<入門編としては、おすすめ>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
新しい事、楽しい事は、何でも試して、失敗して、楽しんで。
今日は、この本。
内容<amazonより>
そこには独自の思想哲学をもった哲学者たちが少女化した『てつがくフレンズ』たちが 古今東西から集まっていた。
ソクラテス、プラトン、アリストテレスそしてニーチェ……
『てつがくフレンズ』たちが繰り広げる漫画を楽しく読み進めるうちに 哲学者たちの思想の本質が分かってしまうかもしれない哲学コミック!
『史上最強の哲学入門』の著者・飲茶氏が漫画原作として総指揮ッ!
漫画です。そしてかわるがわる登場する哲学者は、全員萌えキャラです。
萌えキャラに慣れてない私にとっては、困りものです(笑)。
表紙画像を見ると、確かにみんな違うんですが、なんせ登場人物が多いだけに、すぐ誰が誰かわからなくなります。
いちおう、主人公はソクラテスとプラトン(の美少女キャラ)で、彼女たちが古代の有名な哲学者(の美少女キャラ)たちに絡んで、問答をしていくという構成です。
その問答は4コマ漫画のように表現されていますが、けっこう本格的なもので、なかなか勉強になります。
私のような哲学を勉強したことのないような人間にも、理解しやすくなっているところは、さすが飲茶さんだなと感心します。
印象に残ったところはいくつかあるのですが、敵の攻撃に倒れたソクラテス(の美少女キャラ)がクローン技術で生き返るシーンですね。
クローンでよみがえったソクラテスは、他人から見ると前までの通りのソクラテスなんですが、それは以前の「ソクラテス」と同じ人物なのでしょうか?
じゃあ、当のソクラテス自身は、クローンのソクラテスはもとの自分なのでしょうか?
では仮に、元の自分も生きていて、クローンがもう一人生まれたら、それは、「自分」なのでしょうか。
そんなことはないですよね。だってそのクローンと、元の自分が同時進行で「自分」であることなんて想像できないですからね。
だとするとやっぱり、双子のように、「自分」と「自分じゃない方」に分かれてしまう。クローンは「別人格」ということになってしまいます。
では、脳の半分を失って、再生技術で再生できた場合は?もしくは脳のほとんどすべてを再生した場合は?
考えれば考えるほど、「自分」っていうのが何なのか、っていうのはおもしろいテーマですね!
ついこの間、哲学カフェでやった「自分って何?」を思い出します。
この漫画、次から次へと話が替わっていくので、いつもの漫画を読む感覚でサクサク読んでいくと、読み終わった頃には何が書いてあったか、ほとんど忘れていたなんてことになりました。
個人的に萌えキャラは合わなかったということか、、。
まぁ、何でも、読んでは忘れ、忘れては読み、の繰り返しかもしれませんね。
個人的には、もっとシンプルにまとめられている、同じ飲茶さんの著書「史上最強の哲学入門」がやっぱりオススメかなあと思ったりもします。
こちらも興味があれば是非読んでみてください!
では、また!