私ちくわは関西を中心に活動している読書会、「彩ふ読書会」に、
昨年5月からサポーターとして活動しています。
彩ふ読書会の目的は「本が好きな方の居場所作り」です。
「家庭でもない、職場でもない、第三の場所」をコンセプトに、色んな価値観を持った方々が集まり、意見を交換し合うこと、また空間を共有しあうことで新しく生まれる何かを楽しもう、という集まりです。
ジャンルは問いません、いい意味で、「何でもアリ」なので、男女問わず、また若い方から年配の方まで、気軽にアットホームな雰囲気で、リピーターさんも多数いらっしゃいます。
2/17(日)は第3回京都開催でした。
午前の部:推し本読書会
午後の部:課題本読書会
夕方の部:実験的経験会「漫画読書会」(こちらは私は不参加です)
今回は12月の場所に戻り、
「SAKURA CAFE」さんで行われました。
何とこの日は「京都マラソン」開催日!
窓の外を市民ランナーが一生懸命走り抜ける。
なのにこのカフェだけ、ちがう時間が流れていました。
では午前の部のレポートです。
参加者は20名 男性10名 女性10名(多分)。
3テーブルに分かれてスタート。
私が担当したCテーブルの推し本はこちらです。
1.「アンダー、サンダー、テンダー」 チョン・セラン
「彼ら・彼女たちに10代の頃を思い出し、感情移入してしまう」
という、青春群像小説です。
左上の紙は人物相関図です!確かに、韓国の方の名前をカタカナで書くと覚えにくいですよね。
そして、何やら事件がいくつも起きてくるのです。
この方は、いつも私が絶対選ばない本を持ってきてくれます。
そして、いつも読みたくなります。
2.「HERE(ヒア)」 リチャード・マグワイア
コミックであり、アート本です。
ある1つのリビングルームを描いているのですが、その中に100年前や100年後の世界が同居しています。なかには何億年前も。
言葉で言い表すのはとても難しいですが、とても面白い構成です!
また、この方は 「すべての、白いものたち」ハン・ガンも紹介されています。
3.「まんがでわかる7つの習慣」 フランクリン・コヴィー・ジャパン監修
名著「7つの習慣」のまんがでわかる版です。
私は少し前に漫画ではない700ページぐらいある辞典のような本を借りて読みましたが、どっちみち、頭にエッセンスが残ればいいので、これ(漫画)でいいのではないでしょうか?
これだとたったの170ページです。
社会人として生きる、ひいては人間として生きるための心構え、原点を学ぶことが出来ます。
何度も映像化された名作ミステリーです。
「題材・設定もしっかりしていながら、ミステリーとして動機・トリックも申し分ない、最後まで楽しめる小説」
とのことで、私は清張作品は読んだことがなかったですが、読んでみたくなりました!
5.「遠い太鼓」村上春樹
「これを読んで、旅に出たくなった」いいですね!
数か月単位で移住を繰り返しながら、旅行者でもない、居住者でもない独特の彼の立ち位置で書かれています。
「ノルウェイの森」や「ダンスダンスダンス」はこの間に生まれているそうです。
6.「考えるとはどういうことか」梶谷真司
私ちくわの紹介本です。
1か月後にここで行われる「哲学カフェ」にちなんで、哲学カフェの教科書を持ってきました。
「哲学対話」の意義と、そのやり方が書かれています。
哲学カフェの楽しさを経験してしまった私ですが、これを読んでさらに、社会的意義も感じました。
最後に全体発表があり、他テーブルの推し本も一通り見ました。
こちらです。
「おしりたんてい」もあるよ!
その後30分ほどフリートークをし、午前の部は終了です。
午後の部は改めてレポートします!