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第161回芥川賞受賞作「むらさきのスカートの女」今村夏子~ネタバレ度(中)

<読んでいくうちに、???ってなる話>

 

こんばんは。ちくわです。

読書・読書会・哲学カフェが好きです。

新しい事、楽しい事は、何でも試して、失敗して、楽しんで。

 

今日は、今日読んだばかりの、このお話です。

 

【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女

 

第161回芥川賞受賞作!ということで、心して読み始めたのであります!!

(まあ、読んだのは電車の中ですが)

 

<内容紹介 amazonnより>

近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性のことが、気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で働きだすように誘導し……。

『こちらあみ子』『あひる』『星の子』『父と私の桜尾通り商店街』と、唯一無二の視点で描かれる世界観によって、作品を発表するごとに熱狂的な読者が増え続けている著者の最新作。

 

◆近所でも有名なちょっと変わった「むらさきのスカートの女」

まず、このタイトルです。

 

主人公の「わたし」が、近所に住む「むらさきのスカートの女」という、界隈では有名なちょっと変わった(ちょっと気持ち悪い?)女性を、観察する日記のようなストーリーになっています。

 

その「むらさきのスカートの女」が気になって仕方がない「わたし」は、うまく自分と同じ職場に就職させることに成功し、さらに観察を続けるのです。

 

◆ちょっと変わった人のはずだったのに、、

しかし、「むらさきのスカートの女」は、その新しい職場で、意外にも周囲になじんで、一生懸命働いてしまうのです。

 

主人公の「わたし」自身は、独り暮らしの女性で、「むらさきのスカートの女」と少し似た境遇でもあり、「友達になりたい」という気持ちでずっと観察していたのに、です。

 

◆とても読みやすい文章で、もうラストに突入??

読みやすく、面白く、すらすら読んでいましたが、途中から、「むらさきのスカートの女」を観ていた「わたし」の存在が、だんだん怪しくなってくるのです。

 

最後に「むらさきのスカートの女」はある事件を起こすのですが、陰からずっとストーカーのように見ていた「わたし」が、初めて「むらさきのスカートの女」に直接絡むことになった、その対応が、ちょっと理解できないもので、「???」のままエンディングを迎えるのです。

 

えーー。そうなの??

 

本当にそんな感じの終わり方。

  

読んだ人によって感じ方は随分違うだろうなあ、と思います。

また、読者に宿題を多く与えられたような、そんな作品でした。

 

全158ページと、ボリューム的にも非常に読みやすいので、是非読んでみてください!

 

この作者の他の作品も読みたくなりました!

気になってしょうがないです!

 

では、また!!