<冊数は少ないですが、収穫は大きい>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
読書について書いているブログなので、月に一度ぐらいは「今月に読んだ本のまとめ」をやってみようというこの記事。
いつもは「読書メーター」という読書サイトに記録を付けていっていますので、もしご興味あればそちらものぞいてください。
9月に読んだ本はこちらです。
9月は4冊でした。
冊数は少なかったですが、なかなか中身は充実していたと思います!
自分の最も印象に残った度合いに☆1~5つを付けているのですが、
今月の「☆5」は3冊でした。
今月も、☆5を中心に、おすすめを紹介していきます。
<今月のベスト本>
9月のベスト本!
①
読んでよかったです。自分は日本人でありながら、まだまだ知らないことがたくさんある、ということを痛切に感じた読書体験でした。
77年前の終戦記念日、無条件降伏をまとめあげた内閣と、軍部も内乱を抑えこむことで一致できたプロセスが、この8月14日~15日に濃縮されていました。
遅きに失したとはいえ、ここで踏ん張って、なんとかソ連の北海道上陸を寸前で防ぎ、マッカーサーの無血上陸を成功させたことにつながったのだと考えると、歴史は重いですね。
<読書メーターへの感想>
8月15日正午の玉音放送が無事にラジオから流れた裏で、ここまでのドラマがあったとは。天皇の言葉のもとで「終戦」という目標に向かい、すべての人が私欲を捨て自らの仕事に邁進しています。こういう本はほんと、読んでおかないといけないですね。(☆5)
その他おすすめ本
②
テクノロジーの普及により、従来型の分析から始まる、改善サイクルを使った差別化がつきにくくなったことで、「美的センス」というようなものが重視されているようです。
さらに、ルール作りより変化が先行してしまう猛スピードの世界において、意思決定に個人の倫理観がより重要になってきている現状。
そんな背景から、美意識はかつてないほど重要度が増しているということが、実例とともに理解でき、とても学びの多い読書となりました!
<読書メーターへの感想>
その答えは、データ分析では差別化しにくくなった世界に対しての、極めて功利的な行動でした。アーティストをトップに配置することは、なかなか勇気のいる判断ですが、そこが会社の浮沈を左右する勝負の分かれ目でしたね。(☆5)
③
3年連続で、自分的年間ベストにランクインするほど楽しませていただいた中国SF「三体」シリーズ。その続編ではないんですが、なんと三体ファンの作家が書いたという、公式外伝(スピンオフ作品)。三体が好きだった方に、かなり納得の完成度!
<読書メーターへの感想>
ひとことで言えば、「三体Ⅲ」で語られなかった部分を補完するストーリーなのですが、「本人公認」とあるように、二次創作のレベルではない完成度。特に第3話、作中では太陽系を攻撃することになる「歌い手」に関するストーリーが凄く良かったです!(☆5)
9月のベスト本紹介は以上です。どうもありがとうございました。
読書の秋。大物に挑んでいけるのもこの季節です、10月も読んでいきます~。
では、また!