<本が出てくるたびに、対話が始まってしまって、なかなか次の人に進まない会>
おはようございます!ちくわです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
私が参加していたある読書会の知り合い同士で始めた「哲学カフェ」。
2020年より主にオンラインの場(ZOOM)で開催しています。
※今のところ、クローズドでの開催です
今回は、第115回開催になります。
前回開催の記事はこちらになります。
◆「哲学カフェ」とは?
哲学カフェとは、おもに身近なことがらについてテーマを1つ決め、それについてみんなで自由に意見を出し合う対話の場です。
「哲学」と書いていますが、ソクラテスやプラトン哲学がどうのといった話はほとんどしません。
私たちの哲学カフェで扱っているテーマは、「『普通』ってどういうこと?」だとか、「『自己責任』って結局何なの?」だとか、身近にありながら、答えがなかったり、人それぞれだったり、ふだんあえて時間をかけて考えたりあまりしない話題について、じっくり語り合っています。
そうすることによって、「あたりまえ」だったことに新しい側面を発見し、考え方・生き
方に変化が起こることを楽しんでいければいいな、と考えています。
当哲学カフェはいわば「日常生活を哲学する」ことを目指しています。
◆今回は「哲学的推し本を紹介しあう会」
今回は、いつもと異なり、番外編「哲学的推し本を紹介し合う会」となります。
「この本は哲学的だ」と思う本を順番に紹介していくという趣旨になります。
哲学系の書籍だけでなく、小説、新書、コミックなど、本人が「この本は哲学だと思う」本ならなんでもOK、となります。
この日の参加者は5名。時間は2時間です。
では、哲学カフェ、スタートします。
◆紹介された本
実際に紹介された本を紹介し、コメントとともに掲載していきたいと思います。
①
この本は、2018年、著者が49歳のとき文庫化されたエッセイ本。
有働さんが働いてきたこと、プライベートなどいろいろなこと、それぞれのトピックにある「問い」が哲学的とのことです。
有働さんといえば脇汗がトレードマーク(?)ですが、
「なぜ脇汗は嫌がられるのか?」という問いが発せられて、そのまま参加メンバーで対話が始まってしまうのでした!
②
ドラッグ依存症の女性をサポートする著者の話。
専門家の支援が入って安心ではなく、そこからが本当に大変とのことです。
問題が落ち着いてくると、立場に対する不満が大きくなってくる、支援者や身近な人にぶつけてしまう。
その不満を持つか、持たないかの間にある壁は、「世界に受け入れられている感覚」を持てるかどうか。
「世界に受け入れられている感覚」というワードから、また対話が始まってしまったのは言うまでもありません。
③
人生は、決定された運命なのか、自由意志で切り開くことができるのか、という大きな2項対立について。
どうしようもなく覆せない運命はあるんだ、ということはある程度肯定し、すべて自己責任というのは乱暴です。
解決策は、対話していくしかない、ということで、弱い人、苦しんでいる人を理解しようとする優しさこそが、哲学だと紹介者は話しました。
「親ガチャ」というのは哲学カフェのテーマになったこともあり、ここでも、当然のように対話になっていくのでした。
④
私ちくわの紹介本です。
不平等で抑圧された日々を改善するために、大きな組織で革命をするのではなく、個人で出来る小さな抵抗、ゲリラ的な行動だからこそ、潰されにくいという、「小さなアナキズム」のすすめ。
数値による管理手法は魅力的です、そこに関わる人や自然にとって、逆に負荷になることも多いし、いつの間にか手段が目的になってしまうことも多いですよね。
規則や慣習なども「あたりまえ」も、疑ってみて、自分がどう関わり、どう変えていけるか、考えていくことが大切だと思いました。
「小さな抵抗」について、それぞれのメンバーからエピソードが出てきて、楽しかったです。
⑤
日本は訂正する力が弱いから、軌道修正ができない。
検証するのが苦手?
過去の誤りを認めて訂正することをなかなかしない。
問題解決より、謝罪の仕方に目がいきがち、責任者の処分の問題になる。
ここから、日本の典型的な謝罪会見について、話が盛り上がるのでした。
⑥
人生の考え方や価値観に、じんわり刺さり変わる本。
読みやすく、本を読むのが遅めという紹介者が、1日で読めた本とのこと。
哲学者の言葉を主人公が言っていく形式で、
解説でかみくだいて通訳してくれ、よくわからなかった用語や意味の理解が進むとのことです!
以上で、紹介されたすべての本を振り返りました。
今回は、社会問題をテーマとする本が多かったように思います。
なので、メンバーの身近な問題と絡めて、話が次々と広がり、なかなか次の本に移れない、それでいて楽しい、対話型読書会となりました。
ありがとうございました。
では、また!






