彩ふ読書会の目的は「本が好きな方の居場所作り」です。
「家庭でもない、職場でもない、第三の場所」をコンセプトに、色んな価値観を持った方々が集まり、意見を交換し合うこと、また空間を共有しあうことで新しく生まれる何かを楽しもう、という集まりです。(HPより)
それでは午後の部のレポートです。
午後の部は「課題本検討会」です。
今回の課題図書は、西野亮廣「革命のファンファーレ」でした。
元漫才師キングコングの西野亮廣氏が、絵本作家となり、クラウドファンディングを活用したり、個展を開いたり、これからの時代の生き方のヒントを多く与えてくれる本となっています。
参加者は12名。年齢層は20代~40代ぐらい、男性8名、女性4名と今回は男性が多めとなりました。
私ちくわが推薦して実現いただいた、彩ふ読書会初のビジネス書の検討会となりました。
ということもあり、今回初参加の方も多数いらっしゃり、いつもとガラッと違う顔ぶれとなりました。
言いだしっぺの私ちくわが、進行役を引き受けまして、非常にワクワク、不安でドキドキの幕開けとなりました。
しかしながら、今回著者が有名人で元漫才師、とっつきやすい文章、目を惹くメッセージが多いという事で、皆さんご自分の意見を遠慮なく表明されていました。
(雰囲気はとても和気あいあいですよ)
20歳そこそこの若い方もしっかり考えられていて、凄いなと思います(いつも)。
メモできた主な意見を紹介します。
・ 時代を読む力があり、それと好きな事を「掛け算」して、自分の世界を開拓している。新しいネットメディアの活用が勉強になる。
・ お金について、勉強になった。「無料」のしくみとか、学べてよかった。
・ 「信用」=「お金」というのがキーワード。これからは信用の積み重ねがより大切になる。
・ 色んな事にチャレンジし、軽やかに方向転換ができるところが、なかなかできない。
・ どんな仕事もいずれは消えていく、そこに居続けられる保証なんてない。彼らは挑戦を続けている、自分自身に問いかけるきっかけとなった。
・ 「考えれば答えは出る」と思い、行動が遅くなるというのは良くない、とりあえずやってみることだ。
・ こうやってできる人はいいが、出来ない人はできない。力のあるものがどんどんさらに力をつけ、どんどん格差が広がっていく危険性があると思う。
・ 売れるための仕掛けをどんどん仕込んでいける人。
・ アンチもたくさんいるが、そのアンチすらも活用して自分の有利なように持っていっている。
・ 計算と下心って、見えてしまうと、受け止める立場として一歩引いてしまうけど、彼にある種のひたむきさを感じるので、そこまでいやらしくない。
「読書会初参加なのに、課題本がふだん読まないビジネス書で戸惑っています」という女性参加者の方がいらっしゃり、緊張されていましたが、彼女なりの言葉でしっかり発言されていて、それがまた角度の違うところから入ってきていい刺激になりました。
「今までビジネス書を読んでいなかったが、この機会に読むことが出来て、良かった、挑戦しようという気持ちが芽生えた。」と言っていただいた参加者の方もいて、この本をやって良かったな、と嬉しくなりました。
そして、本当に、いつも参加者の方から、教えていただくことばかりで、感謝しかありません。
レポートは以上です!