ちくわのぴょんぴょん読書日記 ~読書・読書会・哲学カフェ

読書・読書会・哲学・哲学カフェが好きな人間のブログ

主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

彩ふ読書会 ~京都北山 ① 推し本読書会 前編 19/04/21

<今日も個性あふれる本ばかり!>

 

私ちくわは関西を中心に活動している読書会、「彩ふ読書会」に、2018年5月からサポーターとして活動しています。

2018年12月に京都開催が始まり、私は京都サポーターとしてお手伝いさせていただいてます。

 

彩ふ読書会の目的は「本が好きな方の居場所作り」です。

「家庭でもない、職場でもない、第三の場所」をコンセプトに、色んな価値観を持った方々が集まり、意見を交換し合うこと、また空間を共有しあうことで新しく生まれる何かを楽しもう、という集まりです。

ジャンルは問いません、いい意味で、「何でもアリ」なので、男女問わず、また若い方から年配の方まで、気軽にアットホームな雰囲気で、リピーターさんも多数いらっしゃいます。

 

iro-doku.com

 

◆「彩ふ読書会」への参加のしかた

開催日程と参加申し込みは、HP内のWEBフォームより簡単にできます。

約1か月前より申し込み開始となります。

日程をご確認の上、お気軽にお申込みください。

参加費は午前の部、午後の部それぞれ1,500円です。

 

京都開催・大阪開催ともに午前の部は人気で、特に大阪開催は定員の24名が一杯になることもよくあります。

参加するなら京都が狙い目です(手前味噌)!

 

4/21(日)は第5回京都開催でした。

 

午前の部:推し本読書会

午後の部:課題本読書会 「青い鳥(重松清)」

 

今回も「SAKURA CAFE」さんで行われました。

 

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午前の部は「推し本読書会」です。

 

参加者は19名。男性9名 女性10名。(多分)

3テーブルに分かれて開始です!

 

◆推し本読書会の進み方

司会者からのあいさつの後、

まず、10分ほど使ってテーブル内で自己紹介します。

よく読む本のジャンル、好きな作家さん、最近ハマっている事、(差し支えなければ)職業など自分の事を紹介します。

 

そして、いよいよ順番に時計回りで推し本を紹介していきます。

 

1時間ほどでしょうか。

1人あたりでだいたい5分~10分ぐらい。

何故この本を選んだのか、どこが面白かったのか、この本を通してどんなことを感じたのか、を語ってもらいます。

そして、他の参加者からの質問があったり、周辺情報が出てきたり。

そんなこんなであっという間に1時間ほどが過ぎていきます。

 

時間となったら、テーブルで「この本を読んでみたい!」という本を「せーの」で指差し、「テーブルNo.1」を選出します。

 

最後に各テーブルの「テーブルNo.1」が、全体に発表・紹介されます。

 

終了後は、小一時間、フリートークタイムとなります。

他テーブルを覗きに行ったり、他の参加者との交流を深めます。

 

やはり皆さま読書好きなので、得意ジャンルはそれぞれでも、この交流の時間は盛り上がります。

 

◆では、テーブルのレポート

私が参加したAテーブルをレポートします。

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①「しろいろの街の、その骨の体温の」 村田沙耶香

私が昨年一番好きになった、村田沙耶香さんです。ありがとうございます。

今月より京都サポーターに参加してくださった、私も尊敬する「文学少女」からの紹介です。

この作品は知らなかったのですが、中学校のスクールカーストが題材のようです。

そして、そういう中学女子独特のできごとの描写が、紹介者のリアルな経験と重なったことも印象に残った理由とのことです。

 

紹介を聞いていて、読んだら重ーい気分になってしまうんだろうな、という雰囲気がしました。

でも、村田さんのリアルな体験も下地にあるのだろうな、そういう意味でも是非読んでみたいと、思える作品です。

 

②「『私』をつくるー近代小説の試み」 安藤宏

京都サポーターの女性からの紹介です。

近代「私」小説についての論考、小説の人称や使われる言葉について述べられています。

文学をたしなむ上での教科書のようで、ちょっと難しそうだなと思いましたが、文学好きな彼女だからこそ、語れるのでしょう。すごいです。

 

③「ザ・プロフェッサー」ロバート・ベイリー

初参加の女性からの推し本です。

帰省していてちょっとヒマだったので参加した、とのことですが、彼女の熱いトークに一同聴き入ってしまいました!

熱いリーガル・ミステリー、例えていうなら池井戸作品。

何度も危機にあいながら、最後は正義が勝つ。人生にとって何が大切なのか、直球で思い知らせてくれる。

そして、この本は翻訳者が発掘してきて、小学館文庫に「この本がおもしろいから是非出版してほしい」と、いう珍しい本、是非とも応援したい!という、「関係者かな?」とも思える発言で盛り上げてくださいました。ありがとうございます。

 

④「異世界の書ー幻想領国地誌集成」ウンベルト・エーコ

前回「前日島」を紹介してくれた男性からのエーコ再登場!

今回は、神話・伝説を図を交えて紹介する、いわば図鑑のような教養本です。

オカルト話が性癖の私にぴったりです!と笑顔でカミングアウトする彼に清々しさを覚えますね!!

アトランティスやムーなど、美しい図がちりばめられており、テーブルから歓声があがっていましたよ!

 

⑤「すべての知識を『20字』でまとめる 紙1枚!独学法」 浅田すぐる

初参加の男性からの紹介です。

トヨタの「資料は1枚」に学び、ビジネスコンサルタントをしている筆者の、アウトプット法のエッセンスです。

私も今年は「アウトプット強化」の1年にしようと思っているので、興味津々で聞きました。

そして、すごいのがこの「ノート」です。

この本からの、アウトプット練習用、別売りノートです。

ちゃんと書いて練習されていて、頭が下がります。

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読書も「アウトプット」が大切です。

自分なりにエッセンスを短くまとめようと頑張ること、これが知識として定着させるためになにより重要な事だと思います。

 

⑥・私の推し本です、、。

 

レポートの途中ですが、疲れてきたので続きは明日に書きます!

すみません、では、また!

 

 

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