みんなの日常哲学カフェ ~哲学カフェとか読書とか

哲学カフェの記録を中心に、読書記事も書いています

旧:ちくわのぴょんぴょん読書日記

オンライン哲学カフェ第86回「コミュ力」②

<関係の薄い他人との間で立ち回りができる能力>

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

私が参加していたある読書会の知り合い同士で始めた「哲学カフェ」。

今日は前回の続きで

 「コミュ力」

について書いていきたいと思います。

 

前回の内容はこちら。

chikuwamonaka.hatenablog.com

 

◆コミュ力は演技なのか

コミュ力は「嘘や方便を駆使してモノを売るのが上手い人」という話題から、

「そうすると、コミュ力は演技ができる力ということ?」

という問いになっていきました。

 

こういう問いが出てくるということは、やはり、本来の「コミュニケーション」という言葉とは別の「ビジネススキル」としての意味合いが強い、ということでしょうか。

 

そこから、

「さらさらと完璧に受け答えするセールスマンよりも、聞かれて答えられなくてもその都度聞いてくれる人に好感を持つ」

「自分の提案を貫くだけではなく、時には折れて前に進めていく能力」

「内勤業務ではスムーズに処理する能力」

「相手と打ち解けたり、関係を深めたりしなくても、結果に向かって進めていける能力」

「衝突があっても、感情をコントロールできる能力」

 

など、仕事に関する「コミュ力」の意見は身近なテーマとして、いろんな意見が出てきました。

 

◆距離感とコミュニケーション

「相手との距離感をわきまえている人」という意見がありました。

 

「コミュ力」=「グイグイ入ってくる人」のイメージも多少ありますが、初対面でいきなりプライベートなことを聞いてくる人は嫌われます。

なので、相手との関係性を把握し適切な会話ができる人、というのはコミュ力の大事な要素かもしれません。

 

「相手との距離感を測りすぎて、話題が見つけられず話しにくいから困っているんであって、ある程度グイグイ入っていくのがコミュ力なんじゃないの?」という逆の意見もあって、ここのトピックもなかなか面白かったです。

 

◆気心の知れない人の中で

距離感の話が出てきましたが、そこから、

「親しい友達同士では、『コミュ力』って意識しないよね」

という話に移っていきました。

 

「親しくない者同士、関係の薄い領域での、お互いにストレスがかかる中での、立ち回りができる能力」

とまとめてくれた方がいましたが、最後のほうに、本質に近づいていったように思いました。

 

◆終わりです。

哲学カフェは2時間が来たら終わりです。話がまとまっていなくても終わります。残りは皆さんのお土産にもなります。

 

コミュ力を高めるには?という話題も最後にでてきました。

 

今回のテーマは、ややもするとハウツー的なことになってしまいがちでしたが、皆さんの意見でいろんな角度にトピックが広がっていき、それでいて、本質に近づいていくこともでき、なかなか面白いふうに進んだかなと感じました。

以上で、オンライン哲学カフェ「コミュ力」の振り返りを終わりたいと思います。

 

では、また!