ちくわのぴょんぴょん読書日記 ~読書・読書会・哲学カフェ

読書・読書会・哲学・哲学カフェが好きな人間のブログ

主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

オンライン哲学カフェ第93回「甘い」②

<すべきことをしない、変化させないこと>

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

私が参加していたある読書会の知り合い同士で始めた「哲学カフェ」。

今日は前回の続きで

 「甘い」

について書いていきたいと思います。

 

前回の内容はこちら。

chikuwamonaka.hatenablog.com

 

◆「甘える」「甘やかす」

少し展開して、「甘える」や「甘やかす」についての話題になりました。

甘やかすということと、優しいということはどう違うのか?という問いもありました。

 

具体例から考えてみましたが、

「甘い」は「厳しい」の逆だとしたら、

甘やかす→甘いことをさせる→厳しいことをさせない→楽をさせる、というふうに考えると、理解できるかもしれません。

 

「甘やかす」と「優しくする」の違いについてはどうでしょう。

「甘やかす」には、優しさと違って、どこかネガティブな印象があります。

 

「甘やかすことは、相手に良くないことが起こるときに使っている」

「自分ですべき努力を怠らせている」

という意見から、考えていきました。

 

◆ご厚意に「甘える」

「ご厚意に甘えて」「お言葉に甘えて」の「甘え」は、少しニュアンスが違うように感じます。

自分ですべき判断を、相手の言うことにお任せします、

「相手のやることに委ねる」というようなニュアンスがあるでしょうか。

 

◆甘い判断

「甘い判断」の例として、あるメーカーの不良品対応の「対応の甘さ」が話題に挙がりました。

対応の「甘さ」とはなんなのか、という問いになりました。

この件に関しては、早期に回収などの対応すべきところを、しなかったということになるでしょうが、もう少し抽象的にすると、「動くべき時に動かない」とも言い換えられると思います。

 

「動く」と「動かない」と比較すると、「動く」のほうがエネルギーを要します。

「動かない」を選択することが「甘い」ということは、「動かない」=「甘い」=楽をした、という構図にならないでしょうか。

 

◆終わりです。

哲学カフェは2時間が来たら終わりです。話がまとまっていなくても終わります。残りは皆さんのお土産にもなります。

 

今回の「甘い」は、味覚の「甘い」快感情、という元々の意味から、どうやったら「やるべきことをちゃんとやっていない」というふうに変化するかということを、丁寧に具体例からほぐしていったように思います。

 

以上で、オンライン哲学カフェ「甘い」の振り返りを終わりたいと思います。

ありがとうございました。

 

では、また!