<贈与をめぐる壮大な旅>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
読書について書いているブログなので、月に一度ぐらいは「今月に読んだ本のまとめ」をやってみようというこの記事。
いつもは「読書メーター」という読書サイトに記録を付けていっていますので、もしご興味あればそちらものぞいてください。
3月に読んだ本はこちらです。
3月は2月に引き続き7冊でした。
振り返って、あまり読めなかったなぁ、と思ったら、「ドグラ・マグラ」にしばらく釘付けになっていたからでした(笑)
自分の最も印象に残った度合いに☆1~5つを付けているのですが、
今月の「☆5」は1冊でした。
<今月のベスト本>
今月も、☆5を中心に、おすすめを紹介します!
1冊なので、必然的にベストはこれになります!
3月のベスト本!
①
これは名著といえるのではないでしょうか。あらゆるものを金銭価値で評価できてしまう社会で優勢になった「コスパ」優先の価値観。そんな中、いま一度不合理ともいえる「贈与」についてじっくり考えてみれば、生の歓びの源泉ともいえる価値を感じることができます。
<読書メーターへの感想>
贈与は現代の市場システムの中で、どのような位置づけにあるの?贈与が人を縛ってしまうのはどうして?動的平衡やテルマエ・ロマエも出てきて、贈与をめぐる哲学の旅を筆者と一緒に楽しめました!(☆5)
その他おすすめ本
②
近代史の入門書として必読書だと思いました。第二次世界大戦で最も死者を出したホロコーストと独ソ戦を振り返るにあたり、首謀者ヒトラーの生涯をたどっていけば、なぜユダヤ人と共産主義者への殲滅にそこまで固執したのか、それぞれの出来事が線としてつながってきました。
<読書メーターへの感想>
ヒトラーはなぜ、欧州随一の先進国ドイツで絶対的独裁者になれたのか?そして、なぜホロコーストに至ったのか?ロシア侵攻とユダヤ人排除は当初からセットの構想だったこと。順を追った丁寧な説明で個々のすべての事象がつながりとして理解できました。(☆4)
番外編
「日本の三大奇書」とも評されるように、なかなかに読みづらく、疲労度が半端なかったです、、。挿話が多いので、個人的には、そこに力点を置かず、キャラクター達の個性を楽しむことと、ミステリーとしての組み立てを楽しむぐらいがいいのでは、と思いました。
<読書メーターへの感想>
3月のベスト本紹介は以上です。どうもありがとうございました。
4月も、楽しみながら、どんどん読んでいきたいと思います!
では、また!