どうして続けられないのか。
誰もが経験する問題である。しかも1度や2度ではない。
楽しいから、続くのか。
それもあるかもしれない。
では、歯磨きはどうだろうか?
やらないと、口臭や虫歯が気になるから?
それもあるかもしれない。
でも、それよりもしっくりくる答えは、「それが習慣になってしまっているから」ではないだろうか。
私は毎日洗濯と風呂掃除をする。特段好きというわけでもない。むしろやらなくていいならやりたくない。
でもそんなに嫌がらずにやれている。
「それが習慣になってしまっている」からだ。
この本のキーワードは、いたってシンプルだ。
「行動することに対し、モチベーションに頼っていてるようではダメだ」
ということだ。
熱意は減退していく。
習慣的行動はできるだけ無感情に行われる方が続く可能性が高い、というのだ。
そのためには、とにかく、毎日やると決めたら、
「絶対やれる目標」を作ること。
腕立て1日1回。読書1日1ページ。
とりあえず、一番難しいのが、最初の行動。机に着く。本を開ける。起き上がってトレーニングウェアに着替える。
それすらを目標にしてもいい。
2か月間続けば、「やりたくない」という抵抗力が誰にでも弱まってくる、という。
私はこれを読んで、1月から毎日10分、「本を読む」か、「読書ノートを書く」か、「書評を書く」の3つのうちどれかをやると決め実行した。
8月にして、昨年の読書量80冊を超えた。
そして、読まないか、書かないかしている日は、なんか気持ち悪い。
結果が出ると単純に嬉しい。「量は嘘をつかない」といった野球選手もいたが、数字が増えていくと励みになる。
次は何を習慣づけようか、もう答えは出ている。最大の苦手分野、「運動」しかないではないか。(自信ない)