みんなの日常哲学カフェ ~哲学カフェとか読書とか

哲学カフェの記録を中心に、読書記事も書いています

旧:ちくわのぴょんぴょん読書日記

オンライン哲学カフェ第65回「目標」①

<通常ルーティーンを超えた負荷をかけること>

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

私が参加していたある読書会の知り合い同士で始めた「哲学カフェ」。

2020年より主にオンラインの場に移し、「オンライン哲学カフェ」として楽しんでおります。(※今のところ、クローズドでの開催です)

今回は、第65回開催になります。

 

前回の第64回開催の記事はこちらになります。

chikuwamonaka.hatenablog.com

 

◆「哲学カフェ」とは?

哲学カフェとは、おもに身近なことがらについてテーマを1つ決め、それについてみんなで自由に意見を出し合う対話の場です。

「哲学」と書いていますが、ソクラテスやプラトン哲学がどうのといった話はほとんどしません。

私たちの哲学カフェで扱っているテーマは、「『普通』ってどういうこと?」だとか、「『自己責任』って結局何なの?」だとか、身近にありながら、答えがなかったり、人それぞれだったり、ふだんあえて時間をかけて考えたりあまりしない話題について、じっくり語り合っています。

そうすることによって、「あたりまえ」だったことに新しい側面を発見し、考え方・生き方に変化が起こることを楽しんでいければいいな、と考えています。

当哲学カフェはいわば「日常生活を哲学する」ことを目指しています。

 

◆「Zoom」を使っています

今回も、「Zoom」を使用。

「Zoom」はすっかりおなじみですがとても使いやすいオンライン会議アプリです。

主催が会議を「○○日の●時~●時」とスケジュール設定すると、「会議ID」が発行され、参加者はPCのZoomホームページやスマホアプリから、その「会議ID」を入力するだけで、アカウントを作る必要も無く、簡単に参加できます。

  

◆この日のテーマ

この日の参加者は8名(「聞き専」含む)。時間は2時間です。

オンラインにおいても、実際の哲学カフェのように、進行役を決め、1人ずつしゃべる方式にしています。

しかしながら一部の人しか画像を映していないため、挙手が見えないので、発言したい人は「ハイ○○です。」と言い、進行役が指名するという感じにしています。

今回は、いつもの通りひじき氏進行役、私ちくわが書記役でやっていきました。

 

この日のテーマは、メンバーの推薦により選ばれた

 「目標」

です。

 

今年一発目の哲学カフェ、テーマは「目標」です。新年といえば「今年の目標」。ユーキャンのCM。どうして目標を決めるのでしょうか。あなたは目標を立てていますか?だとしたら年末にその行方はどうなっていますか?

 

では、実際出てきた意見と感想を簡単に書いていきたいと思います。

 

◆みんなの目標

目標とは何なのか?を考えるにあたり、まずは目標として挙げているものはあるか、ということについて進行役より質問がありました。

読む本の冊数などは、数字で決めているもの、資格の勉強などは、「やること」を決めているもの、何かしら未来に向けてやり遂げることを事前に宣言するものだということがわかります。

 

しかしここで、「『目標』と『計画』とはどう違うのか?」という意見がでてきます。

例えば資格の勉強をすることは、そこがゴールではなく、資格を取得する試験に合格することです。

また、もっというと、資格を取得することもゴールではなく、その資格を使って仕事ができることがゴールになり、さらに、仕事ができたらお金を稼げたり自己実現が得られたり、それをもって幸福に生活できる、、というように、実はどこが目標でどこが計画かって言うことはよくわかりません。

 

進行役が、「入れ子構造」という言葉を使って分析しましたが、つまり、目標といってもそれ自体がゴールではなく、何かを実現するための計画(手段)であるということがあるようです。

 

◆目標はどうして立てるのか?

目標はどうして立てるのか?について話しが移っていきます。

ダイエットであれば、やせて自分の課題を解決したい。

資格勉強であれば自分を新しく向上させたい。

読書であれば、趣味の世界を深めたい。新しい知識、見識を得たい。

 

めざす未来の姿があって、何らかの課題に取り組みたい、ということのようです。

 

しかしここで、「目標を立てない生活」ということに話が及びます。

狩猟採集時代の人々はそんな目標を立てていたか、と考えると、その日その日生きていくことだけで(それも目標かもしれませんが)、長期目標はなかっただろうと想像できます。

それを考えると、むしろそっち(目標を立てない)の方が幸せなんじゃないか?という意見もありました。

 

古代人と現代人との差は、現代人はどうしてそんなに目標が必世なのか?それは後半にまた話しました。

 

勉強とかだと、目標を立てて宣言しないと、サボってしまう、というのがあります。

趣味の世界だと、わざわざ目標立てなくても勝手に取り組んでしまうかもしれないですが、ある程度の目指したい方向性に向けていくために。

 

メンバーから「通常運転を超えた、ある程度の負荷をかける」という意見がありましたが、まさに「目標とは」を上手く言い換えていると、思いました。

 

◆会社の「目標」

仕事をしていると、売上予算や、前年比など、基本的に「目標」のもとに日々動いていると感じます。

しかし、この「目標」に対して、あまり達成できていなくても、日々進んでいくよね、という意見がありました。

 

哲学カフェはまだまだ続きますが、長くなってきましたので、続きは日を改めて書いていきたいと思います。

 

では、また!