<めんどくさいってどういう時に起こる?>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
私が参加していたある読書会の知り合い同士で始めた「哲学カフェ」。
2020年より主にオンラインの場に移し、「オンライン哲学カフェ」として楽しんでおります。(※今のところ、クローズドでの開催です)
今回は、第96回開催になります。
前回の第95回開催の記事はこちらになります。
◆「哲学カフェ」とは?
哲学カフェとは、おもに身近なことがらについてテーマを1つ決め、それについてみんなで自由に意見を出し合う対話の場です。
「哲学」と書いていますが、ソクラテスやプラトン哲学がどうのといった話はほとんどしません。
私たちの哲学カフェで扱っているテーマは、「『普通』ってどういうこと?」だとか、「『自己責任』って結局何なの?」だとか、身近にありながら、答えがなかったり、人それぞれだったり、ふだんあえて時間をかけて考えたりあまりしない話題について、じっくり語り合っています。
そうすることによって、「あたりまえ」だったことに新しい側面を発見し、考え方・生き方に変化が起こることを楽しんでいければいいな、と考えています。
当哲学カフェはいわば「日常生活を哲学する」ことを目指しています。
◆「Zoom」を使っています
今回も、「Zoom」を使用。
「Zoom」はすっかりおなじみですがとても使いやすいオンライン会議アプリです。
主催が会議を「○○日の●時~●時」とスケジュール設定すると、「会議ID」が発行され、参加者はPCのZoomホームページやスマホアプリから、その「会議ID」を入力するだけで、アカウントを作る必要も無く、簡単に参加できます。
◆この日のテーマ
この日の参加者は5名(「聞き専」含む)。時間は2時間です。
オンラインにおいても、実際の哲学カフェのように、進行役を決め、1人ずつしゃべる方式にしています。
しかしながら一部の人しか画像を映していないため、挙手が見えないので、発言したい人は「ハイ○○です。」と言い、進行役が指名するという感じにしています。
今回は、いつも進行役のひじき氏が声が出にくいとのことで、私ちくわは進行役、ひじき氏が書記役を担当しました。
この日のテーマも、メンバーの推薦により選ばれた
「めんどくさい」
です。
「めんどくさい」の発生条件は?
「めんどくさいって言うな」と怒られるのはなぜ?
「めんどくさい」との付き合い方は?
「めんどくさい」と、やる気や気力との関係は?
では、哲学カフェ、スタートします。
◆「めんどくさい」と報酬
まずはいつものように、具体例から「めんどくさいとはどういうことか」を考えていきます。
「国からの給付金の申請手続き、お金が確実にもらえると思ったらめんどくさくない」
と言う意見がまず出てきましたが、
「お金がもらえても、めんどくさいことに変わりはない」
という反対意見も。
結果、得られるものに関係なく、時間や労力がかかることがめんどくさいのでしょうか。
歯磨き、おふろそうじ、は5分でもめんどくさい。
以前の回で、「習慣」にしてしまえば「やる気」が必要なくなるというやり取りがありましたが、
「習慣」化したとしても、「めんどくさい」という気持ちはなくならないものでしょうか。
◆「生きるのがめんどくさい」「起きるのがめんどくさい」
「生きるのがめんどくさい」、「朝、起きるのがめんどくさい」という意見がありました。
確かに、そういう言い方もありますが、これについて少し話してみました。
「生きる」とは、分解すると
生命活動に必要な作業と、社会生活に必要な作業、
「起きる」、「動く」にもなるし、「食べる」、「寝る」にもなるし、「働く」にもなります。
特に「働く」に付随することはとくにめんどくさいと感じます。
◆「めんどくさい」はハードルが低い?
「生きるのがめんどくさい」は「生きるのが辛い」よりもハードルが低いという意見がありました。
確かにニュアンスとしてはそうですね。
「めんどくさい」はやったらできるけど、やりたくないと感じる。
「起きるのがめんどくさい」も、「起きられない」ことはない。
そこから、「わずらわしい」、「ややこしい」という類似語との比較も話題になりました。
◆義務感と負担感
「めんどくさい」は「義務感」からくるもの、「負担感」からくるものだろうという意見がありました。
何かを「しなければならない」と思った時、めんどくささを感じる。
そこから話は広がっていきました。
哲学カフェはまだまだ続きますが、長くなってきましたので、続きは日を改めて書いていきたいと思います。
では、また!