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旧:ちくわのぴょんぴょん読書日記

2022年2月の読んだ本まとめ+おすすめ本ベスト3

<余命○○に弱すぎて。

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

読書について書いているブログなので、月に一度ぐらいは「今月に読んだ本のまとめ」をやってみようというこの記事。

 

いつもは「読書メーター」という読書サイトに記録を付けていっていますので、もしご興味あればそちらものぞいてください。

ちくわ - 読書メーター

 

2月に読んだ本はこちらです。

 

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2月は7冊でした。年末からの仕事超繁忙期をなんとか脱し、読書習慣を再開できつつある今日この頃です。

 

自分の最も印象に残った度合いに☆1~5つを付けているのですが、

今月の「☆5」は4冊でした。

7冊中4冊とは、何とも、評価の問題なのか、あるいは、出逢いの奇跡なのか。

 

<今月のベスト本>

今月も、☆5を中心に、おすすめを紹介します!

 

2月のベスト本! 

 

すいません、こういう本に弱いんです。胃がんを患った30代独身男性。職場の同僚、お母さん、弟、幼なじみの看護師、みんないい人ばっかりで、泣けてばかり、、。

 

<読書メーターへの感想>

これは、泣く。30代でガンに、どうして自分が?戸惑い、怒りながら、それでも優しく誠実に周囲の人達と関わる主人公。とても強い絆で結ばれている家族愛にも涙が止まりません。こんな満たされた気持ちで最期を過ごせるっていうのが、羨ましくも思います。(☆5)

 

 

その他おすすめ本 

 

同質性は確かにパワーを生み出すことがありますが、これからの価値観にそぐわない。そんな世の中へ、「ルール関係」という処方箋が示されており、すごく現実的で、論理的な展開に、なるほどなぁと唸ってしまいました。

 

<読書メーターへの感想>

面白かったです!多様化が急速に進む社会と、この国の根強い同質化の価値観との摩擦でしょうか。大人の側が不安になっている結果として子どもたちを必要以上に縛っているように思ったので、ルールのミニマム化という主張はなるほどと思いました。(☆5)

 

 

 

これは、設定の勝利ではないでしょうか。被害者感情だけでなく、その被害者を自分が罰することになったら。罪を犯した他人を罰することについて、っていうのは本当に正解がないということに改めて気づきました。

 

<読書メーターへの感想>

復讐法は、被害内容と同じことを刑罰として執行できます。しかし、「自らの手で」刑を執行しなければならない、としたことがこの小説の最大の妙味です。5つのエピソードそれぞれに論点が違い、正解のない問いに一緒になって考える、凄い小説でした!(☆5)

 

 

2月のベスト3は以上ですが、せっかくなので、☆5をもう1冊紹介します。

 

 

これも面白かったです。マタギという仕事がどんなものか、あんまり詳しく知る機会がないので、すごく興味深い読書体験となりました!

 

<読書メーターへの感想>

大正から昭和にかけての東北、主人公・富治のマタギと鉱山をめぐる物語。冬山のクマやカモシカとの格闘シーン、描写がとにかく荘厳で美しく、身震いがしてきました。そんな男たちの仕事だけでなく、当時の文化風俗、強い女性の姿とかも読めて面白かったです!(☆5)

 

 

2月のベスト本紹介は以上です。どうもありがとうございました。

3月も、楽しんで、どんどん読んでいきたいと思います!

 

では、また!