ちくわのぴょんぴょん読書日記 ~読書・読書会・哲学カフェ

読書・読書会・哲学・哲学カフェが好きな人間のブログ

主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

2022年上半期の読んだ本まとめ+おすすめ本ベスト5

<本屋大賞、やっぱりすごかったです。

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

やろうやろうと思っていて、7月も終わりになってしまいましたが、やっとやります。

上半期、面白かった本ベスト5!

 

いつもは「読書メーター」という読書サイトに記録を付けていっていますので、もしご興味あればそちらものぞいてください。

ちくわ - 読書メーター

 

1月~6月に読んだ本は40冊。

昨年と比べると1割ぐらい減ってしまったのですが、今年に入って仕事が忙しくなり、体力回復優先しなければと、睡眠時間を確保した結果こうなりました。悔いはありません。

 

自分の最も印象に残った度合いに☆1~5つを付けているのですが、

「☆5」は11冊でした。

40冊中、11冊なので、多いかもしれません、、甘め。

その中から、ベスト5をご紹介します。

 

 

では、早速、

<第5位>

 

この本は、たまたま読友さんより譲り受けた本なのですが、そんなところに偶然の出会いがあるものですね!

 

<読書メーターへの感想>

復讐法は、被害内容と同じことを刑罰として執行できます。しかし、「自らの手で」刑を執行しなければならない、としたことがこの小説の最大の妙味です。5つのエピソードそれぞれに論点が違い、正解のない問いに一緒になって考える、凄い小説でした!(☆5)

 

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<第4位>

 

贈与は、「知らず知らずのうちに受け取っている色んなものに気付く」ことがスタートラインと考え直すと、素敵なことのように思えてきますね。プレゼントしているようで他人を縛っていたり、返報義務感に縛られたりするのは、もはや贈与ではなく交換論理というのは納得です。

 

<読書メーターへの感想>

贈与は現代の市場システムの中で、どのような位置づけにあるの?贈与が人を縛ってしまうのはどうして?動的平衡やテルマエ・ロマエも出てきて、贈与をめぐる哲学の旅を筆者と一緒に楽しめました!(☆5)

 

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<第3位>

 

哲学対話を趣味としている自分にとって、この本は衝撃的に面白かったです!自分がなぜ哲学対話を欲しているのか、日常を哲学的に考えるとはどういうことか、それを言語化してくれていて、本当にありがたい1冊となりました。

 

<読書メーターへの感想>

「哲学は、永遠にボケ続ける世界に対するツッコミである。」これは名言です。哲学は日常のすぐそばにあって、「問う」ことでいつでもどこでも始めることができます。まさに、自分がやりたいと思っている世界がここに詰まっていました!(☆5)

 

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<第2位>

 

 

ベストセラーとなったこの本ですが、読んでみると本当に面白かったですね!歴史から考察された結論は、実にシンプルかつ身も蓋もない、といえばそれまでなんですが、そこから考えられることはとても多いです。今、それなりに生きている自分は威張るのも恥ずかしいぐらい、偶然の産物だということを思ってしまいますね。

 

<読書メーターへの感想>

<上>ヨーロッパ人はどうして世界の覇者になり得たのか?それは人種間の個体差だったのか?そんな問いを起点に、壮大な人類史の旅が始まります。「銃・病原菌・鉄」のキーワードの裏に隠された真の要因を丁寧に分析していきます。(☆5)
 
<下>人類文明の起点は約8千年前の定住生活開始であり、ユーラシアは栽培可能な食料、飼育可能な家畜が存在したことで他大陸と差がついた、と結論づけています。そして、知らなかった、病原菌の凄まじい威力!やっぱり歴史は興味深い。(☆5)

 

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そして、第1位は、、、

 

 

<第1位>

 

やっぱりこの本でした。今年上半期で最大のニュースは大きな戦争が起こったこと。そしてその戦争の舞台と、この本屋大賞受賞作の舞台が同じところにあるというのは偶然ではありません。筆者が伝えたいメッセージ、「決して、勇敢に闘った兵士たち、だけで終わってはいけない。」という気持ちが凄く伝わってくるラストシーンでした。

 

<読書メーターへの感想>

今だからこそ、読むべき傑作だと思います。印象に残ったのは、とにかく戦場では人はあっけなく死んでいくということ、戦争によって変化してしまった人格の部分はもう戻らないということ、そしてこの戦争は未来である今に続いているということです。(☆5)

 

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以上、2022年上半期ベスト5でした。ありがとうございました。

 

読書は冊数ではない、自分が楽しめればいい。(自分への戒め)

日々楽しく読書ができて、結果としてまたこういうふうに感動をお伝えできたらいいなと思います。

 

では、また!