<良い性格、悪い性格>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
私が参加している読書会「彩ふ読書会」の、参加メンバー同士でサークル活動として始めた「哲学カフェ」。
社会情勢を踏まえ、2020年より主にオンラインの場に移し、「オンライン哲学カフェ」として細々と楽しんでおります。(※今のところ、クローズドでの開催です)
今回は、記念すべき、第50回開催になります(パチパチパチパチ!!)。
第1回が2020年4月でしたので、2年と1か月での第50回到達となりました。
※2020年4月、オンライン哲学カフェ第1回(テスト)の模様はこちら。
記念すべき第1回目のテーマはなんと、「好きな物を先に食べる人と最後に食べる人の違いは?」でした、、。(笑)
◆「哲学カフェ」とは?
哲学カフェとは、おもに身近なことがらについてテーマを1つ決め、それについてみんなで自由に意見を出し合う対話の場です。
「哲学」と書いていますが、ソクラテスやプラトン哲学がどうのといった話はほとんどしません。
私たちの哲学カフェで扱っているテーマは、「『普通』ってどういうこと?」だとか、「『自己責任』って結局何なの?」だとか、身近にありながら、答えがなかったり、人それぞれだったり、ふだんあえて時間をかけて考えたりあまりしない話題について、じっくり語り合っています。
そうすることによって、「あたりまえ」だったことに新しい側面を発見し、考え方・生き方に変化が起こることを楽しんでいければいいな、と考えています。
当哲学カフェはいわば「日常生活を哲学する」ことを目指しています。
◆「Zoom」を使っています
今回も、「Zoom」を使用。
「Zoom」はすっかりおなじみですがとても使いやすいオンライン会議アプリです。
主催が会議を「○○日の●時~●時」とスケジュール設定すると、「会議ID」が発行され、参加者はPCのZoomホームページやスマホアプリから、その「会議ID」を入力するだけで、アカウントを作る必要も無く、簡単に参加できます。
◆この日のテーマ
この日の参加者はのべ7名。時間は2時間です。
オンラインにおいても、実際の哲学カフェのように、進行役を決め、1人ずつしゃべる方式にしています。
しかしながら一部の人しか画像を映していないため、挙手が見えないので、発言したい人は「ハイ○○です。」と言い、進行役が指名するという感じにしています。
(画面を見ていると誰がしゃべったか大体わかるんです)
今回は、いつも通りひじき氏が進行役になり、私はというと、いつものように書記役で進めていきました。
この日のテーマは、メンバーの推薦により選ばれた
「性格」
です。
きれい好き、引っ込み思案、色々ありますが、性格っていったいどうやって決まるのでしょうか?直したい性格って、あるでしょうか?
では、実際出てきた意見と感想を簡単に書いていきたいと思います。
◆「性格」には、どんなものがある?
まず、大前提として「性格」というものの正体が私たちにはよくわかりません。
別の言葉で置き換えてみるとどうなるのか、ひとまずそこを目指していくとして、まずはいつものごとく問いや具体例を、メンバーよりどんどん上げていきます。
・人格、人柄、キャラクターと、どう違う?
・良い性格と悪い性格とは?
・良い性格=穏やか、きれい好き、優しい、嘘をつかない、、。
・悪い性格=その逆でしょうか。
優しい、穏やか、冷たい、極悪非道、など、抽象的な形容詞のものもあれば、
嘘をつかない、片づけられない、など、ほぼ具体的行動を示すものを「性格」と呼んでいたり、性格というものはけっこう幅広く使われている、という印象を持ちました。
◆「性格」は先天的なもの?
「性格は変わっていくものか?変えられるものか?」
という問いがありました。
年齢を重ねると、性格が変化することはあります。怒りっぽかった性格が、穏やかになったり、部下や子供を持つことで、責任感がついて、中途半端なことが嫌いになったり。
いっぽうで、変化しない性格もあるように思います。内向的や、どうしても片付けができないなど、生まれつきの特性や病気によるものが、性格として呼ばれてしまっているものもあるでしょう。
◆「良い性格、悪い性格」
「良い性格、悪い性格というのは何か?」という問いがありました。
優しい、几帳面、穏やか、嘘をつかない、、最初に挙げたように、こういう性格に共通するものは何でしょうか?
道徳的なこと?社会的なこと?
「協調性」という言葉がメンバーから出てきましたが、どうも「良い性格」と呼ばれるものは、社会生活を円滑に営んでいくうえで必要なこと、対人コミュニケーションに関することのように感じられます。
当哲学カフェでは、「良い」というワードが出てくると、いつもそれが話題となります。そこから問いが生まれるからです。
いつも言いますが、「良い」には絶対的に「良い」ということはなくて、「何に対して」良いかということを常に考える必要があるということです。
例えば「嘘をつかない・正直」と「良い」の関係について、何でも正直に言ってしまうと、トラブルを生むことがあります。
例えば「優しさ」は、相手の精神的ダメージは少ないですが、それによって我慢ができない子に育つなんてこともあります。
◆性格は誰が決める?
ここまできて約1時間、性格というものの正体について、まだ半分も分かってきていないような気がします。
考えれば考えるほど、解らないことが増えていくことがあるのも、哲学カフェの楽しいところ。
結局、性格って、行動なのか、行動の前提にある内面的なものなのか?
性格を決めるのって、誰なのか?
問いは尽きません。
長くなってきましたので、続きは日を改めて書いていきたいと思います。
では、また!