主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

彩ふ読書会 ~京都北山 8月 ①推し本読書会

私ちくわは関西を中心に活動している読書会、「彩ふ読書会」に、

18年5月からサポーターとして活動しています。

18年12月より始まった京都開催のサポーターリーダーとして、日々お手伝いさせていただいています。

 

彩ふ読書会の目的は「本が好きな方の居場所作り」です。

「家庭でもない、職場でもない、第三の場所」をコンセプトに、色んな価値観を持った方々が集まり、意見を交換し合うこと、また空間を共有しあうことで新しく生まれる何かを楽しもう、という集まりです。

ジャンルは問いません、いい意味でバラけていて、「何でもアリ」なので、男女問わず、また若い方から年配の方まで、気軽にアットホームな雰囲気で、リピーターさんも多数いらっしゃいます。

また、「皆で作っていく読書会」というのも魅力です。私のようなサポーターだけでなく、リピーター参加者の方に進行役や会場セッティングを手伝ってもらいながら、運営しています。

 

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8/18(日)は第9回京都開催でした。

 

午前の部:推し本読書会

午後の部:課題本読書会 「夏への扉(ロバート・A・ハインライン)」

夕方の部:「ヒミツキチオブサクラカフェ改め大人の学童保育(「夏への扉」上映会)」

 

今回も「SAKURA CAFE」さんで行われました。いつもありがとうございます!

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それでは、午前の部のレポートです。

本日参加は26名。男性9名、女性17名。

初参加の方は9名いらっしゃいました(今日も多かった!!)。

今回もテーブルを4つに分けて、スタートしました。

 

今日は私が受付を担当し、開始時刻の10:40になりますと、司会者より挨拶・案内があります。

その後各テーブルの進行役にバトンタッチし、読書会がスタートです。

 

私は、Dテーブルに入り、進行役をやらせていただきました。

Dテーブルの参加者は7名。

 

最初に簡単な自己紹介をおこないます。

そして、進行役から時計回りに順番に推し本を紹介していきます。

今日も、かなりバラエティに富んでおりますよー。

 

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名作文学あり、ミステリーあり、ノンフィクションあり。

簡単にご紹介していきますね。

 

①「斜陽・人間失格・桜桃・・・」太宰治

言わずと知れた太宰治のベスト盤です。

「走れメロス」多くの方は内容はご存知かと思います。

そして太宰と言えば「人間失格」。ダメ男の半生をダラダラ書き綴る。

そのダラダラ感がたまらなく良い!ダラダラ書かせたら右に出る者はいない!

うーん、確かにそうかも。

 

②「いけない」道尾秀介

謎解きミステリー。

帯にある通り、作者から読者へ挑戦状を叩きつけています。

4つの短編に分かれ、最後に全部繋がり謎が解けるそうですが、これがなかなか、、難しいとのこと。

 

誰かと一緒にあーでもないこーでもない、と、語り合いたくなる、そんな本。

各短篇の最後には、謎を解くヒントの写真が載っていて、これも謎解き心をくすぐります!読みたくなりました~

 

③「幕末の青嵐」木内昇

新選組のフィクションです。

紹介者は、タカラヅカのそれ系の演目を観劇して以来、現在新選組にハマっておられるそうです!

 

この本の最大の楽しさは、主人公が順番に変わり、性格や、活動に対しての拠り所がそれぞれ違うところ、その個性の集合が新選組であること、そこにあるとのことです。

またそれは現代の組織論的なところに通じるものがあるようですね。

 

④「真珠の耳飾りの少女」トレイシー・シュヴァリエ

表題はとってもとっても有名なフェルメールの作品ですよね。

そのモデルとなった少女フリートを題材にした、フェルメールに対する恋愛フィクション小説!(これだけで面白そう)

 

フリートは家庭の事情からフェルメールの家に女中として入り、お手伝いをしていくうちに、絵画に興味を抱き、フェルメールに憧れを抱く。

でもフェルメールの奥さんがそれに対してやきもちを焼き嫌がらせをしたり・・

うーん、テレビドラマですね~

 

⑤「人面疽(じんめんそ)」谷崎潤一郎全集より

最近谷崎作品がよく出てきますね!

そのなかでも、これは間違いなくホラーですね。

 

アメリカで活躍する女優、歌川百合江が主演するという映画(劇中劇)、それがまた、乞食の逆恨みを買って膝に人面のデキモノが出来るという何ともホラーな映画。

が本人の知らぬ間にいたるところで上映されて、それをひとりで見た人はおかしくなってしまうという、怪異であります。

ホラー映画、「リング」はこれをモチーフにしたという噂があるとか。

 

いやー、こんなすごい作品に出会えるとは、。読書会あなどれない。

 

 ⑥「夜と霧」ヴィクトール・E・フランクル

読書会では何度も話題に上るほどの名作です!

精神科医である著者が実際にアウシュビッツに収容された体験をもとに、人は極限に追い込まれたときにどうなるか、を冷静に記述しています。

 

あまりにもひどい中で、刺激に対する慣れであったり、残酷な事が出来てしまう集団心理であったり、心理学的な描写もさることながら、「明日への希望を失うこと」が最も人間としての尊厳を喪失させる要素であるという、その事実が心に突き刺さりましたね。

 

紹介者が持ってきたのは、「旧版」で、刺激的な写真資料も多く掲載されておりました(怖かった)。

 

⑦塑する思考 佐藤卓

私ちくわの紹介本です。

私の好きなNHK「デザインあ」の監修をされている著者が、デザインとは?から、彼のデザイナーとしての仕事に対する姿勢を学ぶことが出来ます。

 

現代にはびこる「付加価値至上主義」に警鐘を鳴らす、とても気付きの多い一冊でした。

 

以上、1周まわったところでそこそこの時間となりました。

 

テーブルNo1の時間

読書会の最後に、「テーブルで一番読みたい」と思った本を「せーの」で指さして、1番になった本を全体発表するという4月からの試みです。

 

各テーブルのNo1はこちらです。パチパチパチパチ!

 

Aテーブル:「れんげ荘」群ようこ

Bテーブル:「自負と偏見」ジェイン・オースティン

Cテーブル:「金田一少年の事件簿」

Dテーブル:「幕末の青嵐」木内昇

 

A・B・Cテーブルの紹介本はコチラです。

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全体発表の後、1時間ほどフリートークタイムとなります。

今日も参加者同士で、大いに盛り上がりましたよ。

これだけ多いと、少々マイナーなジャンルでも、必ず興味を示してくれる方がいるものです!

今回は女性の勢力が強く、所々で会話が盛り上がってました~


次回の京都開催は9/15(日)となります。

お申し込みは、HPのフォームから予約できます。

料金は¥1,500(当日払い)。

SAKURA CAFE さんはキャパがありますので、結構いけますよー。是非ご参加ください!!

 

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午後の部以降は、また日を改めて。

  

では、また!