<他人の第一印象より、自分の第一印象のほうが気になる?>
おはようございます!ちくわです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
私が参加していたある読書会の知り合い同士で始めた「哲学カフェ」。
2020年より主にオンラインの場(ZOOM)で開催しています。
※今のところ、クローズドでの開催です
今回は、第106回開催になります。
前回の第105回開催の記事はこちらになります。
◆「哲学カフェ」とは?
哲学カフェとは、おもに身近なことがらについてテーマを1つ決め、それについてみんなで自由に意見を出し合う対話の場です。
「哲学」と書いていますが、ソクラテスやプラトン哲学がどうのといった話はほとんどしません。
私たちの哲学カフェで扱っているテーマは、「『普通』ってどういうこと?」だとか、「『自己責任』って結局何なの?」だとか、身近にありながら、答えがなかったり、人それぞれだったり、ふだんあえて時間をかけて考えたりあまりしない話題について、じっくり語り合っています。
そうすることによって、「あたりまえ」だったことに新しい側面を発見し、考え方・生き方に変化が起こることを楽しんでいければいいな、と考えています。
当哲学カフェはいわば「日常生活を哲学する」ことを目指しています。
◆この日のテーマ
この日の参加者は8名(「聞き専」含む)。時間は2時間です。
オンラインにおいても、実際の哲学カフェのように、進行役を決め、話したい人は挙手し、1人ずつ話すという方式をとっています。
進行役は私ちくわが行いました。
この日のテーマは、
「第一印象」
です。
第一印象とはいつからいつまでの印象?
見た目、話し方、話の内容、どこまでが第一印象?
第一印象は3秒で決まる?
「第一印象」という言葉を使う時はどんなときで、何にとって重要?
第2印象、第3印象とは言わないのはどうして?
では、哲学カフェ、スタートします。
◆第一印象はどこまで?
まずはこの話題から。
・話す前、見た目だけ
・初対面のあいさつ+少しの話し方、しぐさ
・「第一印象」はほんとに見た目だけで、実際に話した後の「最初の印象」と使い分ける
参加メンバーの中では、「見た目だけ」という意見が優勢でした。
◆「第一印象」はふだんあまり言わない
「第一印象という言葉自体、普段あまり使っていない」という意見も少なからずありました。
第一印象として、想起されるのは、
・ビジネスで初めて会う人
・就職活動
・お見合いパーティー
あるいは、
「今は友達だが、最初に会った時の『第一印象はこうだった』と笑い話として」
という意見もありました。
◆第一印象はどんな場面で活用する
では、「第一印象」という言葉は、どういう目的で使っているのか?という問いには、
・その人の性格を予測し、どう対応していくか決める材料にする
・初対面の人に悪印象を持たれたくないので第一印象に気を付けている
「第一印象」を使う例としてわかりやすい「就職活動」が良く出てきましたが、
就職面接では、応募者(見られる=第一印象を持たれる側)、と人事担当者(見る=第一印象を持つ側)という構図で考えると、
応募者=客体、人事担当者=主体、となり、この主体側と客体側に分けて考えると、考えやすいかと感じます。
「第一印象」という話題では、「見る」主体側より、「見られる」客体側のほうに関して、気にしていることが多い気がしました。
人事担当者のほうは、面接という性質上、第一印象を無意識的にでも判断材料にせざるを得ないのですが、「第一印象」というものを意識しているのは、応募者のほうが強いのではないかということです。
ビジネスにおける初対面(あるいは一度きりしか会わない)の場合、「相手の第一印象」を気にするよりも、「相手に与える自分の第一印象」を気にすることが多いように思いました。
この「主体」と「客体」の関係は、最後まで出てきたように思います。
◆第一印象との「ギャップ」
「第一印象とのギャップがプラスに働く場合と、マイナスに働く場合は?」
という話題になりました。
「ギャップ萌え」という言葉もありますが、その場合、そもそも第一印象がネガティブで、その後の印象がプラスなのでしょうか?
哲学カフェはまだまだ続きますが、長くなってきましたので、続きは日を改めて書いていきたいと思います。
では、また!