<それは「タイパ」・「サブスク」だけでは片づけられない>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
読書について書いているブログなので、月に一度ぐらいは「今月に読んだ本のまとめ」をやってみようというこの記事。
いつもは「読書メーター」という読書サイトに記録を付けていっていますので、もしご興味あればそちらものぞいてください。
11月に読んだ本はこちらです。
11月は4冊でした。
読書時間の確保がなかなかできず、少なくなってしまいました。
自分の最も印象に残った度合いに☆1~5つを付けているのですが、
今月の「☆5」は3冊でした。(確率高め!)
今月も、☆5を中心に、おすすめを紹介していきます。
<今月のベスト本>
11月のベスト本!
①
このテーマから入って、現代社会の課題を見事に浮き彫りにしている素晴らしい一冊だと思います。
当然ですが、この課題に対して若者たちを責めても意味がありません。むしろ、再生機器の進歩と、サブスクリプションサービスの浸透を考えると当然の結果と言えると思います。
しかも、それに伴うコスパならぬタイパ=(タイムパフォーマンス)の概念や、エンタメの多様化、身の回りのあらゆる出来事が「時短」や「わかりやすさ」という帰結に向かっていくところが興味深いですね。
<読書メーターへの感想>
むしろもう、これは大きな、不可逆な流れのひとつのように思います。なぜ?と問うても、それのどこが悪いのか?となってしまうので価値観がかみ合いません。だからこそ、問いが新たな問いを生んでいく非常に面白いテーマ、読んでよかったです!(☆5)
その他おすすめ本
②
読む世代を選ぶかもしれませんが、これはドンピシャでした。身構えずに、是非軽い気持ちで読んでみてください(悪い意味ではなく)♪
ひと昔前の「業界人」と呼ばれる人種って、こんなだったんですね。
とっくに絶望しかないことを知っていて、それでも自分は日々をやり過ごしてく、いっぽうで目の前の他人は夢を追っかけていて、、。
<読書メーターへの感想>
再読。やっぱり好きでした。同世代・同性だからこその、青春の追体験というのはありますが、とにかく言葉選びが秀逸で感情移入してしまうんです。時代が変わって、得たものと引き換えに、失った多くのものがここにはまだありますね。(☆5)
③
ほんと、よくできているな~と思いました。軽い気持ちで読める(悪い意味ではなく)本格ミステリーです。1冊全5話の中で、ミステリーって、色んな形式があるんだということも学べますよ。
<読書メーターへの感想>
短い話に完璧なトリックが詰め込まれ、自分のように非ミステリファンでも、教科書的構成かつ高クオリティーであることはよくわかります。誰もが知る昔話なので人物設定を理解しなくても読めてしまうところも秀逸ですね。(☆5)
11月のベスト本紹介は以上です。どうもありがとうございました。
今年ここまでで71冊。いよいよ今年も残すところあと1か月。80冊フィニッシュも難しくなってきたな~。
でも、まぁ、読みたい本を読んで、今年も終えたいと思います!
では、また!