みんなの日常哲学カフェ&北摂読書サークル

哲学カフェ、読書会の記録を中心に書いています

旧:ちくわのぴょんぴょん読書日記

第10回 北摂読書サークル 「怖い本」①

<「怖い」のとらえ方も、皆さんさまざまです

 

おはようございます!ちくわです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

今回は、2月11日(水・祝)、

大阪府高槻市にあります、私設図書室「烏鷺文庫」様にて開催しました読書会、

「北摂読書サークル」について書いていきたいと思います。

 

<北摂読書サークルのコンセプト>

・読書好きが集まって、本について語り合える場

・また、次に読みたい本を見つける場

・ゆっくりと、心地よい時間を過ごせる場

 

25年3月に第1回を開催しましたこの読書会、今回が第10回となります。

この読書会は、烏鷺文庫様の全面バックアップのもと、開催できています。

いつもありがとうございます。

 

 

烏鷺文庫様については、こちらのinstagramをご参照ください

↓↓↓↓↓

https://www.instagram.com/uro_pm_library/

 

館内は、暖かい照明と本の香りが漂う、とっても素敵な空間です。

 

この読書会は、

回ごとにひとつのテーマを設定し、皆さんにテーマに沿ったおすすめ本を持ち寄ってもらいます。

そのおすすめ本を順番に紹介してもらいながら、自由に語り合う、トーク中心の読書会です。

 

第10回のテーマは、「怖い本

「怖い本」と言えば、ホラー小説や、事件が起こるミステリー小説が思い浮かびますが、歴史小説や、物語のバトルシーンも怖いですね。

「怖いぐらい○○」「怖いチャレンジ」など、解釈は自由です。
ノンフィクション、エッセイもOK。

皆さんが他の人におすすめしたい(!?)「怖い本」を持ってきていただきました。

 

今回お集まりいただいたのは5名。

私ちくわ+烏鷺文庫オーナーさんを加え、7人での読書会となりました。

 

紹介してもらった本はこちら。

複数冊の紹介、ついでに紹介、というのも含め、今回出てきた本は約15冊でした。

 

 

紹介いただいた本を、コメントとともに、記録しておきます。

よくホラー作品を紹介いただく方なのですが、今回は、ノンフィクションを持ってきていただきました。

この事件当時、被害者小学生の父親は新聞社の局長であり、突然娘を失いとてつもなく悲しい状況でも、使命感から書かれた、とても重い本。

著者はこの父親の部下にあたる人物とのことで、被害者家族にも、そして同級生である加害者に対しても近いため、その気持ちまで生々しく描かれています。

 

SFやディストピアを最近よく読むという紹介者さんらしい、おすすめ本を出していただきました。

それはある架空の国のお話で、女性に人権が無く、出産や奴隷などそれぞれの役割を与えられ、それ以外の自由がない。

「血が流れるというわけではないが、感情が殺され、自由のない社会がとても怖い」と、「怖い」を語っていただきました。

 

ここに書かれている4人を中心に、選挙ポスター等の「見せ方=デザイン」について解説しながら、彼らがどうやってのし上がっていったかを書かれている、とても面白い切り口の本です。

これ、けっこうなボリュームの本で、本の小口の部分に「からくり」が「デザイン」されているところが、もうひとつのおすすめポイント!と激推していただきましたが、なるほど、凝った仕掛けでした。

 

主人公は、朝起きると毎日違う「誰か」になっている。だから、親もいないし、特定の友達もいない。主人公はそんな何者でもない存在だから、「自分」というものを持つことができない。

そんな極限の設定こそが、紹介者さんにとっての「怖い」本であって、このテーマから真っ先に想起したとのことですが、この本意外と、「感動のラブストーリー」でもあるそうです!

 

初参加の紹介者さん、「齢を重ねるごとに、山本周五郎の良さがわかるようになってきたんだよ」、と、しみじみこの本を紹介いただきました。良いですね。

11篇の短編集となっており、最初の「だだら団兵衛」を紹介いただきました。山賊に襲われる「怖い」設定ながらも、人情あふれる、どこか漫画のような、とてもいい話でした。

 

繫華街の飲食店を経営する著者が、「暴力団お断り」の方針を貫き、次から次へとドラマ顔負けの「怖ーい」嫌がらせを繰り広げるヤクザたちと、敢然と闘うノンフィクション。救いはないけど、読み応え抜群のお話とのことで、興味津々で紹介を聞かせていただきました。

今は時代が進んで、もうちょっと取り締まりが厳しくなっているのかなぁ、とか、裏社会の人たちに関する話(?!)も盛り上がったのでした。

 

最後は、私ちくわの紹介本です。

文庫化され、いまよく書店で露出され黄色が目を引く本。

この本の怖いところはなんといっても「女の子が闇バイトに落ちていくところ」です。

闇バイトでさえ一生懸命にやってしまうこの子が、生まれや育ちが違ったらもうちょっと違った人生だったのだろうか、と、色々考えてしまう、傑作です。

 

と、こんな感じで、みなさん1冊ずつ紹介していき、全員回ったところで、約1時間半が経過したので、いったん休憩となりました。

 

ちょっと長くなってきましたので、この続き、後半戦の模様は日を改めて書いていきますね。

 

では、また!