<非日常の○○>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
私が参加している「彩ふ読書会」において、参加メンバーで作るグループ活動として開催しています、「オンライン哲学カフェ」。
今回は第25回となります。
前回の第24回「老いは何をもたらすのか?」の模様はこちら。
◆今回も「Zoom」を使いました
今回も前回同様、「Zoom」を使用。
「Zoom」とはオンライン会議アプリで、「skype」をイメージしていただくと大体そんな感じで、とても使いやすいテレビ会議アプリです。
主催が会議を「○○日の●時~●時」とスケジュール設定すると、「会議ID」が発行され、参加者はPCのZoomホームページやスマホアプリから、その「会議ID」を入力するだけで、アカウントを作る必要も無く、簡単に参加できます。
◆この日のテーマは「旅」
この日の参加者は8名。時間は2時間です。
オンラインにおいても、実際の哲学カフェのように、進行役を決め、1人ずつしゃべる方式にしています。
しかしながら一部の人しか画像を映していないため、挙手が見えないので、発言したい人は「ハイ○○です。」と言い、進行役が指名するという感じにしています。
(画面を見ていると誰がしゃべったか大体わかるんです)
今回の進行役も、ひじき部長に務めていただきました。
私は、ZOOMのチャット画面にメモを残していく書記係を担当しました。
この日のテーマも、メンバーの推薦により選ばれた
「人はなぜ旅に出るのか?」
です。
今回は少し趣向を変え、「旅」がテーマです。どうして旅をするのでしょう?旅をする人としない人がいるのは、どうしてでしょう?皆さん旅のどこに意味を見出しているのでしょう?
では、哲学カフェ内での発言を振り返りつつ、感想とともに書いていきたいと思います。
◆旅をしますか?どんなものを旅と呼びますか?
いつもであれば、まず旅とはなんなのか?という定義から入りますが、各自に経験を語ってもらうところから入ります。
大阪から神戸の動物園に行くことは旅なのか?と問われると、そうでないような気がします。
では名古屋の動物園に行けばどうか?となるとそれは旅であると答えるでしょう。
そこに関係するのは移動距離であったり、宿泊の有無であったりします。宿泊を伴うとがぜん旅である感じが出てきますよね。
「家の周りであっても、通った事のない道を歩くのは旅」
という意見がありました。
これはどうでしょうか。「初めての場所」というところが肝心なようですね。
「乗ったことのない電車の路線に乗りに行く」
という意見がありました。これは移動手段というよりも、乗ること自体が目的になっているようですね。でも、電車が入ると、旅という感じがいやおうなしに出てきますね。
「転居は旅なのか?」
こんな意見が出てきました。転居は引っ越しですから、旅ではないような気がします。でも、卒業や就職、新生活に際して「新たな旅立ち」というような言葉が使われますから、そういうと旅かもしれません。チューリップの「心の旅」は上京の歌だったか、。
関連して「帰る場所が無いのは旅なのか?」であるとか「目的地がないのは旅なのか?」というような面白い意見も出てきます。
感覚的には「旅」でないような気がしますが、、。
しかし、「死出の旅」という明らかに一方通行のことにも「旅」は使われます。
さらに「旅芸人」というのもあります。旅芸人は帰る場所が定まっていない、目的地さえも定まっていないような職種でありますが「旅」がついています。
こうやって聞いていくと、幾つかのキーワードが出てきました。移動距離、移動手段、新しい場所、目的地、帰る場所、そして非日常です。
◆旅の目的
非日常というワードは旅にとても欠かせない要素である気がします。
リゾート地のビーチで何もせずダラダラしたい、という人は「リゾート地」「ビーチ」「ダラダラ」といったいつもとすべてが違った要素に楽しさを見出しているのでしょう。
温泉旅行、グルメ三昧、買い物ツアー、なんかも日ごろ抑えていたものを発散させる、といった感じがします。
観光スポット巡りはどうでしょうか。珍しい場所を見るということ自体が非日常ということでしょうかね。有名人に会うような感覚もあるかもしれませんね。
いっぽうで、「移動の道中自体が楽しい」というのもあります。電車で景色を見ること、駅弁を食べること、おしゃべりをすること。ドライブしながら音楽を聴くこと。
逆に「一分でも早く着きたい」という人もいるのも確かです。そんな人は、移動時間が短くなることに余分にお金を費やします。
そういうふうに、旅には人それぞれ楽しめるポイントがあります。ほんとうにさまざまであるように思います。ひとくくりに旅といってもかくも楽しみのバラエティがあるが故に、すれ違いも起こったりもします。
そんなエピソードを交え、哲学カフェはいつもよりさらに和やかにワイワイと後半戦に入っていくのです。
時間となりましたので続きは日を改めて書いていきたいと思います。
では、また!