主に読書メモ・読書会・哲学カフェについて書いています。

彩ふ読書会 ~京都北山 課題本検討会

それでは午後の部のレポートです。

午後の部は「課題本読書会」です。

 

今回の課題図書は、山里亮太「天才はあきらめた」。

天才はあきらめた (朝日文庫)
 

内容紹介(amazonより)

「自分は天才にはなれない」。そう悟った日から、地獄のような努力がはじまった。

嫉妬の化け物・南海キャンディーズ山里は、どんなに悔しいことがあっても、それをガソリンにして今日も爆走する。
コンビ不仲という暗黒時代を乗り越え再挑戦したM-1グランプリ。そして単独ライブ。
その舞台でようやく見つけた景色とは――

《解説・オードリー若林正恭

 

参加者は16名。男性8名、女性8名。

2テーブルに分かれ、行われました。

 

今回は、南海キャンディーズ山ちゃんが主人公ということで、イジりやすく、皆さん遠慮なくこき下ろしておられました。もう一つのテーブルでは「クズ」発言も!

(山ちゃんすみません、でもクズエピソードだから、仕方ない。)

 

本日も、テーブル進行を私ちくわが務めさせていただきました。

 

4~5回目になりますが、課題本検討会の進行は、今でも難しいと思っています。

自分が仕切ろうという思いが強すぎると、司会(私)→お客様(複数人)というふうになってしまいます。そうすると一問一答、授業のようになってしまうんです。

 

そこで、今回は「哲学カフェのつくりかた」から知恵をお借りし、助っ人を用意しました!

 

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カワイイこのうさちゃんは「もち子」と言います。今回は「もち子」に進行サポートしてもらいました。

これは哲学カフェで用いられている「コミュニティボール」というものです。

(ウサギのぬいぐるみにしたのは個人的趣味です、でもさわり心地が良く、皆さん持ちたがってくれました)

 

簡単なルールを設定しました。

・「もち子」を持っている人だけが発言でき、他の人はその人の話を最後までよく聴く。

・発言者は次に挙手した人に「もち子」を手渡す。

 

<良かったこと>

・私も参加者として「聴くこと」「質問すること」に集中できた(仕切らない進行)。

・進行役に気を遣うことなく、発言できる(自由度アップ)。

・メンバー同士で話題を膨らませてくれる(より共同作業っぽくなる)。

 

しかしながら、発言量のバランスはどうだっただろうか、私の気遣いが足りなかったのでは、などなど、反省点もあったように思います。

 

いつも実験的企画に前向きに乗って下さる、主宰者のーさんに「これって正解はないですからね~」という何気なくもありがたい一言をいただき、感謝しています。

 

私が担当したテーブルは、男性4名、女性4名の計8名。

 

お笑い好きが2名いらっしゃり、テーブルの隅から隅へ「もち子」が飛び交い、小ネタの在庫放出会が開催され、テーブルが笑いに包まれました。盛り上げていただきありがとうございました!

 

肝心の会話内容は、以下の通りです。

・「努力の人」。サボり行動をうまく回避する技術とメンタルをもっています。

 →おおむねこの印象は皆さんお持ちでした。学ぶところが多かったです。

 

・「共感できない点も多い」。他人(おもに相方)に価値観を押し付ける言動。

 →クズエピソードです。しかし、これを正直にさらけ出しているから、憎めないのだ、という意見にも納得でした。

→そして、自分に思い当たるふしがあり、心に刺さってくるのです。

 

・「評価軸が『自分』ではなくて常に『他人』にあるから、不安が拭えない」

 →なるほどなあ、と思いました。だから、他人にも頑張ることを強制してしまうのです。いつまでたっても失うのが怖いんです。

→「自分がこれでいいんだ」と、やっと最後に思えたのは良かったです。

 

・「劣等感をプラスに転じる」。人見知りを武器にする。

 →「人見知り」にも、「観察力に優れる」「繊細」「他人がどう思うかを先読み

  できる」などの強みがあり、それを役立てることを考えればいいのです。

 

・「あまり戦略的すぎるのもちょっと嫌」

 →この本自体、イメージ戦略では?と疑いだしたらきりがありません(笑)。

 →戦略的になりすぎたためにM-1後きっちり壁にぶち当たっています。そしてそれを成長につなげることが出来ました。だからそれも一つの生き方ではないのか。

 

このように、皆で意見をすり合わせることによって、自分の意見が「育って」いきます。

課題本読書会の醍醐味は、これが一番ではないかと思っています!

 

また、いつも思うのですが、一生懸命聴き、頑張って話す、これを一時間やると、ほんとうに疲れるのです。頭を使った証拠ということで、勲章と思っています。

 

本当に、参加者の方から、いつも教えていただくことばかりで、感謝しかありません。

 

レポートは以上です!