どうして、仕事がなかなか進まないのだろう。
あれやれ、これ出せ、と言われると、パニックになってしまう。
届いたメールに目をやったら、何をやっていたか忘れてしまう。
そんな経験、ないだろうか。
ハイ、私です。いつもです。
そんなあなたには、セサミン。(そういうことではないです)
「シングルタスク」を心がけるだけで、仕事の効率と精度が上がるというのだ。
そもそも仕事のほとんどは、脳の前頭前野(クリエイティブな部分)で行われている。
そして、その前頭前野は、一度に一つの事にしか集中できないようになっている。
現に「数を数える」という単純な事すら、邪魔が入るとできないものである。
そんななか、メール着信、電話がかかってくる、人に話しかけられる、つい他の事を考えてしまう、などの妨害が入ると、前頭前野のタスクがそちらの方に切り替えられ、今までやっていたことは一旦スイッチオフされてしまう。
戻るときには「思い出す」いうひと手間を要してしまう。なるほど、非効率だ。
ということは、「マルチタスク」を自慢する人は、相当やばいのである。
効率が悪いだけでなく、目まぐるしくタスクをスイッチングしているため、集中力を欠き、ミスも多くなる。
そんな人には気を付けよう。
筆者は「そもそもマルチタスクというものは、物理的に存在しない」と断じる。
シングルタスクへの難敵は、「デジタルデバイス」だ。
それらとの距離をコントロールできるのは、自分しかいない。
メールの通知をOFFにする、電話の音を切るかしまう、話しかけられない場所に移動する、考えれば色々ある。
「ながら」をしない事、それは仕事相手への敬意でもある。
人の話をちゃんと聞くこと。
やりかけたら、終わらせ、すぐに返信すること。
今はできません、と断れること。
まとめると、仕事を早く終わらせる最大のポイントは、
「ひとつひとつ、終わらせていくこと」
ということになる。