<関係の薄い他人との間で立ち回りができる能力>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
私が参加していたある読書会の知り合い同士で始めた「哲学カフェ」。
今日は前回の続きで
「コミュ力」
について書いていきたいと思います。
前回の内容はこちら。
◆コミュ力は演技なのか
コミュ力は「嘘や方便を駆使してモノを売るのが上手い人」という話題から、
「そうすると、コミュ力は演技ができる力ということ?」
という問いになっていきました。
こういう問いが出てくるということは、やはり、本来の「コミュニケーション」という言葉とは別の「ビジネススキル」としての意味合いが強い、ということでしょうか。
そこから、
「さらさらと完璧に受け答えするセールスマンよりも、聞かれて答えられなくてもその都度聞いてくれる人に好感を持つ」
「自分の提案を貫くだけではなく、時には折れて前に進めていく能力」
「内勤業務ではスムーズに処理する能力」
「相手と打ち解けたり、関係を深めたりしなくても、結果に向かって進めていける能力」
「衝突があっても、感情をコントロールできる能力」
など、仕事に関する「コミュ力」の意見は身近なテーマとして、いろんな意見が出てきました。
◆距離感とコミュニケーション
「相手との距離感をわきまえている人」という意見がありました。
「コミュ力」=「グイグイ入ってくる人」のイメージも多少ありますが、初対面でいきなりプライベートなことを聞いてくる人は嫌われます。
なので、相手との関係性を把握し適切な会話ができる人、というのはコミュ力の大事な要素かもしれません。
「相手との距離感を測りすぎて、話題が見つけられず話しにくいから困っているんであって、ある程度グイグイ入っていくのがコミュ力なんじゃないの?」という逆の意見もあって、ここのトピックもなかなか面白かったです。
◆気心の知れない人の中で
距離感の話が出てきましたが、そこから、
「親しい友達同士では、『コミュ力』って意識しないよね」
という話に移っていきました。
「親しくない者同士、関係の薄い領域での、お互いにストレスがかかる中での、立ち回りができる能力」
とまとめてくれた方がいましたが、最後のほうに、本質に近づいていったように思いました。
◆終わりです。
哲学カフェは2時間が来たら終わりです。話がまとまっていなくても終わります。残りは皆さんのお土産にもなります。
コミュ力を高めるには?という話題も最後にでてきました。
今回のテーマは、ややもするとハウツー的なことになってしまいがちでしたが、皆さんの意見でいろんな角度にトピックが広がっていき、それでいて、本質に近づいていくこともでき、なかなか面白いふうに進んだかなと感じました。
以上で、オンライン哲学カフェ「コミュ力」の振り返りを終わりたいと思います。
では、また!