主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

「各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと」

<知っていると知っていないでは>

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

今日は、この本。

 

 

 

内容<amazonより>

そうそうたる13人の専門家が伝える
子どもを守るための正しい知識と考え方

インターネットや口コミなどで得られる子育てに関する情報は
玉石混淆で、残念ながらまったく根拠のないデマも多いもの。
そのような中から、本当に子どものためになる情報を選ぶには、
「なんだかよさそう」という直感ではなく、正しい知識と論理的な
思考が大切です。

そこで、本書では各分野の専門家たちが、育児・医学・食・教育
などのよくあるデマに反論。さらに、各テーマに関連した本当に
大切な知識、情報の選び方などをわかりやすくお伝えします。

大切な子どもたちを守るため、お子さんがいる方、教育や行政に
たずさわる方、多くの大人に読んでいただきたい一冊です。

この本は、紹介文にあるように、「よく言われてるけど」という不確かな情報についてしっかり専門家としての意見が述べられています。「昔からやっているから」「やっぱり子供が心配だから」という理由で、効果があるかどうか、わからないままやっていなでしょうか?

 

◆こんなのもあるんだ

こと子育てに関することは、半分くらいの親は初めての子育てとなるわけですから、毎日がわからないことだらけ。

今はインターネット全盛の時代で、何か困ったことがあれば、すぐgoogleセンセイに問いかけることができ、大抵のことは教えてくれます。

すぐ調べられるいっぽうで、その情報は玉石混交でもあります。

しかも、「正しい」とされる情報でさえも、時代とともに変化することがあります。

いまの子育て世代と、その親の世代では、180度違ったことになっているなんて、ざらにあります。

今では、熱が出てネギを首に巻いている子どもなんてどこにもいませんし、風邪ていどであれば、抗生物質はお医者さんが処方しません。

  

この本に紹介されている中で驚いたのが「ホメオパシー」という民間療法。

「レメディ」という砂糖玉に、薄めた毒の記憶が残っていて、その毒が人間の毒を打ち消すのだとか。「バイタルフォース」とか、「波動」とかいう、いかにも怪しげな用語も使われていて、医療というより、加持祈禱のたぐいと思われます。

 

効果がないものに無駄なお金を使ってしまうのは良くないですが、まぁ、当人たちが良かれと思って薬にも毒にならないものを使って効いた気持ちになっているだけなら、まだいいです。

でも、それが、まっとうな別の医療行為を拒否してしまう、といった問題を起こしている事もあるので、そうなると、当の子供に実害が及んでしまいます。

こと自分の子供のこととなると、一生懸命になってしまう、良いものは何でも試さないと、となってしまいがちなので、自分だけでなく、周囲が注意しなければならないことです。

そのためにも、こういうものがあるのだという知識を少しでも聞いておくことは大切だなと思いました。

 

◆教育に関すること

道徳と自傷行為の関係について、とても考えさせられる内容でした。

「親からもらった大切なからだなんだから、傷つけてはだめだ」「そんなこと言っちゃだめだよ」という、「ダメ・ゼッタイ」的な教育だけでは、自傷行為を減らすことが出来ない。

なぜなら、子供は、悩みを相談する、打ち明ける人がいないから、自傷行為に至ってしまうのだといいます。

「ダメ・ゼッタイ」的なことを言う人には、「どうせ、否定されるだろう」という思いが働き、相談しにくいからです。

だから、大人の役割としては、きちんと道徳を教えるのではなく、「ただ聞いてあげることができる」ことが大切なんだと思います。

大人は立場上、自分の経験や価値観から子供の相談に対し、すぐに「判断」して「アドバイス」してしまいがちです。

でももっとも大切なのはその前の「聞く」というステップであり、そんな「聞いてあげられる」大人が周囲にいるのだ、と子供が知っていることなのだろうと思いました。

学校には先生だけでなく様々な役割を持った専門の方がいますし、そういった「信頼できる大人」につなげるすべを知っているだけで、随分違ってくると思います。

そもそも当の親がそんな「ダメ・ゼッタイ」的な大人になってしまっていないか、自分を省みるいいきっかけになりました。

 

その他にも、育児・医学・食・教育などさまざまな観点から13名の専門家が教えてくれますので、親として歩き出したばかりの方に、特におすすめかと思います!

 

では、また!