<本、漫画、映画もあります。>
おはようございます!ちくわです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
私が参加していたある読書会の知り合い同士で始めた「哲学カフェ」。
2020年より主にオンラインの場(ZOOM)で開催しています。
※今のところ、クローズドでの開催です
今回は、第108回開催になります。
前回開催の記事はこちらになります。
◆「哲学カフェ」とは?
哲学カフェとは、おもに身近なことがらについてテーマを1つ決め、それについてみんなで自由に意見を出し合う対話の場です。
「哲学」と書いていますが、ソクラテスやプラトン哲学がどうのといった話はほとんどしません。
私たちの哲学カフェで扱っているテーマは、「『普通』ってどういうこと?」だとか、「『自己責任』って結局何なの?」だとか、身近にありながら、答えがなかったり、人それぞれだったり、ふだんあえて時間をかけて考えたりあまりしない話題について、じっくり語り合っています。
そうすることによって、「あたりまえ」だったことに新しい側面を発見し、考え方・生き方に変化が起こることを楽しんでいければいいな、と考えています。
当哲学カフェはいわば「日常生活を哲学する」ことを目指しています。
◆今回は「哲学的推し本を紹介しあう会」
今回は、いつもと異なり、番外編「哲学的推し本を紹介し合う会」となります。
「この本は哲学的だ」と思う本を順番に紹介していくという趣旨になります。
哲学系の書籍だけでなく、小説、新書、コミックなど、本人が「この本は哲学だと思う」本ならなんでもOK、となります。
この日の参加者はのべ7名(「聞き専」含む)。時間は2時間です。
◆紹介された本
実際に紹介された本を紹介し、コメントとともに掲載していきたいと思います。
①
「夜と霧」著者の講演集。
生きる意味をもう一度考え直し、自分の人生を肯定することができる本。
②
ソクラテスやニーチェなど世界を代表する哲学者が「しあわせ」をどう考えたか。
とても読みやすい解説で、わかりやすかった。
③
これは麻雀漫画なのですが、とにかく名言の宝庫。
最終巻だけでも読めて、対話のシーンは必読。
④
北海道での、実際の列車事故を題材にした小説。
キリスト教の教義を学んで変化していく主人公、その言動が印象的。
でもこの後、みんなは幸せになれたのだろうか?という問いも残った。
⑤
生物学者が多くの事例から考察した「生物から見る世界」は、人間が想像している世界とは別物である。
人間同士にも当てはめられ、「自分のモノサシを一旦外してみる」ということを再認識。
⑥
依存症などの「その後」にフォーカスし、当事者や援助者の声を盛り込んだ「真実」が書かれている本。
⑦
伊坂幸太郎原作の映画。
映画のほうが原作よりも、何倍も面白い!
⑧
アウシュヴィッツが舞台なので、けっこうしんどい映画だったが、観てよかった。
⑨
動物は家畜化する。しかしそこが重要ではなく、ものすごいスピードで変化していく社会に、家畜化が追いついていかず、人々が分断されていくこと。
以上で、紹介されたすべての本を振り返りました。
今回も、なかなかバラエティ豊富な本・漫画・映画が紹介され、どれも読みたい(観たい)と思えるものを紹介いただきました。
それにまつわる会話も、楽しかったです!
ありがとうございました。
では、また!