主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

「サクッとわかるビジネス教養 地政学」 奥山真司

<地図で見るとほんとよくわかります>

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

今日は、この本。

 

内容紹介<amazonより>

★★続々! メディア紹介★★
3/19(土)・3/20(日)投稿 YouTube「中田敦彦のYouTubeチャンネル」
4/11(月)放送 日本テレビ系列「情報ライブ ミヤネ屋」

急速にグローバル化が進んでいる時代。だからこそ、ビジネスの現場では世界情勢を知らなければなりません。世界情勢を理解し、話をするには「地政学」が必須です!

本書は「特別な図解を見るだけで、地政学の会話・説明ができる」ようになります!

防衛省の幹部候補生に地政学を教えている、地政学の第一人者「奥山真司」先生が伝授!

○ニュースを本当に理解するには、地政学の知識が必要
アメリカと中国の関係、沖縄基地や北方領土の問題、中国の一帯一路政策、イギリスのEU離脱、香港デモなど、日々さまざまなニュースが流れています。
これらを理解するには、その根本にある「地政学」の知識が大切です。

たとえば、

・なぜ、ロシアが北方領土を返還しないのか?
・沖縄基地を移転することが、なぜできないのか?
・竹島や尖閣諸島、対馬列島ではなにが起きているのか?

などは、地政学がわかると、とたんに理解できます。

○見るだけで、地政学の会話・説明ができる!
本書は、イラスト解説がメインになっています。特別なイラスト図解を見ながら、イラスト周辺の文字を読むだけで、世界情勢の根本がわかります。

○防衛省の幹部に教える、地政学の第一人者が伝授!
監修は、防衛省の幹部や幹部候補生に、地政学を教えている奥山真司先生。奥山先生は、同時に大学生にも地政学を教えています。
国防のプロにも、初心者にも教えている先生だからこそ、地政学の根本をわかりやすく解説されています。

○地政学に必要な5つの概念
奥山先生の提唱する「5つの概念」をベースに、地政学的な見地から世界の今を学んでいきます!

たとえば、リアリズム(現実主義)という概念があります。地政学的には、国際舞台で国の振る舞いを決めるのは、イデオロギーやカリスマ指導者、世論などではなく、リアルな軍事力や経済力だという考え方。言い換えれば、自尊心や恐怖心、経済的メリットなど、人間の本音のベースにあるものこそが、国を動かしているということです。

その他、チョークポイント、シーパワー・ランドパワーなど地政学の重要な概念をベースに、世界各国の言動を紐解きます。


本書は、文字中心のテキストを読むのは億劫。もっと手軽に地政学のことを知りたい。それも上辺だけの理解ではなく、きちんと会話・説明ができるようになりたい! という方にぴったりの一冊です。

◆この本は

ボリューム:★★☆☆☆(軽め)

読みやすさ:★★★★☆(イラスト中心で読みやすい)

気付き学び:★★★★☆(ニュースの背景がわかる)

 

書店でよく見かけるようになった「地政学」という言葉。ロシアがウクライナに侵略する理由、アジアにおける米軍基地の場所、中国の領海侵犯の理由、それらにはほとんど地形的な理由が存在することがよくわかります。イラスト中心で読みやすかったです。

 

◆内容紹介・感想

近年、「地政学」という言葉をよく書店で見かけるようになりました。

そして、ロシアのウクライナ侵攻以降、ますます注目されているように感じます。

 

私も地図を見るのは昔から好きで、NHKの「ブラタモリ」で各地の名所が地形的な背景から発展してきた特徴にタモリさんが興奮しながら説明聞いているのには、共感できるところがあったりしています。

 

地政学というのは、まず冒頭で「国際政治を冷酷にみる視点やアプロ―チ」と筆者は語っていますが、この本を読んで、やはり地形的な背景を押さえることによって大国の思惑(本音)が見えやすくなったと思います。

 

まず、ロシアのウクライナ侵攻。ロシアが領地を広げたいのは、もちろん三国志ゲームのようにただやみくもに領土を拡大したいのではなく、ウクライナ東部・クリミア半島でなければいけない理由があるからで、

そこには、「安全な物流ルートの確保」といういちばん大きな目的があるようです。

ロシアは地図でみるとよくわかるように、北は北極海、南は14もの国々と接しており、安全な物流ルート(主に海路)の確保が難しい。そんな中で黒海から地中海に抜けていくルートがとても重要であることが分かります。そこを押さえているのがウクライナであり、その先のギリシャやトルコになってきます。

逆に西欧諸国にとっては、ロシアにここを押さえられてしまうとロシアの覇権が高まってしまうので阻止したい、という思惑があります。

ウクライナ東部は黒海への安全な物流ルートの確保のため、クリミア半島は大きな港の確保のため、ロシアは是が非でも自国の領土(もしくは従属)にしたいわけです。

逆にそれ以外の地域は、西欧(NATO)とロシアが直に接するのを避け、緩衝地帯として機能させるため、中立地帯にしておきたいのだということが理解できました。

と、いうふうに地形を理解すると動きの背景がある程度理解できる、というのがこの本の趣旨です。

 

次に興味深かったのが、中国です。中国はことあるごとに、船で他国の経済水域を航行したり、勝手に海に構造物を作ったり、活発な動きを見せています。

この背景として最も重要だなと思ったのが、「海に境界線を引いて、面で取っていく計画をスケジュール立てている」ということです。

そして、その計画からすると、現在は10年ほど遅れているそうです、、

 

そして、やはり「世界の警察」と呼ばれ、日本の同盟国であるアメリカです。

地図で見るとアメリカは世界中に軍事基地を設置し、世界中ににらみをきかせていることがよく見えます。

沖縄と横須賀の大規模な基地は、地理的にいかに重要視されているかもわかります。

他国との連携という意味では、インドとオーストリアとの関係は重要だということもわかります。中国の一帯一路構想との対立についても、地図で見るとよくわかりました。

 

そして、最後に、中東です。ここは世界で一番混沌としていて、近年ではアメリカが自国の石油生産が進んで、重要度を下げているようでさらに混乱が一筋縄ではいかぬ感じになっているようですね、、。

 

最後に感想ですが、自分も国際情勢についてはよくわかっていなかった、というか特に深い興味を示してこなかったので、この本はとてもありがたい存在でした。

イラスト中心で読みやすく、それでいて、国際情勢についての理解がかなり進むという、自分のような素人にとって本当にお得な本で、買ってよかったです。

 

感想は以上になります!

 

では、また!