「オンライン哲学カフェ」。

今回は、第42回、今年初めてとなります。

  

前回の第41回「哲学的推し本を紹介し合う会」の模様はこちら。

chikuwamonaka.hatenablog.com

 

◆「哲学カフェ」とは?

哲学カフェとは、おもに身近なことがらについてテーマを1つ決め、それについてみんなで自由に意見を出し合う対話の場です。

「哲学」と書いていますが、ソクラテスやプラトン哲学がどうのといった話はほとんどしません。

私たちの哲学カフェで扱っているテーマは、「『普通』ってどういうこと?」だとか、「『自己責任』って結局何なの?」だとか、身近にありながら、答えがなかったり、人それぞれだったり、ふだんあえて時間をかけて考えたりあまりしない話題について、じっくり語り合っています。

当哲学カフェはいわば「日常生活を哲学する」ことを目指しています(今のところ)。

 

◆今回も「Zoom」を使いました

今回も前回同様、「Zoom」を使用。

「Zoom」とはオンライン会議アプリで、「skype」をイメージしていただくと大体そんな感じで、とても使いやすいテレビ会議アプリです。

 

主催が会議を「○○日の●時~●時」とスケジュール設定すると、「会議ID」が発行され、参加者はPCのZoomホームページやスマホアプリから、その「会議ID」を入力するだけで、アカウントを作る必要も無く、簡単に参加できます。

  

◆この日のテーマは「お金」

この日の参加者はのべ9名。時間は2時間です。

 

オンラインにおいても、実際の哲学カフェのように、進行役を決め、1人ずつしゃべる方式にしています。

しかしながら一部の人しか画像を映していないため、挙手が見えないので、発言したい人は「ハイ○○です。」と言い、進行役が指名するという感じにしています。

(画面を見ていると誰がしゃべったか大体わかるんです)

 

今回も、いつもの通り、ひじき部長が進行役、私が書記役で進めていきました。

 

この日のテーマも、メンバーの推薦により選ばれた

 「お金」

です。

 

お金は命の次に大事などと言われたりもするほど、身近にあって人生と切っても切れないもの。しかしそのお金に対して人々が考えることは十人十色。しかもそのお金自体の正体も何なのか、なんだかよくわかっていません。そんなお金に対し、2時間という短い時間でどこまで話せるかわかりませんが、やってみることになりました。

 

では、実際出てきた意見と感想を簡単に書いていきたいと思います。

 

◆お金と「幸せ」

「宝くじで10億当たったら幸せになるの?」

メンバーのこんな問いから、哲学カフェはスタートしました。

よく語られるテーマですね。

 

それに対し、

「お金が無いことに対する不幸の解消」

「生活のために仕方なく行っている仕事をやめて、その分楽しいことが出来る」、という明快な意見がありました。

 

そこから、

「お金は選択肢を広げる、選択肢が広がることは幸せ」、だという意見も。

 

また、

「お金は交換手段であって、幸せは交換した先の話」、という考察もありました。

 

よく言われているお金というものの性質について、①交換手段、②価値の貯蔵、③価値の尺度、の大きく3つの特徴があると聞いたことがあります。

そして、それぞれにおいて、幸福とは密接に関わってくるように思われます。

例えば交換手段においての幸福は、その交換したものが招く快楽が幸福なのであって、それはお金があればあるほど幸福であると言えます。

 

選択肢は自由・不自由につながることで、こちらも幸福と関係がありそうです。選択肢が少なく不自由な状態だと不幸を感じます。

 

しかし、選択肢がいくらでも多くあればいいかといえばそうでもありません。限りある時間のなかで全てを経験できるわけではないし、食べられるもの、経験できるものには所詮自分ひとりではたかが知れています。

100倍高いワインを飲んだら、100倍幸せになるかというとそういうわけではありませんしね。

 

◆お金と「不安」

「お金はあってもあっても、やっぱりどこか不安が無くならないのはどうしてだろう?」

という意見がありました。

お金は幸福と同時にしばしば不安をもたらす原因となります。

 

では、いったいこの「不安」というものの正体はなんなのでしょう?

急に、災害のような何らかの原因でお金が無くなってしまい、生活に行き詰まる不安?

財布に千円札が2・3枚しか入っていないと、急に支払いが出来なくて困る不安?

老後にお金が無くなって困窮すると思う不安?

 

しかしそれは、人によって異なるものです。

所持金や貯金が少なくても、不安をあまり感じない人はいます。

不安感が強い人、そうでない人の差はどこにあるのでしょうか?

このような問いから、話は広がっていきます。

 

不安を感じやすいのは、どんな職業の人?属性の人?

投資家はどうか?節約家は?

 

色々と意見が出てきた中で、「お金に対するリテラシー」という意見が出てきました。

お金について、どこまで具体的に自分の中に落とし込めているか、ということだと思いました。

将来不安は、具体的にどのくらいお金が必要なのか計算することや投資の仕組みを知ること等で、ある程度理解・解消できることもあるでしょうし、逆にお金が少なくても楽しく生きる術をいくつか身につけておく、というのもいいかもしれません。

 

そうしたお金に対する知識・向き合い方の差が不安感の強い・弱いに関わっているというのは、当たっている気がしました。

 

そしてもうひとつ、あまりにも交換手段として万能になってしまったお金の「力」というものについて考えてしまいます。

お金を貯めることは、すなわち自分の中に「力」を持つことにほかなりませんからね。

 

 

哲学カフェはまだまだ続きますが、いったん時間となりましたので、続きは日を改めて。

 

では、また! 

 

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