ちくわのぴょんぴょん読書日記 ~読書・読書会・哲学カフェ

読書・読書会・哲学・哲学カフェが好きな人間のブログ

主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

「超習慣術」 メンタリストDaiGo

<習慣化は意志ではなくテクニックだということ>

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

今日は、この本。

 

内容<amazonより>

人生は習慣で変えられる!

人の行動の45%は習慣、つまり無意識の行動で成り立っている。
すなわち、「こうしたい」「こうなりたい」と思えるような
“よい習慣"を身につけてしまえば、人生のほぼ半分を自分の思い通りにできるということ。
それほど、習慣の力はバカにならないのだ。

しかし、三日坊主という言葉がある通り、何事も続かないと諦めている人は実に多い。
そして、その多くの人の挫折する理由が、目標設定が高すぎることにある。
自分の身の丈に合うような、頑張らなくても簡単にできることというのは
毎日実行し続けていけば、やがてそれが無意識のうちに自然にできるようになる。

本書では、その目標設定のしかたから、無意識のうちに習慣化できるようになるまでの方法を紹介。
そして、最終的には、誰もが“よい習慣"を身につけて、思い通りの人生を手に入れることを目標に設定している。

Contents
はじめに習慣づくりは簡単だ!
第1章人生の50%を占める習慣的行動を操る【5つの超習慣術】
第2章習慣が身につく確率を極限まで高める【7つの心理テク】
第3章三日坊主にならない【習慣維持テクニック】
第4章習慣の挫折をなくす【セルフ・コンパッション】
第5章何年も治らない悪い習慣を駆逐する【8つのリバウンド対策法】
第6章パートナーから親、子供まで【他人の悪い癖を直す方法】

◆この本は

ボリューム:★★☆☆☆(ライト)

読みやすさ:★★★★★(理解しやすい)

気付き学び:★★★★★(ノウハウの宝庫)

信頼度  :★★★★☆(やってみよう)

 

永続的に使えそうな内容で良い本でした。習慣化に必要なのはつくづく意志の力ではなくテクニックだということ、そして、そういう先人の知恵を知ることは大事ですね。習慣化の帝王と呼ばれる「if then プランニング」は誰にでもすぐに実践できる必読テクニックです!

 

◆内容紹介・感想

この本は、古今東西の「習慣化」にまつわるノウハウを手広く紹介していますので、習慣化できなくて困っていることがあれば、なにか1つでも自分に活かせることがあると思います。

その中でも、印象に残ったいくつかを紹介したいと思います。

 

・「If then  プランニング」

 本の中で「習慣化の帝王」と呼んでいるこの方法。

簡単にいうと、「日常的行動」に「やりたいこと」をくっつけるというやり方です。例えば、「歯磨き」の後に「体重を量る」とか、「朝電車に乗ったら」「英語のリスニング」、とかですね。

できるだけ、結び付ける日常的行動は、毎日やっていて、同じ時間に、同じ場所で、やっていることが望ましいです。

 

・「やめたい習慣」を「やる目標」に置き換える

 「やめたい習慣」は「やりたい習慣」より難しいそうです。

そこでそこをむりやり「やる習慣」に置き換えるのがオススメとのこと。

たとえば、食事の時にお酒を飲むのをやめたいとき、「炭酸水を飲む」という習慣に置き換えてしまう。そうしていくと、がまんするのではなく、自然と悪い習慣が薄れていくんですね。

 

・習慣の前に起こる行動(トリガー)に着目する

やめたい習慣の前には、その前に特徴的行動があって、その行動に着目し対策することが有効ということです。

たとえば、タバコ。朝起きたら、食事のあと、電話をしながら。いろんなシーンとセットで習慣化してしまっているので、いざそのシーンがきた時、それをしないでいるのがなかなか難しい。

そうしたとき、そのトリガーが起こった時、コーヒーを飲む・ミントタブレットを食べるなど、別な行動をあらかじめセットしておく。ということです。

 

・モチベーションを保つ

習慣といえば三日坊主が思い浮かびますが、挫折してしまうきっかけが、毎日やってきたことの連続が途切れた時、「やっぱり自分はダメだ」と自分を責めてしまうことだそうです。

そんな1度や2度の失敗を自分が許せるかどうかにかかってきます。

ダイエットであれば、暴飲暴食してしまった後、一時的にリバウンドしてしまったときです。そんなときは、やりはじめてから今までの経過を振り返って、着実に成果が出ることを再確認することです。

プロ野球選手が、打率が下がっている時は、下がらない「安打数」に着目して、積み重ねていくモチベーションを切らさない、という話を聞いたことがあります。

また、目標をストイックにしすぎないこと。ストイックな計画は、ストレスの原因になり、挫折しやすいです。

 

・感想

この本には、特別なことが書かれているわけではありません。古今東西、知られている習慣化のテクニックを集めて紹介しているものです。王道のテクニックです。

王道だからこそ、そのままマネしてみればいいと思います。

そして、つくづく思ったのは、習慣化は「意志の力」は最初のとっかかり以外は必要なく、大切なのは「テクニック論」だということです。

習慣を軌道に乗せるために、ありとあらゆる仕掛けを仕込んでおいて、やり続けられるようにすることです。

手軽に、即実践的な王道のテクニックを知ることができてお得な本なので、持っていて損はないと思います!

 

では、また!