みんなの日常哲学カフェ&北摂読書サークル

哲学カフェ、読書会の記録を中心に書いています

旧:ちくわのぴょんぴょん読書日記

第7回 北摂読書サークル 「映像化された本(映像化してほしい本)」②

<新旧、洋邦、さまざまな本が出てきました

 

おはようございます!ちくわです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

今回は、11月8日(土)、

大阪府高槻市にあります、私設図書室「烏鷺文庫」様にて開催しました読書会、

「北摂読書サークル」の記事の続きを書いていきたいと思います。

 


前回の記事はこちら。

chikuwamonaka.hatenablog.com

 

第7回のテーマは、「映像化された本(映像化してほしい本)

改めて、紹介してもらった本はこちら。

 

 

休憩明け、2冊目紹介&雑談と続いていきます。

それでは、続きを書いていきますね。

 

昭和の売れっ子作家、源氏鶏太氏の本を2冊紹介いただきました。

「家庭の事情」は、父が5人の子に財産を分割したことで起こるドタバタ劇、

「最高殊勲夫人」は3兄弟と3姉妹の末っ子同士を結婚させようとする喜劇。

映画には、若尾文子さん、川口浩(!!)さんが出演されていたとのことです、昭和を感じるために見るのも面白そうです。

頭を使わずとも純粋に楽しい、連ドラのような作品ですね。

 

1周目に、菊池寛本人の伝記を出された紹介者さんですが、2周目は、菊池寛作品を熱~く紹介いただきました。

表紙の女性が主人公なのですが、成金の家に嫁いで、夫が死んで遺産を相続して、その後は次々と男をもてあそぶ「真珠夫人」となりゆく、、という話。

新聞小説だけあって読みやすく、続きが気になる、というように「読ませ方をよく分かっている」と評されていました。何度もドラマや映画になるのも、納得ですね。

 

のだめといえば、上野樹里さんと玉木宏さんが思い浮かぶ、名作漫画を紹介いただきました。

ドラマであった大学時代の、のだめちゃんと千秋先輩、面白い子たちとの楽しい学園ドラマだけでなく、その後2人は音楽の道を進み、ヨーロッパで成長し活躍していく感動物語なのですね。

 

タイトル通り、「迷宮入り」事件を扱い、その部署には、やらかしたりしてはぐれた曲者たちの寄せ集め。そんなキャラの濃いメンバーが難事件にとりかかるのです。

こちらは映像化はされていないようですが、はみだし刑事○○系みたいに、すぐにドラマ化できそうですね。

フランスの食べ物や、風景とかの描写も読んでいて楽しいとのことですよ。

 

映画、ドラマと何度も映像化されている名作を紹介いただきました。

母親の不貞のもとで生まれたことを知った主人公(娘)は、母と父に激しい恨みを覚え、復讐のために、次々と母と関係を持った男を殺していきます。

人情を感じるとても素晴らしいサスペンスドラマ(?)で、

過去のドラマ化の、俳優さんを見比べるのも楽しいとのことです。

 

こちらはまだ映像化されていませんが、もう6巻まで出ている人気シリーズを紹介いただきました。

銀座の片隅にある老舗の文房具店。そこにお仕事などいろんな悩みを抱える人が訪れ、文房具と店主の言葉を通じて、癒されていく、という感動小説とのことです。テレビドラマとしてそのままいけそうなエピソードばかりですね。

 

今年映画化されたばかりの、話題の本を持ってきていただきました。

「クズとワルしか出てこない」とありますが、生活福祉課で働く主人公の周りに、悪夢のようなことしか起こりません。

映画では北村匠海さんが主演されていますが、終盤のほう、彼の無表情な冷たい目が、とてもハマっているとの評でした。小説版のラストと少し違うそうなので、そこも気になります。

 

烏鷺文庫様からの紹介で、以前にも「三四郎は朝の連ドラである」と紹介いただきましたが、今回、連ドラになった際のキャストの予想と、人物相関図を作ってきてくださり、参加者一同プレゼンに聞き入ってしまうのでした!

 

最後は、私ちくわの紹介本になります。

北摂、吹田市出身の直木賞作家、伊与原新さんの作品で、窪田正孝さん主演でドラマ化されました。定時制高校の教師が、さまざまなバックグラウンドを持つ生徒たちを導き、科学の全国大会での発表を目指す!なんともすごい内容なのですが、この物語は実話を題材にされている(しかも大阪の高校)ということで、二度感動します。

 

今日は参加者さんが多かったこともあり、出てきた本もかなりの数となりましたね。

新、旧、洋、邦、いろんな本がでてきましたし、それぞれの「映像化」についても語っていただけるという、2倍楽しめる回になりましたね。

 

16時に本編を締めてから約1時間は、残れる方は、烏鷺文庫の本を閲覧しながら雑談できる時間とさせてもらっています。

烏鷺文庫さんの、本にまつわるあれこれを聞かせていただくことが、この読書会のもうひとつの楽しみとなっております。

 

あんなに暖かかった太陽も傾いてきていて、あっという間の3時間+延長戦でした。

 

オーナー様、参加された皆様、今回も素敵な雰囲気づくりにご協力いただき、ありがとうございました。

 

次回は12月6日(土)に開催を予定しております。

テーマは「外国らしさがあふれる本」

詳細&お申し込みは「こくちーず」にてお願いします。

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では、また!