主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

オンライン哲学カフェ第43回「行き当たりばったり哲学カフェ」②

<いちどに3語を出すとスムーズにいきました>

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

私が参加している「彩ふ読書会」において、参加メンバーで作るグループ活動として開催しています、「オンライン哲学カフェ」。

今日は昨日の続きで

 「行き当たりばったり哲学カフェ」

について書いていきたいと思います。

 

昨日の内容はこちら。

chikuwamonaka.hatenablog.com

 

昨日書いた内容としては、以下のようなものです。 

・「行き当たりばったり哲学カフェ」のやり方

・テーマ1:「7月」(!)

・テーマ2:「地球」

 

◆3つ目のテーマは、3語から選択

「行き当たりばったり哲学カフェ」は、休憩をはさみ、3つ目のテーマを選択することになりました。

 

ここで1語はやはりリスクが高いので、ガチャで出てきた3語から選ぶ形式にしようという提案があり、そうしてみることにしました。

 

そして出てきた3語は、、ごめんなさい忘れてしまいました。

その中から、進行役が選んだ単語は、

 

「過ぎる」

でした。

 

これなら、感が、メンバー間の雰囲気に現れました。

先の2語と比較しても、発言が出てきやすかったです。

「『経過』の意味と『やりすぎ』の意味の違いについて」

「『過ぎる』の反対語は?」

「『あやまち』と読むこともできる」

「『過ぎる』はどうして、悪いイメージを持つのだろう?」

「時間の『経過』と『あやまち』に共通点はあるのだろうか?」

 

話しているうちに、「過ぎる」=「基準点からの逸脱」というふうに言い換えることができそうだ、ということになってきました。

では、その基準点とは、どうやって決まるのでしょうか?

 

と、話が進んだところで、30分が経過。

今日は実験的ということで、さらに、もう1個だけテーマを変えてみましょう!

という提案があり、本日最後のテーマ選びをすることになり、「過ぎる」はここで終了としました。

 

◆本日最後、4つめのテーマは?

最後のテーマ選びも、3番目のテーマ同様、ガチャで出てきた3語の中から選ぶ方式にしました。

そして選ばれたテーマは、

 

「まろやか」

でした。

楽しそうなテーマですね。

 

これこそ、まずツッコミたい。

「まろやかって、なんやねん。」

 

こくまろカレー。食品のコピーによーくできてます。でも、実際口で説明するのは難しい、そんな単語ですね。

「食品のコピーでは見るけど、自分ではあまり言わない」

「そもそも、『まろやか』って『味(味覚)』なのか?」

「角が取れてるような感じ」

「だとすると、それ単体の味ではなく、『角』とセットで使われる?」

「『マイルド』と考えると、確かに『苦味』や『辛味』が抑えめなイメージ」

「調和のとれた、円熟味のある、そんな感じ」

 

うんうん、確かに、「まろやか」って、不思議な日本語ですね。

けっこう、深く理解せずに使ってしまっている日本語の代表格かもしれません。

 

カレー屋さんの店員が「お客に辛さの説明を言葉でするのは難しい」と言うのをどこかで聞いたことがあります。

味というものは感覚の世界だから、自分の持ち合わせている語彙で表現するのは難しい。

さらに言うと自分の「まろやか」は他人の「まろやか」と同じかどうかわからない。

なぜなら、他人の感覚は決して自分は体験できないからです。

 

「細かい味の表現が多くあるのは、それが必要な人がいたから」

というメンバーの発言がありました。これは、なるほど、です。

 

例えばワインの味表現で、「シナモンのような、カカオのような、バニラのような」とかいうのがあります。

でも、凡人の私にはそんな「ニュアンス」を感じたことは、ほぼありません。

ワインを選んで説明するソムリエの人や、ワインを飲み分けたい通の人にとって必要であるけれども、「赤か白」とか「おいしい」とか「肉に合う」とかいうぐらいのレベルなら、細かい味の表現は必要ないし、そもそもわからんし。

 

「まろやか」から、言葉の社会学に、話が広がっていきましたね。

 

◆終わりです。

4つのテーマについて、語り終えたところで2時間が経過しましたので、今回の哲学カフェは終了です。

 

ランダムで唐突に出てきたワードでの哲学対話は、感想を言うなら、

「どんな単語でも哲学対話はたぶんできるが、盛り上がるかどうかは保証できない」

ということです。

 

ある程度の抽象度が無いと、そもそも哲学対話がしづらい。

例えば、「砂ずり」っていうワードで哲学対話はしにくいです。※以前、「キュウリの味」っていう哲学カフェに参加したことがありますが(笑)

そして、ある程度みんなが知っているワードでないと難しい。

例えば、「タキオン粒子」というワードがあったら、そもそも知らんし、ってなります。

 

また、行き当たりばったり哲学カフェがふだんの哲学カフェと違ったのは、すべてその場で考えなくてはいけない、ということです。

事前にテーマを決めていると、それに沿った自分のエピソードや、テーマに対する持論を、あらかじめ用意して話される方が多いのですが、今回はそうではなかったので、普段よく発言する方と普段あまりしゃべらない方とが逆転するような場面もあったりして、これはこれで面白かったな、と思ったのでした。

 

今回、3語ガチャからテーマを選ぶと、そこそこできるのはわかったので、「行き当たりばったり哲学カフェ」2度目は、多分あると思います!

 

以上で「行き当たりばったり哲学カフェ」のレポートを終わります。

では、また! 

 

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