みんなの日常哲学カフェ ~哲学カフェとか読書とか

哲学カフェの記録を中心に、読書記事も書いています

旧:ちくわのぴょんぴょん読書日記

オンライン哲学カフェ第78回「友達」①

<職場の同僚に友達はいるか?>

 

おはようございます!ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。

 

私が参加していたある読書会の知り合い同士で始めた「哲学カフェ」。

2020年より主にオンラインの場に移し、「オンライン哲学カフェ」として楽しんでおります。(※今のところ、クローズドでの開催です)

今回は、第78回開催になります。

 

前回の第77回開催の記事はこちらになります。

chikuwamonaka.hatenablog.com

 

◆「哲学カフェ」とは?

哲学カフェとは、おもに身近なことがらについてテーマを1つ決め、それについてみんなで自由に意見を出し合う対話の場です。

「哲学」と書いていますが、ソクラテスやプラトン哲学がどうのといった話はほとんどしません。

私たちの哲学カフェで扱っているテーマは、「『普通』ってどういうこと?」だとか、「『自己責任』って結局何なの?」だとか、身近にありながら、答えがなかったり、人それぞれだったり、ふだんあえて時間をかけて考えたりあまりしない話題について、じっくり語り合っています。

そうすることによって、「あたりまえ」だったことに新しい側面を発見し、考え方・生き方に変化が起こることを楽しんでいければいいな、と考えています。

当哲学カフェはいわば「日常生活を哲学する」ことを目指しています。

 

◆「Zoom」を使っています

今回も、「Zoom」を使用。

「Zoom」はすっかりおなじみですがとても使いやすいオンライン会議アプリです。

主催が会議を「○○日の●時~●時」とスケジュール設定すると、「会議ID」が発行され、参加者はPCのZoomホームページやスマホアプリから、その「会議ID」を入力するだけで、アカウントを作る必要も無く、簡単に参加できます。

  

◆この日のテーマ

この日の参加者は10名(「聞き専」含む)。時間は2時間です。

オンラインにおいても、実際の哲学カフェのように、進行役を決め、1人ずつしゃべる方式にしています。

しかしながら一部の人しか画像を映していないため、挙手が見えないので、発言したい人は「ハイ○○です。」と言い、進行役が指名するという感じにしています。

今回は、いつも通りひじき氏が進行役、私ちくわ書記役で進めていきました。

 

この日のテーマも、メンバーの推薦により選ばれた

 「友達」

です。

 

「友達」と「知り合い」の違いは?

子供の時の友達と、大人になっての友達は違う?

SNSの「友だち」について。

いろんな「友達」について、気軽に語り合ってみました。

 

では、実際出てきた意見と感想を簡単に書いていきたいと思います。

 

◆友達と知り合いの違い

まずは、どこからが友達か、という、この話題から。

・情が湧く

・困った時に助けたくなる

・定期的に会える

・本音や悩みを話せる

・2人だけでごはんを食べたら

・久々に会っても、以前と変わりなく話せる

 

色々出てきましたが、あえて言葉にすると意外と難しいものです。

そしてその友達の中にも、特に仲のいい友達、ギリギリの友達、というふうに差があるという意見も。

 

その後に、「友達でなくなるときはどういう時か?」という問いもありましたが、これを考えることにより、友達の本質的部分に少し近づけたかもしれません。

 

◆職場の同僚に友達はいるか?

ここは、盛り上がったポイントでした。

職場の同僚に「友達」と呼べる人はひとりもいないというパターンはよくあるようで(自分もそうですが)、そしてそれは別に困ることでもないということです。

 

「職場の同僚」ということについて考えると、たまたまその会社で、所属した部署で一緒になっただけの人であって、ある活動目的に向かって集まった人たち、という、友達とは少し違う関係性だということがわかりました。

 

同僚でも友達と呼べる人がいるパターンについては、プライベートでも会って遊ぶ人という意見がありましたが、この「遊ぶ」というワードはそこそこ重要であると思ったのでした。

 

そこから、「仕事仲間」という言葉が出てきて、「仲間」と「友達」の違いは?というふうに展開しました。

確かに職場や部活のメンバー同士は「仲間」と呼ぶけれど、「友達」とは少し違う。

そこにはやはり、「目的」「目標」というものがあるようです。

 

とすると、「友達」には、「利害」「目的」が無くても成立する関係ということは言えるかもしれません。

趣味の世界でも、「テニス仲間」「釣り仲間」とか言います。あれ、でも「飲み友達」とかも言うか、、。

 

その後、「転職した元・同僚と付き合いが継続すると『友達』と呼べるのか」という話題が出てきましたが、これはなかなか面白い問いとなりました。

最後のほうにまた書いていきます。

 

◆子供の頃、学校での友達は?

友達と言えば、学校での友達はどうだったでしょうか。

学校では仕事場と違い、だいたい誰かしら友達がいた印象があります。

子供時代、「クラスメイト」と「友達」の違いはどうとらえていたでしょうか。

 

哲学カフェはまだまだ続きますが、長くなってきましたので、続きは日を改めて書いていきたいと思います。

 

では、また!