<腹の中で起こる瞬間的な感情>
こんばんは。ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
新しい事、楽しい事は、何でも試して、失敗して、楽しんで。
今日書くのは、私が今年ずっとお世話になっている、「園田哲学bar」さんです。
◆哲学カフェとは?
・誰もが『対等な立場』で、テーマについて自由に話し合う場
・テーマは身近なこと。(例「お金」「愛」「子供」「嫉妬」)
・哲学の知識は不要(全くもって不要です)
・あるのは進行役と少しのルールだけ
詳しくはHPにて。↓↓
場所:園田地区会館
時間:19時~21時(2時間、途中休憩有)
参加人数:14名。うち進行役1名。
「予約不要」ですので、思いついた時に気軽に寄れます。
年齢層は広く20代~70代ぐらいの方まで。女性は2~3名ぐらいです。
常連さんが多く、いつも優しい雰囲気で場は進みます。
市民ホールの1部屋で、長机・パイプ椅子を並べて適当に座ります。
19時にスタートですが、仕事帰りの方も多く、途中入室される方も多いです。
持ち寄りbar(アルコール可)で、飲みたい方は缶ビールなどを持ってこられています。
まず、進行役が決めごとについて説明します。
①ここは、自分の意見を通す場ではありません。
→結論は出しません。時間になったら終わりです。モヤモヤとしたものを持って帰れることも哲学カフェの楽しさのひとつです。
②他人の意見をしっかり聞きましょう。
→他の人が発言しているときは、黙って最後まで聞き、発言したいときは挙手をしましょう。
→他人の人格を否定するような発言は控えましょう。
③他人に伝わるように努力しましょう。
→抽象的な物言いでなく、できるだけ「自分の経験」について話しましょう。
こちらでは、お題はあらかじめ決められていて、会の最後に次回のテーマを決めています。
本日のお題は「『ケッ』と思うこと」。
「ケッ」だけにあいかわらずケッタイなお題やなあと思いながら今日もあまり事前に考えず仕事終わりに直行です。
では、主要なトピックと印象に残った点、それに関する私の感想を簡単ですが書いていきたいと思います。
◆そもそも「ケッ」て言わないよね??
そうです、まずこのタイトルです。
「チェッ」や「チッ」なら、舌打ちとともに言ったことがあるかもしれません。あまりきれいな言葉ではありませんが。
でも「ケッ」というのは、おそらく一度も発したことがないでしょう。
でも、「ケッ」のニュアンスは理解できます。
「マンガ的」と言った方がいましたが、確かにマンガで覚えた表現なのかもしれません。
場にいたほとんどの人が発言することは無いといいましたが、声に出さずとも「心の中で」思うことはある、というのは多くの方が頷いていましたね。
確かに、このような感情は腹の中では起こることはしばしばあるとしても、声に出すことはあまりありませんし、もし声を出すとしたら相手にわざわざ聞かせるほどのいら立ちがあるということでしょう。
しばらく、「ケッ」と「チッ」や「チェッ」との違いについて意見が交わされましたが、進展があまり見られなかったところで、参加者のひとりから、
「言葉の違いは置いといて、中身の議論に移ろうということになりました。」
こういうふうに、進行役がいても、参加者各自がリーダーシップを発揮しが自発的に別な論点を提案するなどして助け合っていくのも、こちらの哲学カフェの特徴かなと思っています。
◆「ケッ」と思う時はどんな時?
そして本題に入ります。
幾つか出たのですが代表的なものをメモします。
・図書館での携帯電話の使用などマナーを守らない人物(迷惑行為)に遭遇した
・会議の場で、レベルの低い、あるいは場違いな発言を聞いた
・電車に乗ろうと急いでいたのに直前で発車し乗れなかった
・好きな子としゃべろうとした時に、別の人物にに邪魔された
・自分が言おうと思っていたことを先に言われ、しかも上手く言われた
・観ていたプレーが期待外れだった
色々興味深い事例が出てきましたが、いくつかの感情にグループ分けすることができそうだということで、その辺の考察に移ります。
いよいよ哲学カフェらしくなってきましたね。
この感情は、他人に対して起こることが多いですが、自分に対しても起こります。自分のミスで電車に乗り間違えた時、ゴルフで上手に打てなかった時。
そしてまた、これらはいずれも瞬間的に起こるものであって、猛烈に怒りが湧きたつというよりも、軽めのいら立ち・歯がゆさというタイプの感情と言えるのかなと思いいます。
◆どういった感情がベースになっているのだろう
というところに論点が進んでいきます。
というところで今日は早いですが、レポート前半を終わります。
後半は日を改めて。
では、また!